弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

エゾスジグロシロチョウ…

チョウ

チョウ

 白いチョウを見ると「モンシロチョウ」と思ってしまいませんか? ですが、実はけっこう違うかも…なんですよー。モンシロチョウが春に姿を見せるのに対し、初夏から姿を見せるのは「エゾスジグロシロチョウ」または近縁の「スジグロシロチョウ」なのです。

 写真のチョウは、先月中頃に撮影したものです。古くてスミマセン。今日は古典「とはずがたり」の超現代語訳のため原文の入力作業を行っていたので、日記に書くほどのネタがなかったものですから(笑)。

 「エゾスジグロシロチョウ」も「スジグロシロチョウ」も、羽根を支える骨組みと言える「翅脈」の部分が黒っぽく筋(スジ)のようになっているのが特徴です。だから「筋黒白蝶」なのですね。「エゾ(蝦夷)」が付くからといって北海道限定のチョウではなく、広く全国に生息しています。「エゾスジグロシロチョウ」なのか「スジグロシロチョウ」なのか…という点については、種の区別は大変難しいのだそうです。

 この写真は、自宅近くの木で大量に羽化していたのを見て撮ったものです。この個体は他のチョウより早く羽化したのか、少し離れた場所で飛べるようになるのを待っていたようです。そうそう、この蝶の鱗粉(端的に言うと羽根の粉)はレモン系の芳香剤のような爽やかな香りがするんですよ。余談ですけれど(笑)。


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