弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

» 2010-12-21の日記

「Lubuntu 10.04」のレビューその2

 「Lubuntu 10.04」のアプリケーションをひと通り見て、私が気になったアプリケーションはこちらです。メニューのシステムツール内にある「System Profiler and Benchmark」。個人的にはこれが秀逸だと思いました。マシンの状況が整然と示され、分かりやすいというのもあるのですが、名前が示す通り、ベンチマーク機能があるんです。せっかくなので私も試してみました。ただし、ベンチマークアプリなど昔Windowsマシンを自作した時に使ったくらいで、よく分かりませんので結果だけ示すことにします。いい加減なレビューですみません(笑)。

 あれ…昔はHDの書き込みや読み出しの速度も測ったりした記憶があるのですが、今回のベンチマークはCPU関連のみのようですね。測定したのは、ネットブック「hp mini 1000 VIVIENNE TAM Edition」のIntel Atom CPU N270 1.60GHz、そして子ども達が使う古いマシン(実はLubuntu 10.04を入れてみました)の Pentium III 864MHzです。

 まずは「CPU Blowfish」の結果。Intel Atom CPU N270 1.60GHzで16.01、Pentium III 864MHzでは40.72でした。これがどのくらいのものかよく分かりませんが、参考として並んでいたのはIntel Celeron 1.5GHzの数値が26.19、PowerPC 740/750 280MHz(古っ!)の数値が172.82であることを考えますと、数値が少ないほうが良い結果ということらしいですね(笑)。

 続いての「CPU CryptoHash」はIntel Atom CPU N270 1.60GHzで57.56。Pentium III 864MHzでは127.82でした。この項目は他の比較対象が表示されていないのでよく分かりませんが、Atomの結果から判断すると数値が少ないほうが良い結果のようですね。まぁ良い結果と言っても所詮はAtomなので知れてはいますが、私は好きですよ、Atom。ITブームでパソコンを買ったけどよく分からなくてただの箱になった…という人も、一昨年のネットブック旋風によって「もう一度パソコンに触れてみようかな」…という気にさせたかもしれないCPUだと思うんです。安価なデスクトップ機もAtomが搭載されていることがありますね。省電力でそこそこの性能を持つCPUとして、歴史に名を残すのではないかと、私は思ったりするわけです。

 さ、話を戻して…「CPU Fibonacci」の値はIntel Atom CPU N270 1.60GHzで8.34。Pentium III 864MHzでは11.88。おっ、Atomの数値はIntel Celeron 1.5Ghzの8.14に僅かな差で負けておりますね。そしてPowerPC 740/750 280MHzの数値が58.08でした。

 お次は「CPU N-Queens」。N-Queensってなんでしょうかね。B.B.QUEENSじゃないことは確かですね(笑)。Intel Atom CPU N270 1.60GHzでは19.26でした。Pentium III 864MHzでは27.23でした。比較対象はなしでした。

 次の「FPU FFT」はIntel Atom CPU N270 1.60GHzが17.70。Pentium III 864MHzでは69.02でした。こちらも比較対象はなし。

 最後は「FPU Raytracing」ではIntel Atom CPU N270 1.60GHzが40.88、Pentium III 864MHzでは55.12でした。Intel Celeron 1.5Ghzの42.96、PowerPC 740/750 280MHzの数値が161.31なので、これも数が少ない方が良い結果のようです。

 以上、よく分からない結果に終わりましたー(笑)。


「Lubuntu 10.04」のレビューその1

 USBメモリにLinux「Ubuntu」の派生ディストリビューション「Lubuntu 10.04」をインストールし、ネットブック「hp mini 1000 VIVIENNE TAM Edition」で立ち上げてみました。実験の一環なのですが軽くレビューしてみたいと思います。

 ざっと使った感想は、アクセサリ、インターネット、オフィス、グラフィックス、サウンドビデオ、システムツールなど必要最低限のアプリは入っているみたいです。アプリケーションの管理が簡単にできる「Ubuntu ソフトウェアセンター」こそありませんが、その親玉とも言うべきパッケージ管理ツールの「Synapticパッケージマネージャー」がありますから、アプリケーションの管理は万全と言えましょう。

 中でも、シンプルなテキストエディタ「Leafpad」は軽快な動作をします。日記を書くなど文字入力には十分な性能だと思います。今までは「Gedit」を気に入って使っておりましたが、多機能であるがゆえにメモ帳としては軽快感に欠け、多機能でありながらも開発環境としては極めて物足りないアプリケーションでありました。今は文章を書くのは「Leafpad」、htmlやCSSを触ったりする場合は「Geany」で十分です。

 WordPressを使うようになってサイトの開発を辞めてからはPHPを触ることがほぼないので「Eclipse」や「aptana」を触ることもなくなってしまいました。ただ、JAVAには取り組むつもりでおりますので、そうなれば「Eclipse」か「Netbeans」あたりを使う必要が出てくると思いますけれども。


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