弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

室内自転車競技が凄いです

室内自転車競技…その世界大会がつい先日、日本で開かれました。「第75回世界室内自転車競技選手権鹿児島大会」がそう。日程は11月4日(金)から6日(日)の3日間で、会場は鹿児島アリーナでした。主催は国際自転車競技連合。室内で自転車、しかも競技とは…想像できますか? 室内で自転車レース?BMXの乗りこなしなどテクニックを競う何か? おそらくそんな想像をすることと思います。ですがその実態は、想像のはるか右斜め上をいくものでした。今日はその室内自転車競技のお話。

端的に言えば…室内自転車競技は、自転車に乗りながらボールを追いかけゴールを目指す「サイクルサッカー」と、自転車に乗りながら美しく舞い踊る「サイクルフィギュア」の2種目です。

「サイクルサッカー」は、ブレーキがなくギアが固定のためバックもできるビストタイプの自転車に乗り、2人1組のチームで対戦する屋内競技。360度回転するハンドルを駆使して相手のゴールに鋭いシュートを放つのです。

試合は7分ハーフの計14分。自転車競技であることを考慮しコート(長さ14m、幅11m)の周囲はフェンスで囲まれていて、余り弾まないボールを使います。ですがルールはサッカーとほぼ同じです。

ただし、バランス感覚が極限まで問われるところがサッカーと異なる部分です。なぜならば足をペダルから離してプレーすると反則になります。手もハンドルから離してはいけないのですが、自陣のペナルティーエリア内に入っている時はキーパーとなって手が使えるのだそうです。

「サイクルフィギュア」は、バランス、集中力などが問われる難関名技を美しく披露するフィギュアスケートによく似た競技で、「サイクルサッカー」のコートを使って5分間の演技をします。

男子シングル、女子シングル、女子ペア、男子ペアまたは男女ペア、チーム(4人または6人制)という部門に分かれていて、「サイクルフィギュア」専用の自転車を使います。この自転車はバックできるだけでなく、特殊なハンドル形状をしていて、競技者がハンドルに乗って技が披露できるようになっています。

「サイクルフィギュア」の技は、それぞれ難易度に合わせた点数が設定されています。技はターン、ジャンプ、倒立走行、スピンなど様々。5分間の間に30種目の技を選び、音楽に合わせて技を披露するのです。

特に面白そうなのはペア競技。5分の演技のうち前半は2人がそれぞれ自転車に乗り2台で演技し、その時はシンクロ率も採点の対象になります。驚くのは後半で、なんと2人乗りの自転車で演技するのです。これは興味深いですよね。

Youtubeに投稿されていた大会の動画はこちらです。雰囲気は伝わるのではないかと思います。


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