弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

「ガンダムF91」観る

 今日は「機動戦士ガンダムF91」を観ました。私の友人GM君が勧めてくれたアニメ映画です。F91と言えば…子どもの頃、スーパーファミコン用のF91のゲームを持っていたことを覚えています。ゲームはあまり面白くなかったのですが…でも、当時映画を観たわけでもないのに、どうしてF91のゲームを持ってたんだろう…そこが思い出せないんですよね(笑)。

 「機動戦士ガンダムF91」を観終わった後、初めて気が付いたのですが、91年に劇場公開されたガンダムの映画だから「F91」なのでしょうか? ガンダム1stの世界観、宇宙世紀の流れを汲む最後のガンダムということで、宇宙世紀0123年の設定。GM君によるとMS(モビルスーツ)は小型化しているそうですね。機体の運用とか、コスト面とか、大人の事情とかで(笑)。

 感想は…全体的にはとても面白かったのですが…映画ということで時間が足りなかったのか…今ひとつ描き切れていない印象があります。これまでのガンダムを知っていても、F91に関する事前の知識を全く持たないで観た限りでは「よく分からない」印象。何もかもが唐突な印象があったのは残念です。

 例えば…アンナマリーが地球連邦に裏切ることも、ヒロインのセシリーがベラ・ロナとして生きることを決めるのも、一転して地球連邦に投稿した後に共闘することも、これまで自分のことしか考えず研究が面白いからという理由で夫や子どものもとを離れたシ-ブックの母親が、一転して人の痛みや悲しみを知ることも。平和なコロニーへの突然の襲撃も、やはり唐突な印象です。

 少ない時間で色々詰め込むあまり、すべてがコマ送りのような感じになってしまったのでしょうかね。シーブックが搭乗するF91も何がすごいのかよく分からないうちに物語が終わりますし、民間人のシーブックがいきなりニュータイプとして達観、MSパイロットとして急激に成長する変わりようもビックリです。富野由悠季による小説「機動戦士ガンダムF91 クロスボーン・バンガード」を読めば、映画に至る経緯から書かれていて世界観が分かるようになっているそうですが…。


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