韓流ブームに思う…

芸能人の「Twitter」でのつぶやきが様々な論議を呼ぶ…そういったニュースを過去に何度も目にしました。最近もありましたね。押しつけの利権絡みのねつ造の「韓流ブーム」を批判するつぶやきが。私もあのつぶやきを呼んで「同感」と感じました。書くか書かないか何日も迷った上で、結局取り上げることにしたテーマ。今日はそんなお話…。

今さら言うのもどうかと思いますが…私はずっと前から「韓流」のゴリ押しを「不自然なことである」と思っておりました。今さらですけどね（笑）。このとは私が言うまでもなく多くの人々が疑問に感じていたことなのではないかと思うのですけれども。今やテレビを見ない私にどうこういう資格はないのかもしれませんが。

今回の韓流ドラマを放送しまくるテレビ局への批判をした芸能人。私はよく知りませんでしたけれども、いわゆる「情報発信者」（テレビ側）のスタンスに立っていると思われていた芸能人からの発言は、やはり多大な影響力がありましたね。たかがと言っては失礼ですが「Twitter」上のつぶやきが、それこそその人生のレールを変えてしまうほどに…。無論、その人の発言は覚悟の上でのことだったようですが。その後、ラジオ番組で同様の問題を発言した芸人もおりましたし、この問題は今後が気になりますね。

では、現在のいわゆる「韓流ブーム」は、本当にただのゴリ押しによるものなのか…私はそうではないと思っています。私は観たことはないですが最初の「韓流ブーム」を代表する「冬ソナ」やそれに次ぐ「チャングム」などは、とても良いドラマだったそうですよね。本当かどうか分かりませんが聞いた話では、韓国のドラマは台本があってないようなもので、視聴者の反応や監督の思いつきでコロコロと展開が変わるのだとか。だから韓流ドラマはケータイ小説と同じくらい波瀾万丈で視聴者を引きつけるのかもしれません。

また、現在のいわゆる「韓流ブーム」を中核をなすK-POPも然り。私は恥ずかしながらまともに一曲通してK-POPを聴いたことはなく、会社の先輩がケータイの着うたにしている曲がK-POPの曲だということを最近になって知ったくらいです（曲名はまだ知らないです）。K-POPアイドルとして「少女時代」「KARA」という名前を良く目にしますが、メンバーの顔すら知りません（笑）。でも、その着うたの曲は良い曲だなぁとは思って先輩のケータイが鳴るたびに楽しませてもらっております（笑）。

「♪ランラ～ラ、ランラ～ラ♪」と書くと何が何だかさっぱり分からないのだけれど、あの曲調はひと昔前に洋楽の影響を受けて流行った邦楽のイメージに近いかな。元は「スーパーモンキーズ」だった「MAX」の楽曲とか。そこはかとなく懐かしさを感じるメロディーではあります。とは言え、その曲を歌うアイドルのことも、それがK-POPであったことも知らない私が気にとめるくらいに良い楽曲であることは確かなようです。

このように、韓国にかかわらずどの国もドラマも音楽も、素晴らしいとされるものはやはりそれ相応のものであるということを踏まえた上で、今問題になっている韓流ブームのねつ造について思ったことを私は書いているのです。

もし、K-POPが売れるとグループ企業にお金が入るテレビ局があったとして、宣伝のために1日に何度も時局の番組でK-POPを取り上げる。人気だと、人気なんだと繰り返すことで、最初は人気がなくても当然人気が出るでしょう。そのアイドルの、楽曲の中身が本物であれば人気が出るのは当たり前ですが、もし仮に中身が本物ではなかったとしても、テレビの情報すべてを鵜呑みにする人達の数が多ければ多いほど、情報をねつ造してあたかもブームである、誰もが評価しているというように放送を繰り返すことで、そこに見かけ上のブームというものは簡単に起こりえると私は思うんです。それは本当に恐ろしいこと。視聴者が気づいて何らかのアクションを起こさなければ、いつまでもこの連鎖は消えないと思います。

ここまで書いておいてアレですが…私は韓国そのものを批判したいのではないということをお断りしておきますね（ここ大事）。私は日本が世界に誇れる長い歴史と文化を特に好んでおりますが、だからと言って諸外国の文化を否定するつもりはまったくありません。特に韓国の食文化は個人的に大好きですし、昔は「焼肉」も「ユッケ」も「サムゲタン」も大好きでした（今は鶏肉以外は食べられなくなってしまいましたから、もう食べないと思いますが…）。引き続き「キムチ」と「ビビンバ」と「チヂミ」は好物のひとつです。だからこそ、正当に、ちゃんとしたステージの上で勝負し、真の「韓流」ブームを起こしてほしい…そんなふうにも思っているのです。