妹とパソコン…
MacBookに関連して、妹とパソコンにまつわる思い出話について書いてみようと思います。
妹は、高校生の頃にパソコンを使い始めました。その頃、私はすでに仕事をしておりましたけれどもGUIのないパソコンしか使ったことがなく、黒い背景に英文のCUI(キャラクター・ユーザー・インターフェイス)しか知らなかった私は、WindowsのGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェイス)を見て不思議に思うとともに「パソコンもずいぶんと敷居が低くなったのだなぁ」などと思ったものです。その時、妹が持っていたのはWindows95搭載の富士通製のDeskPowerでしたが、その後「ほとんど使わなくなったから…」と私にくれたんです。
当時、私はシャープ製の「書院」というワープロを使って仕事をしておりました。妹にもらったパソコンに入っていたワープロソフト「一太郎」を使ってみて、文章を書きたいのにパソコンは起動に時間がかかるし、さらにワープロソフトを起動させなくちゃいけないし、文章を書く前に色々設定しなくちゃならないし、あまつさえ印刷のためにプリンターの電源までいれなくちゃならない…なんて面倒くさいのだろう…そんなふうに思った覚えがあります(笑)。パソコンは結局のところ器用貧乏で、色々できるがどれも専用のものには叶わぬのだな…と勝手に思い込み、しばらく放置してありました。まぁ、その後、パソコンが趣味の音楽製作に使えると知ってからは、DTMソフトやら音源やらを購入しのめり込んだのですけれども(笑)。
そんなこともあって、私が成人してからパソコンに触れるきっかけをくれたのは妹。あの時パソコンをもらわなければ、社内がパソコンを導入する時に他の多くの人と同じくあまりの変革ぶりにとまどったことでしょう。
で、もう何年も前になりますが、妹から「パソコンを買いたいんだけど…どんなのがいいの?」という相談を受けた時、「あの時の恩返し」ではないのだけれど、使わなくなった初代iMac(G3プロセッサ、266MHzのタンジェリン)をあげました。そしてそのiMacが煙を出して壊れてしまったので(笑)、次にiMac (G4、800MHz、17-inch Flat Panel)を使ってもらうことにしました。これはかつて私が使い、その後、妻が使っていたモデル。それを今の今まで妹は使っております。
妹は私の妻と大変仲が良く、amebaが提供しているFlashゲームをチャットしながら一緒に楽しんでいるのですが、さすがにFlashゲームをやるにはスペック的に厳しいようで、釣りゲームの動きがカクカクしたり、スロットマシーンがスローモーション的な動作をしているみたいです(笑)。
ちなみに我が家で子ども達が使っているiMac (17-inch 1GHz)は、2003年1月にリリースされたもの。妹が使っているiMacとは姿は同じでも、中身はロジックボードから違うモデルです。こちらもスペック的には厳しいものがありますが、メモリを2GBに増設しているので今のところ長男や次男にとっては何の問題もないようです。