弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

VOCALOID 3のライブラリ「IA -ARIA on the PLANETE- 」

VOCALOID 3用のライブラリ「IA -ARIA on the PLANETE- 」が本日発売されました。ボカロ 3のライブラリはいくつも発表されておりますが、前評判的にも個人的にも、このIA(イア)に注目しておりました。なぜならばこの「IA -ARIA on the PLANETE- 」はゲームを皮切りにアニメ化、映画化もされた『Air』の主題歌「鳥の詩」を歌ったLiaさんの声を収録して作られたライブラリだからです。そんなお話。

ヤマハの音声合成システム「VOCALOID」シリーズは、音符と歌詞を入力するだけで歌声が作成できるアプリケーション。「初音ミク」は世界的にも有名になりましたね。

今回登場したライブラリ「IA -ARIA on the PLANETE- 」は、「クリスタルヴォイス」と称される歌声を持つLiaさんによるボーカロイドということで、ずいぶん前からかなり話題になっておりました。

特に、Liaさんの代表曲のひとつとも言える「鳥の詩」を「IA -ARIA on the PLANETE- 」に歌わせたサンプル音源があまりにも高品質で驚き、何度も聴いたものです。本人歌唱の原曲と聴き比べたり(笑)。

中の人がLiaさんだけに「IA(イア)」のほうも「クリスタルヴォイス」と称される透明感があり伸びやかな歌声が余すところなく再現されています。まずは聴いてみてください。

VOCALOID=ボカロと言えば「初音ミク」が代名詞的存在になっており、どうしても萌えキャラ扱いされがちな部分は否めないと思います。ですが、Liaさんの声を収録した「IA(イア)」は、伸びやかで透明感のある大人っぽいボーカルは、声優の浅川悠さんの声を収録した「巡音ルカ」同様にジャズっぽい曲調も合いそうなので、単純に「ボカロ」を使った楽曲として世に知れ渡るだけではなく、新しい何かを生み出してほしいな…そんなふうに思ったりしました。

Vocaloid 3を持っていない場合はVOCALOID 3 Editorを含むスターターがあればすぐに「ボカロ生活」を始めることができますね。初回得点には調整済みの「鳥の詩」のVSQXファイル(VOCALOIDのファイル形式)と完成した音声が入ったWAVファイルが収録されているそうです。このほか、豪華クリエイター陣による限定アルバム、ビギナーズガイドブックも付いているのだとか。

すでにVOCALOID 3のエディターを持っているならば、「IA -ARIA on thePLANETE-」の音声ライブラリのみでOKです。

動作環境はCPUがCeleron Dual Core-2.1G、メモリが1GB以上。対応OSはWindowsXP、Vista、7となっています。HDDは2GB+200MB程度を消費するようです。

これは余談ですが…「初音ミク」はVOCALOID 2の時代にリリースされた音声ライブラリ。VOCALOIDは音声合成エンジンでもあるエディターにそれぞれの音声ライブラリを組み合わせて使うものですから、新しいVOCALOID 3帖でも初音ミクの音声ライブラリを使うことができるんですよ。ボカロのエンジンがスタジオだとして、音声ライブラリがいくつもあれば専属歌手を何人も抱えているみたいなものですね…よく例えられる表現ですが。


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