弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

» 2010年12月の日記

「Lubuntu 10.04」のレビューその1

 USBメモリにLinux「Ubuntu」の派生ディストリビューション「Lubuntu 10.04」をインストールし、ネットブック「hp mini 1000 VIVIENNE TAM Edition」で立ち上げてみました。実験の一環なのですが軽くレビューしてみたいと思います。

 ざっと使った感想は、アクセサリ、インターネット、オフィス、グラフィックス、サウンドビデオ、システムツールなど必要最低限のアプリは入っているみたいです。アプリケーションの管理が簡単にできる「Ubuntu ソフトウェアセンター」こそありませんが、その親玉とも言うべきパッケージ管理ツールの「Synapticパッケージマネージャー」がありますから、アプリケーションの管理は万全と言えましょう。

 中でも、シンプルなテキストエディタ「Leafpad」は軽快な動作をします。日記を書くなど文字入力には十分な性能だと思います。今までは「Gedit」を気に入って使っておりましたが、多機能であるがゆえにメモ帳としては軽快感に欠け、多機能でありながらも開発環境としては極めて物足りないアプリケーションでありました。今は文章を書くのは「Leafpad」、htmlやCSSを触ったりする場合は「Geany」で十分です。

 WordPressを使うようになってサイトの開発を辞めてからはPHPを触ることがほぼないので「Eclipse」や「aptana」を触ることもなくなってしまいました。ただ、JAVAには取り組むつもりでおりますので、そうなれば「Eclipse」か「Netbeans」あたりを使う必要が出てくると思いますけれども。


「Lubuntu 10.04」をインストール

 子ども達が使う古いPC上の「Puppy Linux」が不調だったことと、ネットブックの「Uubntu」に実験で追加した「Lubuntu」のデスクトップ環境が想像以上に軽快で好印象だったことから、本物の「Lubuntu」を試してみたくなりました。子ども達が使う古いPCに入れる前にちょっと実験実験(笑)。先日購入した8GBのUSBメモリに「Lubuntu」をインストールしてみました。その記録です。

 今回選んだのは、最新の「Ubuntu10.10系」ではなく、長期サポートのバージョンである「Ubuntu10.04 LTS」がベースになった「Lubuntu 10.04」です。いくら軽いと言われている「Lubuntu」でも、子ども達が使う古いPCではどうだろうか…という一抹の不安を抱きつつ、ネットブックでの実験がうまくいったあかつきには子ども達が使う古いPCでも動作させてみるのです(笑)。

 「Lubuntu 10.04」は、こちらのサイト「http://people.ubuntu.com/~gilir/」から「lubuntu-10.04.iso.torrent」をダウンロードし、トランスミッションというアプリを使ってISOファイルを入手。それをUnetBootinで2GBのUSBメモリに移します。そのUSBメモリで「Lubuntu」を起動。インストール先にはもう一つのUSBメモリ(8GB)を指定します。インストーラーは「Ubuntu」と同様で簡単(いい加減慣れただけ?)でした。

 インストール後の起動もスムーズ。ウィンドウやメニューなどの日本語化もされていたのですが、なぜか日本語入力環境がまったく入っていなかったです(笑)。入力エンジンであるSCIMもibusも、変換エンジンのAnthyも。すぐに追加しようにも無線LANが使えず…。ですので有線にてインターネットに接続し、無線LANのドライバを追加し、その後ibusを入れました。続いてGoogle日本語入力のオープンソース版である「Mozc」を入れました。「Mozc」はモデファイしたAnthyやMozcを配布されているサイト「憩いの場」さんからMozc関連のdebファイルをダウンロードすればOK。「ibus-mozc_1.0.558.102-1~ppa1_i386.deb」と関連ファイルが必要です。

 インストール後、起動するまでの間ってドキドキしますよね。Ubuntuより軽くても機能が制限される分、決して便利になるわけではないのに(笑)。でもなぜかワクワクするおかしな自分(笑)。これだからOSのインストールやら設定やらはやめられないのです。

 「Lubuntu 10.04」のレビューは後ほど。


「Puppy Linux」が不調です…

 子ども達が遊ぶために用意した古いPC上の「Puppy Linux」が何やらおかしなことになっています。デスクトップ上のアイコンがほとんど消えてしまい、壁紙もなくなってます。うーん、よく分からないのですがデスクトップが壊れちゃったような感じですかね。OSとしては動作していますが、子ども達にはこれでは難しそう。私も「Puppy Linux」に慣れていないですし、ここはやはり「Lubuntu」でしょうかね。スペック的に無理ですかね(笑)。試したい、すごく試したいです(笑)。

 そういえば…古いマシンの「Puppy Linux」の設定などはまるで手つかずだったんですよね。HDへのOSのインストールこそ済んでいたものの、未だにCDを入れておかなければWindowsが立ち上がってしまいます(笑)。GRUBのインストールとか、その他いろいろな設定をいじっておきたかったのですが…時間がなかったんですよね。

 ただ、何もいじってない「Puppy Linux」でも子ども達にとっては格好のおもちゃのようです(笑)。Youtubeを観たり、Flashゲームに興じたり、ネット囲碁をしたりと楽しんでいたようなのですが、まさかの不具合。デスクトップが壊れてしまうとは思いませんでしたね。それと…これは私の偏見なのですが「Puppy Linux」ってどうもヤル気になれないというか…なんというか。そんなこんなでOSを入れ替えることも検討しなければならなくなりました。

 とは言え、USBメモリに入れた「Lubuntu 10.04」 での起動ができないほど古いPCなので、USBの内容をまたCD-Rに焼くことにしました。Macにて作業しましたが、まさかの失敗(笑)。LiveCDを入れたUSBメモリからCD-Rに直接焼いたのがまずかったのかもしれません。やはりISOから焼かねばならないですね。640MBのCR-RWがあるのですが、幸いなことに「Lubuntu 10.04」 は640MBに満たないのでこちらに焼いて試すことにします。


自転車のテント完成…

 今日は先週やり残した自転車用のテント張り作業を行ないました。もともとこんな時期にやる作業ではないですし、せめて雪が降っていなかった先週のうちに終わらせれば良かったのですが、先週は午後からしか作業できずテントの骨組みを作ったところで夕暮れを迎えて断念。その後、外は一気に冬景色にかわってしまったという訳です(笑)。

 完成したテントには三男を後ろに乗せられる妻の26インチの軽快車、長男の20インチ折り畳み自転車、次男のMTB、まだ乗れないですが三男の補助輪付き自転車を収納しました。そこまで入れても、もうちょっと余裕がありますね。ですが私のDOPPELGANGER(ドッペルギャンガー)202 BlackMaxは、折りたたんで室内保管しております(笑)。妻には「安い自転車なのに大したVIP待遇なのね」と言われるのですが、冬の間に一度ばらしてメンテナンスしたいですし、スポークやブレーキの交換などを行ないたいんですよね。来年も雪解けからガンガンお世話になるわけですから。

 そんな妻も三男が幼稚園に通う来年春からは、26インチの軽快車ではなくドッペルに乗りたいようです。今年もよく自転車を私のと交換して乗っておりましたからね。

 手前味噌になりますが、妻が私の202に乗るとちょっとカッコいいんですよね。腰まで届く髪をなびかせて颯爽と走る姿がいいんです、202の(笑)。改めてドッペルのツインチューブフレームは美しい…」と思うところでもあります(笑)。ところが、私が乗っていると「サーカスの熊状態」らしいんですよね(爆)。来年はドッペルはもちろん、私自身を改造する計画けれども(笑)。

 そんな妻のほうも、202が乗りやすいらしく、ドッペルの公式サイトを見て「ピンクの折り畳み自転車がいいわね。貴方のにはないフロントサス付きなのが気に入ったわ。ふーん、205っていうんだ」とかなりドッペルが気になっている様子です。来年は205を買って、2人ドッペルでどこまでも走っていけたら良いなぁと思います(爆)。


【Lubuntu】キー配列の変更

 「Ubuntu」では「システム>設定>キーボード」のタブ「レイアウト」内のボタン「オプション」にてキー配列の一部変更が可能でした。私はそこでMac調の動作をさせるために「caps lockキー」と「ctrlキー」を入れ替え、「左Windowsキー」を「ctrlキー」に割り当てておりました。ですが「Xubuntu」「Lubuntu」では、「Ubuntu」にて設定したキー配列の変更が効きません。それではどうするかと言うと、もうひとつの変更方法を用いるほかにありません。まずはUbuntuでの設定を初期状態にした上で、作業にとりかかりました。それは…。

 「Ubuntu 9.04」あたりまで使っていたxmodmapにてキーを入れ替える方法です。ユーザのディレクトリ直下に(私の場合は.xmodmap_listにしました)起動時に読み込ませたい設定を記述したファイルを作成しておけば良いのです。

 ちなみに、各キーの値を調べるには端末にて「xev」命令を打ち込み、Event Testerを起動させます。小さなウインドウ内でキーを押すと、端末の画面にキーの値が表示されます。
 
 今回の変更は、Caps lockキーは使わない設定としました。MacのキーボードっぽくするためにCaps lockキーをCtrlキーに割り当て、altキーをWindowsキーの位置に。altキーはキートップも交換し、元altキー(トップはWindowsキー)はCtrlキーとしました。これでMacっぽくWindowsキー(ctrlキー)とスペースで日本語入力環境のオンが可能になります。Linuxデフォルトのctrlキーとスペースの機能を生かしつつ、日本語入力時には元caps lockキー(現ctrlキー)と「j」でひらがな変換、「k」でカタカナ変換、「l」で全角英数変換、「;」で半角英数ということえり仕様にできます。

 参考までに、私の設定を以下に記しておきます。

 ! .xmodmap_list
! Windowsキー(Super-L)133をAlt-Lキー64に
keycode 133 = Alt_L
clear mod4

! Caps lockキー66とAlt-Lキー64をControl_Lキー37に
keycode 66 = Control_L
keycode 64 = Control_L
clear Lock
clear mod1
add Control = Control_L

 以上です。


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