豚しゃぶ長いも丼…

豚しゃぶ長いも丼

「大空豚しゃぶ長いも丼」とは…

　大空町のご当地メニュー「大空豚しゃぶ長いも丼」は、市町村合併により旧女満別町と旧東藻琴村が一つになって誕生した大空町が、町のＰＲのために開発したものです。女満別地域の豚肉と東藻琴地域の長いも組み合わせることで誕生したことから「大空豚しやぶ長いも丼」のネーミングになったようです。

　提供する丼のタレは各店オリジナル！８店８様の味わいで、食べ比べも楽しめます。大空町発の新ご当地メニューをぜひ味わってみてください。（観光情報誌：北海道じゃらんでも紹介されました！）ほかの地域のご当地メニューの例に漏れず、いくつかのルールがあるそうです。例えば…

・大空町産の豚肉、長いもを使う
・道産米（ブレンドOK）を使う
・自家製オリジナルたれで味付け
・付け合わせに、しじみ汁・わかさぎの佃煮
・地元産の季節の野菜を必ず入れる
などです。

　「大空豚しゃぶ長いも丼」は、大空町内（女満別、東藻琴）の全８店舗で食べられるのですが、オホーツク塩焼きそばのように基本の味付けが決まっているのではないため、味付けは各店でかなり違うのだそうです。

　今回私が食べましたのは…生姜醤油にゴマだれ入りのオリジナルソースで味付けられた「大空豚しゃぶ長いも丼」でした。ゴマだれが苦手な私ですが、おいしく食べられました。

　また、しじみとわかさぎは、大空町と網走市にまたがって存在する網走湖の名産です。地元産の季節の野菜は…この季節ですからね…よく分かりませんがご飯の上にモヤシとほうれん草らしきものが乗っておりました。もっと注意深く観察すれば良かったのですが…如何せん、お腹がすいておりましたので（笑）。

ご当地メニュー考察

　網走管内（オホーツク）地方のご当地メニューと言えば…北見市の「オホーツク北見塩焼きそば」、網走市の「オホーツク網走ザンギ丼」、紋別市の「オホーツク紋別ホワイトカレー」が知られておりますね。大空町の「大空豚しゃぶ長いも丼」は、これら３市のご当地メニューとはネーミングからして少し違いが見受けられます。

　まず３市のご当地メニューはいずれも「オホーツク」という名称が使われているという点。そして、「塩焼きそば」「ザンギ丼」「ホワイトカレー」とメニューの名を端的に表しているのが特徴ですね。ご当地メニューですので特産物が使われているのは当然至極。ですので、北見の「オホーツク北見塩焼きそば」ではホタテや玉ねぎを使い、網走市の「オホーツク網走ザンギ丼」では魚介を使用している…ということは、敢えて語らずとも名乗らずとも良いという判断なのでしょう。まぁ…紋別市の「オホーツク紋別ホワイトカレー」だけはそこはかとなく微妙な感が致しますが（笑）。

　これに対して大空町のご当地メニュー「大空豚しゃぶ長いも丼」は、オホーツクの名を冠さない点、「豚しゃぶ長いも」という素材を全面に押し出しているのが特徴ですね。まぁこれはひと言で表すことのできるメニューではないこと、新しく誕生した町の名称をアピールしたかったこと、何より名前が長くてどうしようもなくなってしまうのを避けるために「オホーツク」を付けなかったのではと推察できるわけですが…真相はどうなのでしょうね？

リンク

大空町のご当地メニュー「大空豚しゃぶ長いも丼」は、大空町のサイトで紹介されております。こちらのページでは「大空豚しゃぶ長いも丼」の取り扱い８店舗の紹介もありますよ。