晩酌…野付牛とギョウジャニンニク
自宅に戻った後は、晩酌を…。本日の肴は北見が誇る「野付牛」。写真は春の山菜の王様的存在、ギョウジャニンニクです。今宵の晩酌で食べたのですが、今回は購入した物です。写真は数年前に津別町の山林で撮影したものです。「野付牛」はホルスタイン種ながらこだわりの飼育・肥育で黒毛和牛に匹敵するおいしさを追及したというブランド牛です。温度・衛生管理の行き届いたカラマツの牛舎、牛の飲み水は温泉水というこだわりがあって、牛肉があまり好きではない私もおいしく食べられます。
とは言っても、今日食べましたのは「野付牛」のホルモンです。厚みがあるのに柔らかく、特にコラーゲン質がたっぷりと付いていて美味でした。付け合わせは近くの無人野菜直売所で購入したギョウジャニンニク。さっと炒めたものとおひたしでした。
それにしてもギョウジャニンニクは、茹でるよりも電子レンジで調理したほうが、歯応えも色合いも損ねずに仕上がりますので、よりおいしく食べられますね。無論、匂いが気になる方にはオススメできないのですが…。
ギョウジャニンニクは成長が遅いため、群生地を見つけたからといって乱獲してしまうと次年度は極端に数を減らしてしまいます。また、栽培物は収穫できるようになるまで何年もかかりコスト高になってしまうそうです。
そうした状況を打開すべく、ギョウジャニンニクとニラを掛け合わせた新品種「行者菜(ぎょうじゃな)」が誕生。ニラと同様に1年で収穫でき、収穫期間も長いなど商品価値の高さが注目されており、2008年から山形県で販売され、供給が追いつかないほどの需要があったようです。機会があれば食べてみたいものです。