弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

起動ディスクを作成「Unetbootin」のススメ

Linuxディストリビューションのisoを起動可能なブートディスクとしてUSBに入れるのに、私は「Unetbootin」というアプリを使っております。「Unetbootin」はLinux版、Windows版、Mac版のアプリが用意されていて使い方も簡単なのでオススメです。以前も書いたことがあるのだけれど、「Unetbootin」の入手方法と使い方について書いておきます。

「Unetbootin」について

「Unetbootin」は、CDあるいはDVDを焼くことなくUSBメモリ上にブート可能なLinuxのライブUSB(起動ディスク)を作成することができます。UnetbootinがサポートしているLinuxディストリビューションであれば、isoファイルを入手しなくてもUnetbootinがisoファイルの用意もUSBへの書き込みもやってくれます。もちろん、あらかじめ自分で入手しておいたLinuxディストリビューションのisoファイルを使ってブート可能なライブUSB(起動ディスク)を作成することもできます。

「Unetbootin」のインストール

Windows版(2000以降)またはMac版(10.5以降)の場合は「Unetbootin」の公式サイトからダウンロードしましょう。とは言え私がWindows版を試したのはずいぶん前のことであり、現在も同じかどうかはわからないのだけれど、直接「Unetbootin」の実行ファイルがダウンロードされるので、ちょっと驚きました(笑)。その実行ファイルをダブルクリックすれば「Unetbootin」が起動するはずです。

Linux版「Unetbootin」のインストールは、ターミナル(端末)にて以下のコマンドを入力したほうが良いです。

sudo apt-get install unetbootin

「Unetbootin」を使う

インストールされた「Unetbootin」は、Ubuntuの場合メニューの項目「システムツール」から起動できます。お使いのLinuxによっては同じ項目がないかもしれませんが、その場合はターミナル(端末)で…

unetbootin

と入力すれば呼び出すことができます。

ここからはLinux版での説明になりますが、Windows版、Mac版においてはisoファイル選択時のパスやUSBメモリのドライブ名がOSによって異なるくらいのはず。ですので、おそらく参考にはなるのではないかと思います。

「Unetbootin」のウィンドウ上部にあるラジオボタン「Distribution」は、isoファイルの入手も「Unetbootin」で行いたい場合に選択します。プルダウン式のメニュー(セレクトボックスまたはコンボボックス)「== Select Distribution ==」から入手したいLinux ディストリビューションを選択、プルダウン式のメニュー「== Select Version ==」でバージョンを選択します。必ずしも目的のLinuxディストリビューションの最新版があるとは限らないので注意してください。

Linux ディストリビューションのisoファイルをあらかじめ自分で用意している場合は、次のラジオボタン「Diskimage」を選択します。isoファイルがある場所を自分で選ぶ必要がありますので、ダウンロードしたisoの場所はあrかじめ把握しておくか、わかりやすい場所に移動しておくことを推奨します。

3つ目のラジオボタン「Custom」は、自分でカーネルから起動用のLinuxを構築したい人向けの機能です。専門知識が必要であり、私にはわからないので説明を省略します(笑)。

ここまで進んだら次は書き込み先の選択です。プルダウン式のメニュー「Type」では「USB DriveかHard Disk」などを選ぶことができます。プルダウン式のメニュー「Drive」で書き込む場所を選択します。あらかじめファイラー(エクスプローラーやFinder)で書き込み先USBのドライブ名を調べておかないと、間違って別な場所に書きこんでしまう可能性があります。

特に、プルダウン式のメニュー上部にあるチェックボックス「Show All Drives」にチェックを入れると、その名の通りすべてのドライブが見えてしまうので注意が必要です。ここのチェックは入れないことを推奨します。

最後はボタン「OK」をクリックで、USB作成がスタートします。isoの入手も行う場合はダウンロードも兼ねるので時間がかかります。作業が終わるとアプリケーションをそのまま終了するか、再起動を選択できます。ここで再起動をしたならば、USBでブートさせることができると思います(あらかじめBIOSでUSB起動ができるように設定したり、起動時にブートするディスクを選択する必要があります)。

以上のように、簡単なのでぜひ試してみると良いと思います。


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