弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

食の安全に思うこと…

放射性物質検査を行っていない稲わらを与えられた宮城県産の牛肉が、私の住む街でも出回っていたという伝書鳩の記事を読みました。先日の話です。記事の内容が事実ならば、その牛肉を提供していたのは飲食店1店舗。6月24~29日に計15kgが提供され在庫はないということ。どのような状態で提供されたのかは謎ですが、仮に150gのステーキとしてすべて提供されたと仮定すれば、6日間で100人がその肉を食べた、ということになります。

放射性物質検査を行っていない稲わらが問題なのか、それとも宮城県産の牛肉は検査して出荷されているのか…そこのところはさておき、東日本大震災に端を発し未曾有の放射能事故が起き、少しずつ明らかになっていく被害状況と未だ証されていないだろう事実が気になります。

私も妻も食べるものには気を配っていますし、とりわけ子ども達が口にするものには細心の注意を払っているつもりですが、実際のところ学校給食などはどうなのだろう?と時々不安になることがあります。被災地の食材を積極的に使う被災地の学校もあれば、県ぐるみで被災地の食材は使わないと宣言したところもあります。その判断の違いと、それがいずれもたらすかもしれない深刻な影響の有無…とても気になります。

記事に戻って…。件(くだん)の牛肉を提供したお店の情報は、風評被害を考慮し公表しないらしいです。これは道の方針なのだとか。6月24~29日に市内のいずれかの飲食店で牛肉を食べた人で、不安に思う人は、健康相談窓口を開設したのでそこに電話すればいい…というお役所仕事。そのお店が曰く付きの牛肉を承知で安く仕入れ提供していたならばこれは店名を明らかにすべきです。また、知らずに仕入れたお肉であったにせよ、保健所は問い合わせをした人に店名を明らかにして不安解消に努める必要があると思うのですが…どうなのでしょうか。


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