弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

» 2009-04-25の日記

「けいおん!」OP、EDの考察…

 現在放送中のアニメ「けいおん!」のオープニング曲(OP)『Cagayake! GIRLS』と、エンディング曲(ED)『Don’t say “lazy”』が、それぞれ22日にシングルリリースされて以来、連日オリコンチャートを賑わせておりますね。アニメ自体、4コマ漫画が元になっているとは思えないほどのクオリティで、さすがアニメ制作が京アニ(京都アニメーション)という作品です。OP、EDともに、本当によい曲ですよ。アニメイト効果により、週間チャートでは頂点までいってしまうのではなかろうか…と密かに期待しております。今日は特に書くこともありませんので、この両曲について私なりの考察を…

はじめに

 OP『Cagayake! GIRLS』、ED『Don’t say “lazy”』はともに、「桜高軽音部」というアーティスト名でリリースされています。登場する部員達の声を担当する声優さんが歌っているものですが、OP、EDの映像を見たことがある方ならば、あたかも桜高軽音部が演奏し歌っているようなイメージがどこまでもついて回ると思われます(笑)。本当はガールズバンドではないのに、ガールズバンドが演奏し歌っているとしか思えないような雰囲気を持つ楽曲なのです。

バンドがテーマなだけにOP、EDが特別な意味を持つ

 その理由は…おそらく「けいおん!」というアニメ自体が、桜高軽音部(軽音楽部)、バンドをテーマにしており、登場キャラが劇中で楽器を演奏し歌を歌うという展開であるからにほかならないと思います。このアニメにおけるOP、EDの両曲は、通常のアニメのそれとは全く異なる特別な位置づけにあると思うのです。
 桜高軽音部が演奏し歌うOP、EDなのですから、これは楽曲がすでにこの作品の中核をなすものとなっており、流れている楽曲は劇中で彼女達が練習した成果が現れたものという認識がなされるのだと思います。
 だからこそ、OP、EDの映像が実質、彼女達(桜校軽音部員)のPV的意味合いを持ち、これがシングルの好セールスに拍車をかけている…ということにはならないでしょうか? この仕上がりならば、アニメを知らずに聴いた人をも振り向かせる力を持っている…私はそう思うのです。

オープニング曲『Cagayake! GIRLS』

 オープニング曲『Cagayake! GIRLS』は、ポップで明るいバンド感溢れるナンバー。始まりをイメージさせるような曲調は「けいおん!」のオープニングにふさわしく、まさに「キング・オブ・ガールズバンド」的楽曲と言えます。メインボーカルは、ギター担当の主人公の平沢唯(CV:豊崎愛生さん)。そして、ベース担当の秋山澪(CV:日笠陽子さん)、ドラム担当の田井中律(CV:佐藤聡美さん)、キーボード担当の琴吹紬(CV:寿美菜子さん)の3人がコーラスで参加しているという、まさにバンドテイストな仕上がりです。

エンディング曲『Don’t say “lazy”』

 一方のエンディング曲『Don’t say “lazy”』も、バンドサウンドは全開。OPよりスピードと激しさを増したナンバーは、大人びていてクールな印象。コード進行や歌詞にも切なさのスパイスも少しばかり入り交じり、素直に「カッコイイ曲!」と言える仕上がりになっています。各パートの演奏についてはOPのほうが難しい印象があるものの、小技を効かせたOPに対し、EDの『Don’t say “lazy”』のほうは直球勝負っぽくてバンドらしさはこちらに軍配かもしれません。また、楽曲全体では高いレベルにまとまった印象のある楽曲です。

終わりに

 かく言う私は、この2曲はいずれも良い曲だと思っておりましたが、いつリリースされるのかなどはまったく知らなかったのです。ですので、リリースを教えてくれたGM君には感謝、感謝です。

 そうそう、夜な夜なOP曲のベースを練習しているという友人のGM君は「ベースについてだけ言わせてもらうと、演奏はOPの『Cagayake! GIRLS』のほうが難しい(弾いていて楽しい)」と話しておりました。

 あれ? ギターは?


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