弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

「remastersys」で作る「俺Linux」

久しぶりのLinux(Ubuntu)ネタですね。この記事はもっとずっと前に書いていたのだけれど、載せるタイミングを逃していたのでお蔵入り化していたもの(笑)。最近、仕事仲間の氷翠さんが自分専用Linuxのバックアップを取る方法を探していたので紹介した「remastersys」がうまくインストールできないということだったので、自分専用OS「俺Linux」が作れる「remastersys」の覚え書きをアップしておきます。

「Remastersys」は、自分が使っているLinuxの設定そのままにバックアップを取ったり、「俺Linux」を配布するためにインストーラーを含めたLiveCDを作ったりできるアプリケーションです。初心者にも優しい?GUI版と、慣れている人や簡単にバックアップがとれるCUI版の両方が一度にインストールされるので、使いたいほうを使えばよいと思います。

ただ残念なことに「remastersys」のインストールは「Ubuntuソフトウェアセンター」から簡単に…というわけにはいきません。そこが面倒なところではありますね。以下にその方法を記しておきます。

「remastersys」のインストール前に、リポジトリを追加せねばなりません。リポジトリは「/etc/apt/sources.list」を編集して追加します。端末で

sudo gedit /etc/apt/sources.list
※パスワードを入力

すると「gedit」が起動しファイル「sources.list」が開きます。その最下行に

# Remastersys
deb http://www.geekconnection.org/remastersys/repository karmic/

を追加して保存すれば準備OK。端末に戻って「remastersys」をインストールします。

sudo apt-get update
sudo apt-get install remastersys

以上でインストールは完了です。

CUI版でシステムのバックアップをとる場合は、端末で

sudo remastersys backup

と入力するだけ。
配布用のLiveCDを作る場合は、同じく端末で

sudo su
※パスワード入力
remastersys dist

と入力するだけです。

CUI版でバリバリ使いたい方はremastersysの設定ファイル「/etc/remastersys.conf」を編集すると、LiveCDの名前を変えたり、ユーザ名の変更、LiveCDから除外するファイルの指定などができます。こういった設定に自身がない場合は、GUI版を使えば簡単に設定の変更が可能になります。

20111026-100555.jpgそんremastersysのGUI版は「システム管理 > Remastersys Backup」で起動します。

20111026-100739.jpg使い方はGUI版なので見たら分かるかと思います。

余談ですが、remastersysの公式サイトをgoogle翻訳で日本語にした際、「sudo」が「須藤は」と訳されていて爆笑しました。


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