今回は清音であること、キューブ型の小型PCが欲しいこと、Atom搭載ではなく最低でもCore 2 Duoにしたいことなどを告げ、見積もりを出してもらったのが66000円のPC。この価格でフルセットです。小型のキューブ型ケース(電源300W)、Aopenのマザーボード、Core 2 Duo 2.9GHz、メモリ4G、HD500G、光学ドライブ、21.5インチの液晶モニター、キーボード&マウスの一式の価格です。ビックリするほど安いですね。これならば家にあるiMac(Mid2007)より早いのは確実です。メモリはこれ以上増設できないのですが、HDならあと1台はいけそうとのこと。これでUbuntuを動かしたら…。などと夢は広がり、このまま買ってしまおうかと思ったその時、「すみません、メモリだけ在庫がないんですよね」と店員さん。倉庫にもなければメーカー取り寄せなので入荷は年明けになってしまうそうなんです。
とりあえず話は保留にして家に帰る途中、大型電機店に行ってメモリの価格を調べたのですが…同タイプSO-DDR2(800)2Gのメモリが、メーカー品は1枚12000円くらいするんです。自作パソコンのお店で提示された額は2枚で8000円。もう一店、中古パソコンやパーツを扱っているお店に聞いてみたところ1枚6800円とのこと。うーん、ちょっと高くても別なお店でメモリを買ってパソコンを組むか。それとも新しいiMacを買ってしまうか、MacMiniを購入して液晶モニタを別に買うか、Mac Book Airを買うか、来年2月に噂されているiMacのマイナーチェンジまたはMac Book Proのモデルチェンジを待つか…。悩みはつきません。
こうしたフォントはMac OS Xのヒラギノ書体にも見られるものです。文字が詰まったテキストエディタなどでは間延びした印象を与える可能性はありますが、その行間によって可読性がさらに高まっていると同時に、目に優しいレイアウトの一助にもなっております。実際にヒラギノ書体などを用いたレイアウトは得てして美しく組まれていることからもそれが分かります。
「Lubuntu 10.04」のアプリケーションをひと通り見て、私が気になったアプリケーションはこちらです。メニューのシステムツール内にある「System Profiler and Benchmark」。個人的にはこれが秀逸だと思いました。マシンの状況が整然と示され、分かりやすいというのもあるのですが、名前が示す通り、ベンチマーク機能があるんです。せっかくなので私も試してみました。ただし、ベンチマークアプリなど昔Windowsマシンを自作した時に使ったくらいで、よく分かりませんので結果だけ示すことにします。いい加減なレビューですみません(笑)。
あれ…昔はHDの書き込みや読み出しの速度も測ったりした記憶があるのですが、今回のベンチマークはCPU関連のみのようですね。測定したのは、ネットブック「hp mini 1000 VIVIENNE TAM Edition」のIntel Atom CPU N270 1.60GHz、そして子ども達が使う古いマシン(実はLubuntu 10.04を入れてみました)の Pentium III 864MHzです。
まずは「CPU Blowfish」の結果。Intel Atom CPU N270 1.60GHzで16.01、Pentium III 864MHzでは40.72でした。これがどのくらいのものかよく分かりませんが、参考として並んでいたのはIntel Celeron 1.5GHzの数値が26.19、PowerPC 740/750 280MHz(古っ!)の数値が172.82であることを考えますと、数値が少ないほうが良い結果ということらしいですね(笑)。
続いての「CPU CryptoHash」はIntel Atom CPU N270 1.60GHzで57.56。Pentium III 864MHzでは127.82でした。この項目は他の比較対象が表示されていないのでよく分かりませんが、Atomの結果から判断すると数値が少ないほうが良い結果のようですね。まぁ良い結果と言っても所詮はAtomなので知れてはいますが、私は好きですよ、Atom。ITブームでパソコンを買ったけどよく分からなくてただの箱になった…という人も、一昨年のネットブック旋風によって「もう一度パソコンに触れてみようかな」…という気にさせたかもしれないCPUだと思うんです。安価なデスクトップ機もAtomが搭載されていることがありますね。省電力でそこそこの性能を持つCPUとして、歴史に名を残すのではないかと、私は思ったりするわけです。
さ、話を戻して…「CPU Fibonacci」の値はIntel Atom CPU N270 1.60GHzで8.34。Pentium III 864MHzでは11.88。おっ、Atomの数値はIntel Celeron 1.5Ghzの8.14に僅かな差で負けておりますね。そしてPowerPC 740/750 280MHzの数値が58.08でした。
お次は「CPU N-Queens」。N-Queensってなんでしょうかね。B.B.QUEENSじゃないことは確かですね(笑)。Intel Atom CPU N270 1.60GHzでは19.26でした。Pentium III 864MHzでは27.23でした。比較対象はなしでした。
次の「FPU FFT」はIntel Atom CPU N270 1.60GHzが17.70。Pentium III 864MHzでは69.02でした。こちらも比較対象はなし。
最後は「FPU Raytracing」ではIntel Atom CPU N270 1.60GHzが40.88、Pentium III 864MHzでは55.12でした。Intel Celeron 1.5Ghzの42.96、PowerPC 740/750 280MHzの数値が161.31なので、これも数が少ない方が良い結果のようです。