弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

WindowsノートPCの修復…その4

ここのところ毎日行っているWindowsノートPCの修復作業です。今日は物理的な修復について書きます。まずは弐条海月心の短歌から(爆)「日本語の 入力さえも ままならぬ 壊れしキーを 見てはため息」。趣(おもむき)も侘び寂びも皆無ではありますけれども、この短歌こそがその時の私の心情を最も簡潔かつ赤裸々に吐露しているのではないかと思います(笑)。

現在修復作業のため預かっておりますSAMSUNG製のノートPC「NV5000」を見て、私がまず最初に思ったこと。スペースバーの左隣に無変換キーがあるのだけれど、そのすぐ左隣に「半角/全角キー」があるという不思議。普通は「1」の隣ではないでしょうかね? 本来は「無変換キー」の右隣って、Windowsキーの場所ですよね? そのWindowsキーはというと…十字カーソルキーの右隣にあります。うーん…はっきり言って使いにくいです(笑)。

しかも…Enterキーの挙動が明らかにおかしい。どのくらいおかしいかと言うと、触れるか触れないかのうちに反応し、その瞬間に改行してしまうくらい。その様子はまるで、スーパーセーブを連発するゴールキーパーのよう(笑)。キーがかなりヘタってきているのですね。そもそも、かなりの数のキートップの印字がかすれておりますしね。スペースバーも触れた瞬間に良い反応を示します。こちらも良いゴールキーバーになりそうだ(笑)。

先ほどの短歌「日本語の 入力さえも ままならぬ 壊れしキーを 見てはため息」は、そんな時に私が詠んだ短歌です。何とかしなければ…と思い、Enterキーを外してみると…スプリング代わりのプラスチックパーツ2つのうち1つが破損していることが分かりました。まずはそこを瞬間接着剤で修復。しかも、キーを支えるパンタグラフのようなプラスチックパーツを筐体に止める部分が緩いんですよね。ここは瞬間接着剤を使うとプラスチックパーツの動作を阻害してしまいキーが押せなくなるので(笑)、受け側のパーツが金属製であることからペンチで幅を狭めます。これでOK。スプリングとなるプラスチックパーツそのものが劣化しているので本来の性能ではないとは思いますが、少しは節度ある反応になったと思います。

次に、スペースバーのキートップを外します。ガタつきを抑えるためのスタビライザーのような金属の棒が2つ付いております。パンダグラフのようなプラスチックパーツの破損はない模様ですが、バネ替わりとなる部分の劣化が顕著です。

そこで考えたのが、キートップの裏にスプリングを取り付けてタッチの改善を図る方法。スプリングは、壊れたボールペンから抜き取ったものを使うことにしました(笑)。スプリングを短く切り詰め、長さを調整しながら2つ用意。キートップの裏側に瞬間接着剤で取り付けます。見た目はイマイチですが、どうせ裏側だし(笑)。なんか良い感じに見えますけれども。実際に取り付けてみます。バネ2つを付けたので反動が凄いです。他のキーに比べてタッチが重く、指が疲れるかも。そのうちスペースバーが飛んでいきそうなくらい(笑)。これではダメですね。スペースバーのキートップを再度外し、バネをペンチでむしり取りつつ悩みます。

次に思いついたのは、スペースバーの裏に付いている金属の棒2本を使うこと。これをバネの代わりに使えないかと画策したのです。金属の左右の端それぞれをペンチでグイっと曲げてみました。これを装着してみると、適度な弾力とまずまずのキータッチが手に入りました。取り敢えず…これでキーの問題は解決です。


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