弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

» 2011-07-06の日記

ネットブックにLinux Mint 11を入れる

ネットブック「HP Mini 1000 VIVIENNE TAM Edition」に「Linux Mint 11」(コードネーム Katya)をインストールしてみました。今日はそのお話。

今まで、ネットブックには「Mac OS X 10.6 Snow Leopard」と「Ubuntu 11.04」を入れておりましたけれども、「Ubuntu 11.04」のインストールが今までの「Ubnutu」と勝手が違うため、色々と不都合が出ること、無理やり動かしているMac OS Xが時々カーネルパニックを起こすことなどから一度HDDをまっさらにする決意を固めました(笑)。

緊急用のSDカードに入れたUbuntu 11.04に大事なデータを退避させ、HDDをフォーマット。パーティションは3つに分けてOS用の15GBのパーティション2つ、データ用のパーティション1つといった構成でいきます。

おそらくはメインで使うことになるだろうOSは、前述の通り「Linux Mint 11」にしてみました。クールなデスクトップを提供する「Linux Mint」は、「Ubuntu」がベースのため、その資産をそのまま使うことができるのが利点と言えましょう。

今回インストールした「Linux Mint 11」は「Ubuntu 11.04」をベースにしていて、現時点では「Linux Mint」の最新版です。

「Linux Mint」の公式サイト(http://www.linuxmint.com/)から最新版の「LinuxMint 11」をダウンロードしました。いつものようにブートUSB作成アプリ「Unetbootin」を使って起動用のUSBを作成。それを使って起動させてみます。残念ながら日本語入力ができず、私の環境では無線LANも使えませんでしたけれども、気にせずHDDにインストールするためインストーラーを起動させます。インストーラーはUbuntuと同じで分かりやすいものでした。せっかくなので28GBのパーティションをHomeにしてインストールしてみました。

「Linux Mint 11」は、テーマやアイコンが以前のリリースとほぼ同じ外観を持っており、見た目としては壁紙の小変更程度にとどまっているようにも感じます。もちろん、内部的には「Ubuntu 11.04」をベースにしていることから大きく変わっておりますけれども。例えば、オーバーレイのスクロールバーだったり、ウィンドウの挙動だったり。便利なものとそうでないものがありますけれども。

起動させてみて気づいたのが、プリマスのブート画面がなくなりましたが(デフォルトでオフになっていました)その分、立ち上がりが早くなっている印象ですね。そもそも、スプラッシュスクリーンを表示するためにOSの起動が遅くなるのは本末転倒ですけれども。まぁ、スプラッシュスクリーンが欲しい場合はスタートアップマネージャーで設定できますし。

アプリケーションの追加と削除が簡単にできる「ソフトウェア・マネージャ」は、「Ubuntu」のGUIから変更になっておりますが、メイン画面のタイトルとかカテゴリアイコンなどが無駄に大きくて、ネットブックでは使いにくい印象がありました。これは致し方ないこととは思いますが。ソフトウェア・マネージャを起動させるたびに表示されるスプラッシュスクリーンは不要だと思いました(笑)。

アプリケーションでは以前のLinux Mint 10とは異なり、Gwibberはデフォルトではインストールされなくなりましたけれども、Twitterクライアントとしてはほかに比べて優秀なので、とりあえずインストールしておきました。また、デフォルトの画像アプリがF-SpotからgThumbへ。デフォルトの音楽プレーヤーはRhythmboxからBansheeに変わっております。まぁ、この辺りは好みで選んでも良いとは思います。

それと、デフォルトのオフィススイートは、オラクルの「OpenOffice.org」からオープンソースの「LibreOffice」に変わっておりますね。これも「Ubuntu11.04」に沿った仕様。聞けばOpenOfficeはソースの整理などもオラクルの許可が必要で自由度があまりに低かったとのこと。「LibreOffice」に変わってより良いアプリケーションとしてさらなる成長が期待されるところです。


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