弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

» 2011-12-31の日記

簡単なゲームの開発

年末に向けた忙しい仕事が終わってから1週間ほどかけ、Windowsで動作するインタプリタ型プログラム言語「HSP(Hot Soup Processor)」にて、簡単なゲームを開発しておりました。そのお話。

開発していたのは、年明けに行われる会社の新年会の余興で使うゲーム。ごくごく簡単なゲームです。言うなれば「すごろく」みたいなもので、実際にさいころをふって出た1〜6までの数字に対応するキャラクターを選択し、ランダム回転するスロットを止めて何マス進めるかを決めます。1番、2番にゴールに到着するキャラクターを予想する何とも普通に考えれば盛り上がりそうもない、つまらないゲームです(笑)。

ですが、実際にはこういったゲームが大好きな人たちの集まりなので、盛り上がるのではないかと思っております。さいころの出た目がまずランダムであり、加えて何マス進めるかのスロットもランダム動かしております。しかもパターン化することの無いようランダム変数を毎回初期化する徹底ぶりで、手心を加えることができない仕様です。とは言え、公平を期すため開発した私は参加できませんけれども(笑)。

私に絵心がないので、キャラクターはネット上にあった写真やイラストを元にPhotoshopで加工してBMPに変換しました。これは外部に出さないものなので著作権的には問題ないかと勝手に思っております。アニメーションの表現は、これまた絵心がないので単にキャラクターを前側に5度傾けたものと後ろ側に5度傾けたものを用意し「前…デフォルト…後…デフォルト…」とループ表示されることで、動きのある効果を狙ってみましたが、これが思いのほか「それっぽく」仕上がったのは良かったです。キャラクターがね、ちょっと走っているっぽいんですよ。あとは効果音があれば完璧(笑)。

背景画像はIllustratorですごく簡単なものを書きました。スタートのゲートとゴールのポールが芝生の上にある簡単なもの。しかも面倒くさいので背景はアニメーションさせておらずjpg画像の1枚ものです。当初は空の上の雲を動かすつもりでおりましたが、画面上に6つのキャクターを表示すると、余白の部分がなくなってしまったので、空の部分を削除。結果、アニメーションをさせる必要もなくなったわけです(笑)。

キャラクターが何マス進めるか決めるスロットは、1〜3マスのほかに、一歩も進むことができない「足踏み」というのもあります。確率的には30分の15が「1マス」、30分の10が「2マス」、30分の4が「3マス」、30分の1が「足踏み」に設定していたのですが、実際にさいころを振ってゲームを再現したシミュレーションの結果、「足踏み」の確率を増やしてゲームを盛り上げることにしました。

変更後の確率は30分の10が「1マス」、30分の10が「2マス」、30分の5が「3マス」、30分の5が「足踏み」になりました。これによって「足踏み」が増加し、ゲーム性が高まるのではないかと期待しております。

そうそう。開発環境は私が仕事で使っているWindows 98SEなのですが、新年会当日の会場ではPnyoさんが使っているノートPCを借りることにしました。しかし、OSがUbuntuのため、エミュレーターのWineを通じてゲームを動かします。すると、私の開発環境では出なかったグラフィック系のバグが発生するんですよね。やっぱり、Windowsが動作するノートPCを使ったほうが良さそうです。

それと…ゲームにおいて効果音というのがいかに大切かを思い知らされましたので、それも大きな声では言えぬセコイ手段で用意しようと思います(笑)。
HSPで音楽を再生する命令では、2つの音源を同時に操ることができません。よってBGMをmp3でループ再生し、効果音をwavで適宜再生する方法でやってみようと思っております。それを正月三が日の間に行わねばならないのがつらいところです(泣)。


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