弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

台風12号と災害に思う…

 先週末は台風12号の影響なのか激しい雨と強風で驚きましたけれども、私が住む道東では大きな被害はなかった模様です。ただ昨日、車で川の近くを通りかかった時に、茶色い濁流がごうごうと流れているのを見て驚きました。一転して今日は朝は晴れており午後からは雨の予報だったので「せめて今のうちに自転車で出掛けようか…」とも思いましたが、道路が濡れているようだったので諦めました。まぁ、結局の常呂午前中のうちから雨が降ったり止んだりと不安定な天候ではあったものの、思ったより雨も風も激しくなかったのは良かったです。

ですがこの台風12号における全国の被害をみますと、そうも言ってられませんよね。三重県や奈良県、和歌山県のあたりでは豪雨によって水没した地域があったり道路が分断されて行方不明になった方が多数出ており、近隣の警察の応援や陸上自衛隊の派遣を得て、行方不明者の捜索活動が進められているようです。予期せぬ災害によって命を落とされた方のご冥福をお祈りするとともに、行方不明になった方の早期の発見を願うばかりです。また、大風13号も来ておりますから、まだまだ国内は余談を許さぬ状況と言えるでしょうね。

それにしても。今年は3月11日に東北を襲った大震災に甚大なる津波被害が出ました。また福島第一原子力発電所での放射能事故、そしてこの大風による被害と、厄災に見舞われていると思います。今年も残すところ4ヵ月を切っているのですけれども、この後は平穏無事の毎日が続けば良いと思う反面、今年はこれだけのことがあったんだ、まだ何かあるのではないかと懸念する気持ちもあったりします。

そう言えば…毎年年末に今年を象徴する漢字が発表されますけれども、今年はどうなるでしょうかね。やはり端的にいけば「災」になるのでしょうかね。ただ、あまりよろしい字ではないので、多大な生命が絶たれたことを象徴させる意味で「命」となるだろうか、または復興を目指す被災地の希望と支援の輪を象徴して「輪」とするのか…。いずれにせよ、私たち日本人は直接的な表現を嫌う傾向がありますから、さすがに「災」はないと思うのですが…。もし「災」が採用されたのだとしたら、日本人の考え方そのものがシフトしてきている現れになるのではないか…そんなことを考えております。


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