弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

» 2010-12-24の日記

予備のOS選定…

 ネットブック「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」に入れたOSが不調の際に使う予備のOSを準備しておこうと思いました。今までは4GBのSDカードに「Kubuntu 10.04」を入れておいたのですが、最近は軽量のデスクトップマネージャーを使った環境を試しているところでもあるので、そのSDカードに「Kbuntu」よりずっと軽い「Lbunutu」を入れたんです。その記録です。

 前にも似たような記事を書きましたね(笑)。「Lbuntu」のバージョンは長期サポートがされている10.04です。ダウンロードしたISOをLiveCDとしてUnetbootinでUSBメモリに焼き起動。インストール自体は相変わらず簡単。インストール開始直前のウィンドウで「拡張ボタン」を押し、GRUBのインストール先をHDのMBRではなく「Lubuntu」インストール先のMBRにしなければならないことに注意するだけです。

 インストール後、SDカードから起動。以前の「Kbuntu」は本当に重くて「もっさり感」がありましたが、「Lubuntu」は使える感じがしますね。余り新しくないカードでCLASS4のものなのですが、それでもかなり快適に使えそうなことに驚きました。

 ただし、インストーラーは日本語化されていたのにもかかわらず、起動後はメニューの一部が英語になっているほか、日本語環境のインストールが不十分のため、日本語入力環境も入っていない状況です。

 メニューの「設定>Language Support」で言語とテキストを起動、言語が不十分ですのダイアログから追加のインストールを行うと日本語入力環境が導入されます。再起動なしで使う場合はメニューの「設定>IBus Preferences」を起動。「IBusデーモンを起動しますか?」に答えると表示されます。最初に入っているのはAnthyですが、実際に使えるようになるのは再ログイン後です。ですが、日本語入力ができるようになっていることを示すバーが表示されません。完全に動作するのは再起動後になります。

 「Ubuntu 10.10」であれば「Synaptic パッケージ・マネージャー」から「Mozc」を入れることができるのですが、「10.04」では公式リポジトリに追加されていないので無理です。そこで、モデファイ版Mozcを公開されているサイト「憩いの場」から該当ファイル3つをダウンロードします。先にダウンロード&インストールするのは「mozc-server+dict_1.0.558.102-1+20101218~ppa1_i386.deb」と「mozc-utils-gui_1.0.558.102-1~ppa1_all.deb」にします。最後の1つ「ibus-mozc_1.0.558.102-1~ppa1_i386.deb」はMozc本体なのですが、これを先にインストールしようとすると「依存関係が満たされません」と表示されできないのです。ですので、上記の2つをインストールしてから最後にインストールせねばならないことに注意が必要です。

 インストールが終わればデストップのパネル上にあるIBusのアイコンを右クリックしてIBusを再起動します。その後、IBusの設定からMozcを追加します。「インプッドメソッド」タブの「インプッドメソッドの選択」を押して「日本語>Mozc」と選択し、右の追加ボタンを押します。Anthyは使わないなら削除してしまいましょう。私は経緯を評しつつパッケージごと削除しておきました。

 ここまでやってから気づいたこと。どうも無線LANの挙動がおかしいです。Ubuntuでは大丈夫だったのに不思議なことです。私の環境とLinuxに関する知識では、このままではネットブック上で使うのは難しいです。GUIが美しく洗練されていただけに残念です。では、気になっている別のディストリビューションを試すことにします。


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