OS X Lion
250を超える新機能を引っさげたAppleのMac用新OS「OS X Lion」がいよいよリリースされました。これまでのMacのOSで一番安い2600円という価格で、しかもMac App Storeからのダウンロード販売という新しい形でのリリース。さっそく購入したのですが、混雑しているためかダウンロード(3.49GB)には時間がかかりました。OS X Lionの私なりのファースト・レビューです。
新しいOSにはいつもワクワクしますから、OS X Lionの登場には諸手を上げて歓迎…なのですが…。冷静に判断しながら使ってみますと…私が持っている従来の古いデスクトップのしがらみから抜け出すのは容易ではないと思いました。
インストールが終わって、再起動後のログイン画面が変更されておりますね。なんとも形容しがたいですが、ちょっとおしゃれな感じ。iOSっぽい?かもしれません。従来よりもさらに洗練された印象です。スクリーンショットが取れないので写真を撮ってみました。暗いですがこんな感じです。
ログインして、いよいよLionが起動しました。パッと見た感じではデスクトップ上はほとんど変化を感じられない…と思いきや見たことのないアイコンが2つ、Dockに追加されています。「LunchPad」と「Mission Control」ですね。
取りあえず、時間がないのでちょっと使った雑感だけ記しておきます。
マルチタッチ
例えば…トラックパッドによるマルチタッチがそう。あまりその恩恵には預かれていない気がします。スクロールの方向が変わったのが一番大きいですね。下にスクロールさせたいときは上に動かすという従来のスクロール方式をあっさりと捨て、指を動かす方向にコンテンツが移動する方式に変わりました。確かに、初めてパソコン(OS X Lion)を触る人には指の方向にコンテンツが追従するので極めて直感的だと思います。ですが、今までの常識とは逆方向の動きをするので、戸惑う人がたくさん出ることは必至ではないでしょうか。
私の場合は…仕事でWindowsを使います。会社ではMacも使いますが、OS X Lionが動作する環境ではないので、スクロールは従来のままです。Ubuntuも使いますが、やはりスクロール方式が従来のままですから、これでは自宅でも会社でもスクロールに違和感を感じながら使わねばなりません。
OS X Lionのスクロールの方向は「システム環境設定」の「トラックパッド」内のタブ「スクロールとズーム」で変更できます。ただ、恐らく(きっと)iOS 5もスクロールをLionと同じように変更してくると思うので、今から慣れておいたほうが良いのかもしれませんけれども。
LanchPad
iOSのようにアプリケーションを選ぶことができるLanchPadは、Dockにあったアプリケーションフォルダの全画面版といった印象。アプリの並び替えも可能ですが、アプリケーションフォルダに入っている純然たるアプリケーション以外のもの(インストーラーとか)も表示されます。iOSと同様にアプリケーションを並べ替えたり、フォルダに入れて管理すれば使い勝手は良くなるかもしれませんが、よく使うアプリケーションはDockにいれておけば良いので、たまに使うアプリケーションが従来より呼び出しやすくなった程度の印象しかないです。
うーん、否定的なことを書くつもりはまったくなのですが…ちょっと触ってみた感想はそんなところですかね。時間がないので、レビューの続きはまた後ほど。
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