弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

» 2010-12-13の日記

古いPCには「Puppy Linux」だね

 古くなり使わなくなったパソコンを日曜日に処分してきましたが、意図的に家に残した古いパソコンが1台あります。昨年からずっと、日記に掲載するドリンク系の撮影台としてしか使っておりませんでしたWindows機です(爆)。これを子ども達がパソコンとして普通に使えるようにできないか…と思いまして、色々と試してみました。今日はその話です。

 手元に残したPCのスペックはPentium 3の862MHz、メモリ256MB、HD20G、CD-RW搭載のデスクトップマシンです。NEC製です。もともとはWindows Meマシンだったようですが、現在は一応Windows XP Professionalが入っております。今となっては低スペックですが、実際のところXPであれば使えないことはないんです。ですがセキュリティ関連のアプリを入れたら、もうまともには動きません。

 本当は「Ubuntu」を入れて動かすことができれば、多少なりとも慣れているだけに色々と都合がよいのですが、実はそうもいきません。以前このPCに、Ubuntuをベースにしたモバイル用途のOS「Jolicloud」のインストールを試みたことがあるのですが、動作が遅すぎてまるで使えなかったことがあります。ですので「Ubuntu」も同様いやそれ以上だということは容易に想像できます。なによりもこのPCが「Ubuntu」の動作に必要なスペックを満たしておりませんし(笑)。

 そこでどうするか…軽量なことで知られるLinuxディストリビューション「Puppy Linux」を使うことにします。「Puppy Linux」が動作する環境は、CPU:Pentium 166MMX、メモリ:128MB、CDROMが20倍速以上と実にシンプルだから大丈夫です。以前、ネットブック「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」で実験的に動作させてみたことがあります。その時はいい感じでしたし、必要にして十分なアプリケーションも最初から入っておりますし。ただ、デスクトップ上のアイコンがシングルクリックで動作することに違和感を感じましたね。ブラウザ内のボタン、リンクはシングルクリックなのに、慣れとは不思議なモノです。あっ、日本語入力環境はSCIMにAnthyの組み合わせです。

 で、いよいよ実際に眠っていたPCを再び甦らせるべく「Puppy Linux」を運用する時がきたのです(笑)。久々に立ち上げたWIndowsで「Puppy Linux」の公式サイト(http://openlab.ring.gr.jp/puppylinux/)から日本語版4.3.1JPをダウンロード。わずか119MBしかありません。これをUSBメモリで起動させるべく、アプリ「UnetBootin」を使ってUSBメモリに書き込みます。ところが…このPC、古すぎてUSBメモリでの起動ができませんでした(笑)。

 そこで、使わずに眠っていたCD-RWを見つけてきて、そこにOSを書き込みCDからブート。…ほう、ちゃんと動きますね。インストール先は…HDを真っさらにして入れることも考えたのですが、一応Windows環境も残すことに。「Puppy Linux」は他のOSと共存してインストールすることが簡単にできるので、Windowsのパーティションにそのまま入れました。この方法だとOSとデータが完全に分離しているのでバージョンアップも簡単に出来るらしいです。

 現在のところ、CDを入れなければWindows XPが立ち上がり、CDを入れて起動すると「Puppy Linux」が立ち上がるようになっております。次はGRUBを入れてCDなしでもデュアルブートができる環境を構築しようと思います。


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