弐条海月の とはずがたり

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» 2010年12月の日記

iMac G4でMac OS X 10.5 Leopardを快適に使うために…1

 iMac G4(FlatPanel)のOSをMac OS X 10.4 Tiger から Ubuntu 10.04 PPC版に、そしてMac OS X 10.5 Leopardを入れました。10.5.8までアップグレードしましたが、現状ではテキスト入力と簡単な画像加工くらいは快適にできますが、まだまだ満足できる環境とは言いがたい状況。それを解決するためにいくつか試してみましたよ。それについて書きます。

 iMac G4(FlatPanel)のスペックは、CPUが1GHz、メモリが768MB、HDは80GB、光学ドライブなしです。

 まず最初に試したことはインストール時のカスタマイズ。プリンタドライバは入れず、デフォルトの英語と日本語以外の言語環境は入れず、できるだけ余計なものを入れないようにしました。現状でiPhoto、GarageBand、iMovieなどが入っておりませんが、後でiLife’09を入れるつもりでおります。

 さて、インストール後のOSに私がしたことと言えば…少しでも軽いブラウザーをと思いましてCamino 2.0を選択。実際にSafari 4との比較を行いましたが、Youtubeの再生時に差が出ますね。Safari 4ではカクカクして厳しいのですが、Camino 2.0では何とか再生できるんですよね。

monolingual 次は「Monolingual」の導入・実行です。「Monolingual」は、Mac OS Xから不要な言語リソースを削除することができるフリーのアプリケーションです。HDDの容量圧迫を防げるだけでなくシステムにかかる負担を軽減できます。

 インストール時に通常使わない言語を入れないようにしていても、各アプリケーションは他言語化されているものがほとんどなので、必要としない言語リソースが含まれているものです。それらを削除するだけで、アプリケーション本体の要領も大きく減ることになります。例えば…とあるアプリケーションは50数MBだったのが不要な言語リソースを削除するだけで10MBを下回るほどに軽量化できました。そんな感じです(笑)。驚いたのは言語リソースの削除だけで1GB近くの圧縮になったこと。凄いですね。

それと他言語のインプッドメソッドの削除もできます。そして、アーキテクチャの削除。「Monolingual」によると、このiMacのアーキテクチャはPowerPC G4+とのこと。ですのでPowerPC G4+はもちろん、一応念のためPowerPC G4も残すことにし、Power Mac、同G3、G5やIntel、ほかのCPUに関するものは削除しました。

次回もさらに軽量化と利便性の追求を図りたいと思います。


iMac G4にMac OS X 10.5 Leopardを入れました

 iMac G4(FlatPanel)のOSをMac OS X 10.4 Tiger から Ubuntu 10.04 PPC版に変更し、苦労の末Flashが期待通り動作しないことを確認したのでOSをMacに戻すことにしたのですが…それが一筋縄ではいかず、難儀しました。その記録です。

 iMac G4(FlatPanel)のスペックを今一度書いておきます。CPUは1GHz、メモリは純正で256MBだったのを512MB増設して768MBにしてあります。HDは80GBです。光学ドライブは故障してしまったので取り外してあります。それがネックとなり、Ubuntuを入れる時にはものすごく苦労しました。

 このiMacはUSB2.0の機種ではなく、USBからの起動ができないためUSBメモリでのブート&インストールができないのです。加えて光学ドライブがないためiMacを解体し、その隣に開いたDOS/V機を置いてそのCDドライブを間借りした状態でUbuntuをインストールしたのでした。今回Macに戻すのにはDVDドライブが必要となるためDOS/V機は使えません。USB2.0のDVDドライブはあるのですが先ほど書いた通り起動できないので使えません。

 ではどうするか…FireWire接続のドライブならば起動できるので、40GBのHDを搭載した古いiPodにインストールDVDの中身をコピーして使う方法を試そうとしたのですが、iPodのHDが不調のためうまくいきません。仕方がないのでiMacのHDを2分割し、片方にインストールDVDの中身を展開しておきそこから起動。もう片方のパーティションにOSをインストールする方法を試すことにしました。

 OSはせっかく新規で入れるのだから…とMac OS X 10.5 Leopardを入れることに。ところがインストール中に「RAMが足りません…」との表記が出てインストールが中断してしまいました。最低限必要なメモリは搭載しているはずなのに…と思いつつも、仕方がないのでMac OS X 10.4 Tigerを入れようとしましたらアップグレード版だったことを思い出しました。10.3も然り。ならばと10.2を引っ張り出してきてインストール。OSは快適に動作しますが、古いOSであるが故にFlashの対応やブラウザの対応が悪く、やっぱりアップグレードしたいと考えておりました。

 とその時、何気にiMacのスペックを見返しておりましたところ、メモリが256MBしか認識していないことに気がつきました。512MBのメモリがなかったことになっております(笑)。すぐに電源を落として裏蓋を外し、メモリを取り付け直してみたことろ無事に復活。「ということは…10.5をインストールした時もメモリが認識されていなかったのではないか?」と思い、面倒ではありましたが再度HDに10.5のインストールDVDの中身を展開し起動させてみたところ、無事にインストールすることができました。

Mac OS X 10.5 Leopardのデスクトップ

 起動させた後10.5.8までアップデートさせました。何となく以前の10.4より動作がワンテンポ遅いように感じます。テキスト入力などではさほど感じませんが、ブラウザの動作、特にFlash関連では顕著です。Youtubeの再生もカクカクしており、アメーバの釣りゲームもスローモーションです(笑)。

 明日は現状でできる高速化を図ってみようと思います。


Ubuntu化したiMac(FlatPanel)の設定

 今日はどこにも出かけませんでした。未だMac Book Airを買うか、iMacを買うか、アップルストアでカスタマイズしたものを買うか、あるいは2月まで待つか…悩んでおりましたら、今日は新しい選択肢ができました。1月2日のアップルストア初売りまで待つか。とりあえず今日買うことは辞めましたが明日、突然思い立ってMacを買いに行くということがないとは言い切れませんけれども(笑)。

Ubuntu 10.04 PPC版

 何より今日はずっと眠かったような気がします。昨夜から徹夜でUbuntu化したiMac(FlatPanel)の設定をしておりましたので、寝たのは午前7時ちょっと前。長男が起きてきたのとちょうど入れ替わるかのように就寝しました。目が覚めたのは何時でしょうか、ドラゴンボールがテレビで放映されているころだったと思います。ミスターサタンがセルを倒そう(笑)としているところでしたから全然眠れなかったようです。

 朝御飯を食べてまずしたことと言えば、PPC iMacに入れたUbuntuの設定です。一番頭を悩ませたのは、英字入力ができないことでしたので(笑)。日本語入力ができないことはよくありますが逆です。英字を入力しようとしたら(日本語入力環境をオフの状態にしたら)なぜかカタカナが入力されるという不思議。これを解決するのに時間がかかりました。

 なによりも、ネットブックで何度もインストールしているUunbutuですから、もはやインストールに間違いがあるはずもありません。それなのに色々とうまくいかない…。なぜだろう?と、振り返ってみれば…CPUがIntel AtomではなくPowerPCだということと、接続されているキーボードをMacがベースだからJapanese Macintoshにしたことがいつもと違うことであると気が付きました。

 そんな時、古いMacのキーボードがどうであったかを思い出しました。キートップの文字はカタカナでした…もしや?と思い、キーボードの設定をJapanese Macintoshから通常のJapaneseに変更したところ、いともあっさりと英字入力ができるようになりました。

 その後、すぐにいつもとは違うもうひとつの原因が分かりました。Google日本語入力のオープンソース版「Mazc」と、Google Chromeのオープンソース版「Chronium」が入らない謎…それはPowerPCだからです(笑)。どちらもIntel Mac版はあれど、PowerPC版は存在していないからです(笑)。

Xubuntu のデスクトップ

 そうそう、ここでPPC版Ubuntuの動作について書いておきましょうかね。意外と動くな…というのが最初の印象。ですがどうしてもデスクトップ環境のGNOMEがもっさりしている印象。そこで軽量なデスクトップマネージャ「XFCE」を採用しているXubuntu-Desktopを導入してみましたら…これがかなり好印象。ファイル操作などはMac OS X 10.4よりもいい感じでした。

 これで使い物になるかな…と思いきや、Flashがアウトなことが分かりました。まずAdobeがPowerPC版Ubuntuのサポートをしていないこと。有志の開発によるUubuntu用Flashプラグイン2種類を試しましたが、簡単なFlashならば表示できてもYoutubeが再生できません。ダウンロードしたFLVを再生できるプラグインなのに、ブラウザ上ではどうもダメみたいです。これでは仕事でも使えないですし、Flashが動かなければいずれは取り替えることになるであろう子ども達用のDOS/V機の代わりにもならないです。

 以上で徹夜までして設定したiMac(FlatPanel)のUbuntu話は終わりです。明日はこれをMac OS Xに戻す作業が待っております(泣)。


iMac G4 にUbuntuを入れる…

 今日は会社の忘年会がありまして、その前に一旦帰宅してCarbon Copy CloenerにてiMac(FlatPanel)のバックアップを取りました。帰宅後に私がしたこととは…。

 これまで時間がなくて手を付けてこなかったiMac(FlatPanel)のUbuntu化です。このiMacはPowerPC G4 1GHzを搭載。メモリは768MBです。光学ドライブが故障していたため取り外してありまして、USBメモリからのブートができないため難儀しておりました。今日はiMacを分解し壊れたCDドライブを入れてみました。ですが案の定、壊れたドライブはやはりダメでしたので、子ども達用に用意した古いPCを解体し光学ドライブを露出させ(笑)、iMacから伸びるケーブルを接続してドライブ間借り作戦でなんとかインストールを実行しました。うーん、我ながらすごいアイディア(爆)。

 インストールに使用したUbuntuのバージョンは、余り新しいUbuntuは動かせないだろうと予測しUbuntu 9.04のPPC版にしました。ところがCD-Rの限界値700MBを余裕で超えており焼くことができませんでした(笑)。仕方ないので少し新しい10.04をダウンロードして焼いてみたのですが、2枚しかない手持ちのCD-Rのうち1枚目は失敗。2枚目で書き込みに成功するも、何度やっても途中でCDの読み込みが止まってしまい、Ubuntuの起動画面すら表示されませんでした。

 軽くネットで調べた情報では、Ubuntu 8.04あたりでのインストールが無難のようで、後からアップグレードするほうが現実的のようでした。その間に8.04をダウンロードすることにし、CDがもうなかったのでコンビニへ買いに行こうと思いました。でもその前にあと1回CDからの起動を試みようと思いまして、最初に表示されるboot画面で起動オプション「live video=ofonly」と入力して起動させると、不思議なことに起動シークエンスがスタートしました。液晶画面に対してやたら表示領域が小さい感ですが、それは後から何とかなる問題と思い、まずは起動したことを喜びました。

 80GBのHDをまっさらにしてLinuxをインストール。意外とあっけなくインストールは終わりました。そこから朝まで色々と設定などで格闘しました。すでにサポートは終了しているUbuntuのPPC版ということで、アプリの追加も一苦労です。Mozcは使えないし、Chromeもダメです。FlashもAdobeのプラグインは使えません。とりあえずのところまで使えるようになるには、もう少し時間がかかりそうです。


予備のOS選定…

 ネットブック「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」に入れたOSが不調の際に使う予備のOSを準備しておこうと思いました。今までは4GBのSDカードに「Kubuntu 10.04」を入れておいたのですが、最近は軽量のデスクトップマネージャーを使った環境を試しているところでもあるので、そのSDカードに「Kbuntu」よりずっと軽い「Lbunutu」を入れたんです。その記録です。

 前にも似たような記事を書きましたね(笑)。「Lbuntu」のバージョンは長期サポートがされている10.04です。ダウンロードしたISOをLiveCDとしてUnetbootinでUSBメモリに焼き起動。インストール自体は相変わらず簡単。インストール開始直前のウィンドウで「拡張ボタン」を押し、GRUBのインストール先をHDのMBRではなく「Lubuntu」インストール先のMBRにしなければならないことに注意するだけです。

 インストール後、SDカードから起動。以前の「Kbuntu」は本当に重くて「もっさり感」がありましたが、「Lubuntu」は使える感じがしますね。余り新しくないカードでCLASS4のものなのですが、それでもかなり快適に使えそうなことに驚きました。

 ただし、インストーラーは日本語化されていたのにもかかわらず、起動後はメニューの一部が英語になっているほか、日本語環境のインストールが不十分のため、日本語入力環境も入っていない状況です。

 メニューの「設定>Language Support」で言語とテキストを起動、言語が不十分ですのダイアログから追加のインストールを行うと日本語入力環境が導入されます。再起動なしで使う場合はメニューの「設定>IBus Preferences」を起動。「IBusデーモンを起動しますか?」に答えると表示されます。最初に入っているのはAnthyですが、実際に使えるようになるのは再ログイン後です。ですが、日本語入力ができるようになっていることを示すバーが表示されません。完全に動作するのは再起動後になります。

 「Ubuntu 10.10」であれば「Synaptic パッケージ・マネージャー」から「Mozc」を入れることができるのですが、「10.04」では公式リポジトリに追加されていないので無理です。そこで、モデファイ版Mozcを公開されているサイト「憩いの場」から該当ファイル3つをダウンロードします。先にダウンロード&インストールするのは「mozc-server+dict_1.0.558.102-1+20101218~ppa1_i386.deb」と「mozc-utils-gui_1.0.558.102-1~ppa1_all.deb」にします。最後の1つ「ibus-mozc_1.0.558.102-1~ppa1_i386.deb」はMozc本体なのですが、これを先にインストールしようとすると「依存関係が満たされません」と表示されできないのです。ですので、上記の2つをインストールしてから最後にインストールせねばならないことに注意が必要です。

 インストールが終わればデストップのパネル上にあるIBusのアイコンを右クリックしてIBusを再起動します。その後、IBusの設定からMozcを追加します。「インプッドメソッド」タブの「インプッドメソッドの選択」を押して「日本語>Mozc」と選択し、右の追加ボタンを押します。Anthyは使わないなら削除してしまいましょう。私は経緯を評しつつパッケージごと削除しておきました。

 ここまでやってから気づいたこと。どうも無線LANの挙動がおかしいです。Ubuntuでは大丈夫だったのに不思議なことです。私の環境とLinuxに関する知識では、このままではネットブック上で使うのは難しいです。GUIが美しく洗練されていただけに残念です。では、気になっている別のディストリビューションを試すことにします。


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