HSP3.2β版…
仕事仲間の氷翠さんから教えてもらったのですが、手軽で強力なプログラム言語「HSP(Hot Soup Processor)」の次期バージョン3.2のβ2が今年4月にリリースされていたようですね。
次期バージョンについては私も気になっておりましたので何度か公式サイトを除いていたはずなのですが…気づきませんでした(苦笑)。さして見つけにくい場所でアナウンスされていたわけでもないのに…。私は一体、何を見ていたのでしょうね?
HSP3.2β版では、現行の3.1との互換性を保ちつつも、さらに便利で強力な機能が追加されているようです。
これまではサードパーティー製の外部プラグインを用いて実現されていたボタンの外観変更(画像を用いたカスタムボタン)が標準でできるようになったほか、オブジェクトの表示設定や細かい動作も標準命令で可能になるようですね。
また、グラデーション描画も標準できるようです。さらに3D描画機能を有するプラグインHGIMG3が最新版になっているそうです。私の場合、仕事で使うアプリケーションをHSPで開発している関係上、こうした機能は使わないと思うのですが、何となくスゴイのだろうな…ということは分かります(笑)。
ヘルプシステムも見た目が刷新されていますね。ヘルプファイルの形式は従来通り拡張子がHSのWikiライクな記述のものですので、過去のHSファイルと互換性があるようです。
HSP3.X用の機能拡張ライブラリとして、さくら さんが制作した「stdlib(HSP Ver3.0 API module & macro Library)」 Ver1.1 用のHSファイルを、私が許可を得て書いたのですが、これもそのまま使えるのでありがたいです。
そして、HSP3.2β版で私が一番気になっているのが、文字処理命令の充実です。HSP3.2β版のアナウンスによりますと…
「文字列から区切り文字を使って分割された要素を取得するためのsplit命令、文字列に含まれる不要な空白や、前後に付加されている記号を手軽に取るためのstrtrim関数などにより、処理の負担が軽減されます」
とあります。ますます発展していくHSPに期待ですね。