甘酒…
最近、良く甘酒を飲んでおります。風邪気味で体調が良くないですし、何より毎日寒いですからね。昨日、今日あたりは昼間の最高気温がそれなりに高かったですけれども、朝晩は本当に寒いですよね。もうストーブが必須の毎日です。そんな今日は心も身体も温まる甘酒のお話。
甘酒は2種類の製法があるって知ってましたか?
ひとつはポピュラーな簡易製法によるもの。これは酒粕を使って作るもので、甘酒と言えば今はこちらを思い浮かべる方も多いのではないでしょうかね。
酒粕は言わずもがな、日本酒を造る時の絞りかすです。余り物とは呼べぬほど栄養価も高く、使い道もありますよね。その利用法のひとつが甘酒の製造、というわけです。酒粕を水で溶いて沸騰させ、砂糖、塩、ショウガなどで味を調えて完成です。
酒粕ゆえに若干のアルコールを含むため、飲み過ぎは注意ですね。我が家の甘酒は濃厚なので、車の運転をする前に飲むことは禁止されております(笑)。そのため、この前は家に帰って飲もうと思ったら、すでに飲まれた後だったという…そんなこともありました(泣)。その後、酒粕を買いに行きすぐに作ってもらいましたけれども(笑)。
もうひとつの製法は麹を使って作る本格的な甘酒。粥に麹を加え50〜60度でひと晩保温して作るもの。ひと晩でできるため「一夜酒」とも呼ばれ、古来から飲まれていたのはこちらの甘酒と言われております。麹によってデンプンが糖に分解されるので甘みが出ます。これは日本酒を作る前段階の行程でもあり、ここに酵母を加えて糖をアルコールに変えれば「どぶろく」となり、絞れば酒粕ができる…そんな感じです(笑)。