弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

» 2010-12-02の日記

三男の3歳児健診

 三男の3歳児健診がありまして…付き添ってきました。長男の時に変な保育師に色々言われて妻が嫌な思いをしたと言うので、心配だったので同行することにしたのです。そのお話。

 幼稚園の面接の時にも書きましたが、三男は成長する上での心配事はまったくないのです。健康的にも我が家で唯一、猫アレルギーを持たないですし、小さく産まれたわりにはありがたいことに身長・体重も充分です。

 ですが、ちょっと人見知りをするところがあるのか、幼稚園の面接の時には自分の名前と年齢が言えませんでした(笑)。今回はどうかなーと思っておりましたら、何度も言う機会があったにもかかわらず、ちゃんと言えてたのでまずは安心しました。

 ただ、保健師の質問にはちゃんと答えておりましたのに、絵を描いたり積み木を積むのは恥ずかしかったのか最初はやらずにもじもじと照れておりました(家では照れたりしないのですが)。医師の診察の後で再度保健師に「積み木を積んでみてね」「絵を描いてみてね」と言われた時には、照れながらもやっておりました。

 三男は集団生活にまだ慣れていないところがあるので、兄弟とは遠慮無くやり取りできても、知らない子がいるところではまだ緊張してしまうようです。待合室で本棚の前に子どもが数人いると遠慮してなかなか行けなかったり、家では大丈夫な階段も、慣れていない場所のせいなのかゆっくりと降りるなど、慎重なところがあるようです。

 ですが元来は言葉もよく話すし明るい性格なので、来春から幼稚園に通い始めたならば、すぐに集団生活にも慣れてくれると思っています。


封書のこと…(下)

前回書きました「封書のこと…(上)」「封書のこと…(中)」の続きです。実は今回の内容こそが私が本当に書きたかったことなんです…と言ったら、これまでの長文に付き合わされた方は怒るかもしれないですね(笑)。それでは…私が最近受け取った、とある封書のお話です。

その封書は、外側こそ簡素な茶封筒ですが綺麗な文字で宛名が書かれておりました。さらさらと書いていながらにして十分に読みやすいその文字は、一見するだけで品のある女性が書いたと思われるものでした。残念なことにビル名の表記が間違っておりましたが、これはカタカナ文字に弱い年配の世代であるが故のものという推測を私にさせました。

また、その封書にはご丁寧にも左端に「写真在中」の添え書きが入っておりました。実は私が受け取っている封書のほとんどは写真入りのものなのですが、わざわざ「写真在中」の添え書きが入った封書を受け取ったのは初めてのことです。無論、添え書きなどなくともなんら問題はないところではありますが、それがあるのとないのとでは何となく封書の取り扱い方が変わってくるような気します。「写真在中」の添え書きが入っただけで、配達する方も受け取った私も、折れ曲がらないよう丁寧に扱わなくちゃ…という背筋の張ったような気持ちになるのではないかと思うのです。少なくとも、私はそう感じました。

さて、封書の中に入っていたのは写真と便せん2枚でした。便せんはシンプルながら花柄のモチーフが入った縦書きのものであり、女性らしい、季節の挨拶に使うと良さそうな便せんです。1枚目は簡単な挨拶に始まり本文、連絡先などが記してあり、年齢が書かれていたので70代の女性からの封書であることが分かりました。本文は文学的言葉で綴られておりまして、美しい日本語を使う方だなぁという印象を持ちました。そして2枚目は…白紙の便せんだったのです。

形式ばった手紙というものは2枚以上の便せんで出すべし…とされた昔の手紙のマナーを実践されているんですね。こうした手紙をいただく機会が余りないものですから、2枚目が白紙だったことに少し驚くとともに、マナーを実践しておられる方がいるのだなぁと、この方に対し自分が目下の存在でありながら関心してしまったのも事実です。

昔の手紙のマナーでは、手紙の文面が便せん1枚で終わってしまう場合には、2枚にするために白紙の便びんを付けていたのです。一方、弔事に関するものや督促状などの手紙の場合は便せん1枚で送るべしとされていました。

現代ではエコの観点からも白紙の便せんを付けることは少なくなっているはずですし、それで失礼を欠くということもないとは思いますが、実際に年配の方で白紙の便せんを付けている方がいることを思うと、年配の方や目上の方に手紙を書く場合は手紙のマナーを今一度思い起こして実践するのが良いのかもしれません。

いずれにしましても、ほんの些細なことかもしれませんが相手があってこそ送る手紙なのですから、マナーを守るということは、受け取る相手を思いやる気持ちを持つということなのだと考えさせられました。
<了>


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