弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

» 2011-12-22の日記

Ubuntu 11.10を試す…

私の使っているNetBook「HP 1000 mini VIVIENNE TAM Edition」にはメインOSとして「Ubuntu 10.04」を入れてあります。これはリリースから3年のサポートが約束されている長期安定版のバージョンだからです。その後にリリースされた「10.10」「11.04」も試しましたがやはり長期安定版である「Ubuntu 10.04」で十分かな…と思っておりました。そうした理由で現在の最新版である「Ubuntu 11.10」は試していなかったのだけれども、もう次の長期安定版バージョンであり今度から5年のサポートとなる「Ubuntu 12.04」のα版がリリースされております(笑)。さすがにα版は試しませんが、だったら「Ubuntu 11.10」を試しておくのも悪くないかも…そう思ってインストールしてみることにしました。

毎度のことながら、VirtualBoxで試した方がラクですよね(笑)。でもそんなの気にしないで始めることにします。まずはUbuntuの公式サイトで「Ubuntu 11.10」の32bit版をダウンロード。いつものようにUnetbootinにてUSBに入れます。

NetBookをUSB起動させ、なんとなく起動画面を見ると…Unityが進化し洗練された印象がありますね。相変わらず私の環境では無線LANのドライバがデフォルトでは使えないので有線LANで試す必要がありますけれども。Live版だけでは分からない部分もありますので、もうちょっと試すためやはりインストールしてみます。

確か11.04からだったと思うのだけれど、インストーラーが新しくなって勝手が良くなってます。言語の選択の次にどんな風にUbuntuを入れるか選択する画面が出て、そのまま入れるかHDDの中身を消して入れるか、パーティションを操作して入れるかを選べます。パーティション関係の操作を先に行うことで、ファイルのコピーをスタートさせることができます。その後、居住地域やユーザ名やパスワードの入力を促すので時間の節約になりますよね。これは良い変更点です。ただ私はいつも同じパスワードを使っておりますが10.4の時は「弱いパスワード」と言われた文字列が、11.10のインストーラーでは「まあまあのパスワード」とずいぶんとあいまいな表現で評されたことに笑ってしまいました。

今まで使っていたUbuntuのカーネルは2.32.xx系だったのですが、Ubuntu11.10はカーネル3.0.xとなっております。起動時間は遅いです。1.8インチのHDDを積む私のマシンではもともと「Ubuntu 10.04」であっても起動速度が速くはありませんでしたが。後は調整でどれだけ速度を高めることができるか…ですね。

まずは277個のアップデートがあり、インストール後に自動起動するアプリで不要なもののチェックを外し、日本語フォントが不十分なので言語設定で追加インストール。そこまでやって再起動します。次にDropBoxを入れて日本語入力環境にMozcを入れて…さらに追加でフォントを入れたりとしばらくは設定に時間がかかりそう。面倒くさいですがそれが楽しかったりもするんですよね(笑)。

左側に存在するMacでいうDockのような「Unity」のバーは、ウィンドウをドラッグしたり最大化すると自動で隠れたりするので邪魔に感じることはないです。また、アプリケーションのメニューは上部のパネルに統合されており、ウィンドウを最大化するとUnityのバーは隠れてウィンドウタイトルが上部のメニューバーに統合されるので、さらにデスクトップ領域をうまく使えます。これらはUbuntu 10.04のNetBook版よりさらに洗練された仕様と言えますね。

Macのシステム環境設定のような「システム設定」という設定の統合アプリケーションが登場しました。こうした統合アプリはUbuntu以外のディストリビューションで目にしたことがまりますけれども、従来のUbuntuにあった全ての設定アプリが表示されているわけではなく、ユーザにとって身近なものを集めたようです。ですので、自動起動するアプリの設定とかシステム・モニタなど、「それ以外」の設定アプリを呼び出すのが大変です。アプリケーションの英語名がはっきりと分かっていれば、端末から呼び出した方が早いです。そうじゃなければUnityの窓で推測される英単語の頭を入力して絞り込む方法があります。最後の手段としては、UnityのDashホームで「それ以外のソフト」を順に見て探すしかないです。この辺りは何とかなりませんかね。

Ubnutuソフトウェアセンターは、iTunesみたいに進化しておりました。デザインはシンプルになったのだけれど、前のほうが使いやすかったです。まぁ、これは慣れかもしれませんが。アプリケーションをインストールする際にはUnityのDcokに追加するかどうかを選ぶことができるみたいです。

「システム設定」に表示されている「UubntuOne」とか「オンラインアカウント」「ワコムタブレット」は不要なので削除しようと思ったら、Synapticパッケージマネージャがデフォルトではインストールされていないことに驚きました。Ubuntuソフトウェアセンターで用が足りるだろう。余計なものは消すなよ、ということでしょうかね。端末で「sudo apt-get install synaptic」インストールして、「sudo synaptic」で立ち上げ、「uubntuone」「online-account」「wacom」のそれぞれで検索し出てきたものを片っ端から削除しました(笑)。

再起動後、時計の表示がなくなっていること、システム設定のアプリがなくなってしまったため、各種設定ができなくなったことに気がつきました(笑)。Synapticパッケージマネージャの履歴機能で必要だと思われるもの再インストール。「online-account」は消してはいけなかったようです。

あと、残念なことに私のネットブック「HP 1000 mini VIVIENNE TAM Edition」ではスリープ後にフリーズしてしまいます。原因不明。スリープしない設定で使うのはノートとしては難しいところです。このまま使い続けるのは難しいですね。

本当はスクリーンショットがあったのだけれど、どこかに行ってしまいました(笑)。


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