弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

» 2011年7月の日記

テキストエディタ

テキストエディタ。それは文章を入力するのに用いる最低限の機能を備えたアプリケーションです。Windowsには標準のテキストエディタ「メモ帳」があり、Macには「テキストエディタ」があります。Linuxにも当然の如くテキストエディタがあるのですけれども、ちょっと不思議なことにディストリビューションやデスクトップ・マネージャの違いによって標準のテキストエディタが異なるんです。今日はそのお話。

「Ubuntu」には「gedit」というテキストエディタが標準で入っております。これはカスタマイズ項目が豊富であり、かなり高機能なエディタです。テキストエディタにしては起動に時間がかかるのが残念ですが…それは私の環境のせいかもしれませんし、何よりワープロソフトなどに比べると起動は凄く早いから問題ないかもしれません。

「Kbuntu」には「Kwrite」というエディタが入っております。エディタなのにGUIも美しい(笑)。こちらもgeditのようにカスタマイズができるエディタになっております。

「Lubuntu」には「Leafpad」というエディタが入っております。これは最もWindowsの「メモ帳」に近いアプリです。とにかく軽い。機能はないけれど軽快に動作します。日記の下書きを書くとか…ちょっとした文章を入力するのには最適なエディタだと思います。

「Xubuntu」には「Mousepad」というエディタが入っております。これも「メモ帳」と同じ機能を持ったアプリですが…「Lubuntu」の「Leafpad」にもそっくり。て言うか、中身は実は同じで名前を変えただけのアプリのようです。個人的には「Mousepad」という名前が気に入らないですので、それを削除し代わりに「LeafPad」を入れて愛用しております(笑)。ファイルの保存先を「DropBox」にしてあるので、ファイル共有も簡単。便利なことこの上なしです。

余談ですが…「Xubuntu」の次期バージョンである「Xubuntu 11.10」では、デフォルトのテキストエディタが「Leafpad」に変更になるのだとか。「Mousepad」よ…ありがとう、そしてさようならだ(笑)。


HSPで開発したアプリの改良…

ここのところ数日は、Windowsで動作するフリーのインタプリタ型プログラム言語「HSP(Hot Soup Processor)」にて、簡易データベースの検索プログラムを作って運用しているのですが、そのアプリをLinuxのWine上で動かしたくて、色々と手を入れております。実際のところ、自分のxubuntuではうまく動作することは確認しているのですが…。別のLinux上のWineでは動作しないという問題が解決できません(汗)。どうしてだろうか。

具体的には、Linux上のWineを使って私はこのアプリが動作しているのだけれど、仕事仲間の氷翠さんのUbuntu上ではパスが合わないみたいで動作しなかったんですよね。「Wineのバージョンも違うし、システムをいじり過ぎているからかもしれません」と氷翠さんは話しておりましたので「仕方ないのかな」とも思っていたのですが「Ubuntu 10.04」をほぼデフォルト状態で使っているpnyoさんのマシンでも動作しなかったのです。

そこで、調べてみると…私と氷翠さんのシステムではうまくいっていたOSの判別すら、pnyoさんのマシンではできていない模様。まぁ、OSの判別といってもWineはOSを調べてもXPを名乗りやがるので(笑)、デスクトップのパスの違いでOSを判別するようにしているんですけれども。

pnyoさんのマシンだけがOS判別ができない理由…それはつまりデスクトップのパスが確認できないからだと判断。そのパスを調べると…理由はすぐに分かりました。私と氷翠さんは「Desktop」なのに対し、pnyoさんのマシンでは「デスクトップ」になっていたのでした(笑)。

そこで、プログラム内部にLinuxのWine上で動かす際のチェック項目に「デスクトップ」を追加することにしました。また、この修正を行っている際に、デスクトップは判別できているのに氷翠さんのマシンがサーバーにアクセスできない理由も分かりました。起動時のデスクトップの場所チェックを行う際のパスが、私のユーザ名を含んだものになっておりました(笑)。これじゃ繋がらないはずだ。

というわけで新しいバージョンを配布したのですけれども…氷翠さん、pnyoさんのマシンではやっぱりまだ動作しない…。ただ、上司のWindows XPでは設定ファイルの作成も動作もうまくいっていることが確認できました。だから一応…一歩前進かな?


リスクマネジメント(笑)

今日の夕方、仕事中にリスクマネジメント協会というところから電話がありました。落ち着いた男性の声で、リスク管理の必要性を淡々と説かれました。後ろで、おそらく電話越しの相手に淡々と説明しているであろう別の人々の声が聞こえておりました(笑)。あからさまな勧誘電話をしてきているということが気づいているのかいないのか…電話の受け手にすぐに不信感を持たれてしまうかも…というリスクマネジメントは必要ないのでしょうか…私はそれを淡々と説きたいと思いました(笑)。

電話越しの方が言うには…

・国際ライセンスであるリスクマネージャーの資格を取らないか?
・これからお仕事を続ける上で有用な資格だぜ
・本来であれば試験を2回、会場に行って受けなければならないんだ。
・合格率は10%ほどの難関試験だぞっ。ホント、難しいんだからー。
・でも特別に今回だけ、1000人限定で先駆者を優遇しちゃう。
・試験を会場で受けなくてもいいんだ。Web試験で合格すれば資格がもらえるのさ。
・無理には進めないんだぜ。本当に資格が欲しい1000人のための話だからね。
・良かったら、職場か自宅に詳しい資料を送るけど…どっちにする?

面白そうなので日記のネタになるなぁ…と思いながら、私は「はい…はい…」と返事をしつつメモを取りました。そして最後まで聞いてから「リスクマネジメント?興味がないので不要です」とひと言差し上げてから電話を切りました。

それから、ネットで「リスクマネジメント協会」を検索。そう言った名称の団体があるのは確かのよう。「リスクマネジメント協会は、リスクマネジメントの定着と発展を目的に活動する任意団体…とのことです。そのホームページを見ると…結構上のほうにこんなことが書いてありました。

【リスクマネジメント協会から電話をすることはありません】

だって(笑)。

以下はそのサイトからの引用。

「また近年、リスクマネジメント協会名を語る詐欺の報告も受けております。
当協会が認定するリスクマネジメント資格は、各業界、分野におけるリスクマネジメントの専
門的知識を有することを認定するものです。当協会は資格を国家資格にする活動はしておりま
せん。また、今後もその活動を行う予定はありません。
リスクマネジメント講座に関する不可解な営業や執拗な営業、迷惑行為等がありましたら、『
リスクマネジメント講座お客様相談室』(0120―501―407)へご連絡ください。」

これって…電話したほうがいいのかな?(笑)。


OSの旅、再び(笑)

ネットブック「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」で雪豹の夢を見るのをやめてから、OSは「Linux Mint 11」を使用しております。Ubuntu 11.04をベースとしながら、美しいデザインのデスクトップを提供、さらに独自のアプリケーションを加えて初心者にも優しい仕様になっているという、使いやすいディストリビューションなのですが…ネットブックで使うには少々重たいんです(泣)。ですので、以前もやりましたが「ネットブックで使うOS探しの旅」をまた始めております(笑)。その記録です。

 

「Ubuntu 11.04」

まず最初に試したのは、デスクトップ・マネージャをGNOMEからUnityへと移行させた「Ubuntu 11.04」。日本語化の記事を書いてからもしばらく使っておりましたが、デスクトップでもネットブックでも使いやすいように開発された「Unity」が私には使いにくくて…。しかも画面の解像度が1024×576の私のネットブックでは微妙な使用感です。もっさりした印象もありますし…。取りあえずサブとして残した状態で、別のOSを探すことにしました。

 

「Xubuntu 11.04」

次に試したのは、KDEを使い洗練されたGUIを提供する「Xubuntu 11.04」。昔からGNOMEとKDEはユーザビリティに優れたLinuxのデスクトップ・マネージャの2強だったわけですが、KDEは実に美しいGUIだからなのか動作が…。ある程度のマシンスペックと画面の解像度がないとダメだと私は思いました。

 

「Lubuntu 11.04」

次はUbuntuをベースにしながらも軽量であることを最優先に開発された「Lubuntu 11.04」を試しました。これが昨日のお話。確か…以前はこの「Lubuntu」を本命にしようと目論んだ記憶があります。

ログイン時に通常のデスクトップ版Lubuntuか、ネットブック用のランチャーをかぶせたNetbook版のどちらでログインするか選べます。確かに動作は軽快。ネットを見るとか、文章を入力するのには十分。ネットブックを利用するのがより手軽になる印象があります。

ただし…軽量であるがゆえに犠牲にしているものも多いんですよね。知識がなければカスタマイズも容易ではないですし、何より「Ubuntuソフトウェア・センター」がないです。「Synapticパッケージ・マネージャ」があるので問題はないですが…「ちょっと古いパソコンでも快適に動くOSはないかな…」と聞かれても初心者にはお勧めできないですね。

そして、どうも無線LANの挙動がおかしいです。以前Lubuntuを試した時もそうでしたが、無線LANのドライバを入れても、オンにならないんですよね。「ハードウェア上でオフになっています」との表示が出て使えません。確かにネットブックの筐体に無線LANのスイッチがありますけれども、オンにしても動作しません。それが、Linux MintやUbuntuで立ち上げるとちゃんと無線LANのスイッチに内蔵されているLEDがオンになるんです。これにはお手上げ…。ネットブック上でLubuntuは諦めることにします。

 

「Xubuntu 11.04」

ここまで試してから、いよいよ前回は本命にならずも今回こそ本命と勝手に予測していた「Xubuntu 11.04」を入れてみることにします。これが今日のお話。Ubuntuよりも軽量ですが、カスタマイズが豊富にできて扱いやすいディストリビューション。ネズミのアイコンがまぶしい(笑)。デザインは…ちょっと目をつぶりましょうね(笑)。カスタマイズすれば良いことですから。

おっと「Ubuntuソフトウェア・センター」もあります。最初に入っているアプリケーションも「Lubuntu」に比べて豊富です。ちょっと手を入れれば十分使える環境になると思います。カスタマイズして「俺Linux」を作るベースとしても魅力的なディストリビューションと言えるのではないでしょうか。

「xubuntu」の詳細は次回にでも。


「iStat Pro」を入れました

MacBook Pro(Early2011)にまだ導入していなかった私の中の定番アプリ「iStat Pro」を入れました。そのお話。本当はOS X Lionの導入前にインストールしてあったのですけれども、文章にするタイミングを逃しておりました。

「iStat Pro」は、Mac OS XのDashboardウィジェット。使っているマシンのCPU、メモリ、ディスク、ネットワーク、バッテリー、温度、ファンといった項目の負荷&稼働時間とプロセスなどが監視できるウィジェットです。

細かいカスタマイズも可能で、項目の表示or非表示が簡単に設定できるほか、表示順はドラッグ%ドロップで並び替えるだけ。また、9種類のスキン(色設定)にて好みの仕様にして使うことができます。

Mac OS XのDashboardウィジェット「iStat Pro」は、Mac OS X 10.4 Tiger以降が対象。フリーのアプリで、Appleのサイトでも紹介されています。

リンクはこちらです。


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