弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

「OS X Lion 10.7.3」

Appleが先日リリースした「OS X Lion 10.7.3」のアップデートをインストールすると、すべてのアプリケーションがエラーメッセージを出してクラッシュするという現象が起きていたようですね。実は私も「OS X Lion 10.7.3」のアップデートを導入済なのだけれど、普段スリープ状態で使っていて電源を落とすことがないので、実はまだアップデート後の再起動をしていないんですよね。

問題のクラッシュは再起動後に起きるらしいので、スリープ状態で再起動をしていない今のところは問題なしです。そもそも、アップデートしたすべてのマシンで問題が起きるわけでもないらしく、私と同時期に購入したLIFEさんのMacBook Pro 13インチモデルは、何の問題も起きなかったそうです。再起動をすべきか、やめておくべきか…それが問題です(笑)。

こういった問題が起こるので、アップデートを安易にしないほうが良いですよね。「OS X Lion」にしてから動作しなくなったアプリケーションもあることだし…。新しいものに安易に飛びつくのは考えものかもしれませんよね。

ただし…よく調べてみますと、上記のような問題が起きる可能性があるのは2月1日にリリースされた「OS X Lion 10.7.3」アップデートのようで、私が導入した「統合アップデート」では大丈夫のようです。これならば安心して再起動できますね。

それではさっそく再起動…あ、無事に起動しました(笑)。取りあえずはひと安心ですね。

「OS X Lion 10.7.3」の改善点とか

「OS X Lion 10.7.3」での改善点の主なものを以下に挙げてみます。

  • 多言語サポートの強化
  • スマートカードを使ってOS Xにログインする際の問題を解決
  • Windowsファイル共有に関する互換性問題を解決
  • マークアップを使用したMicrosoft Word文書の印刷に関する問題を解決
  • スリープからの復帰時のWi-Fi接続の問題を解消
  • ワイヤレスネットワークへの接続前のSafari起動に関する問題を解決
  • ディレクトリサービスにおける認証の問題を解決
  • デジタルカメラRAWサポートの拡張(「デジタルカメラ RAW 互換性アップデート 3.9」に相当)

などです。

このうち「スリープからの復帰時のWi-Fi接続の問題」は、私も前から気になっていたものです。妻のiMac(Mid 2007)がスリープからの復帰後に無線LANネットワークを見失うことがあったり、私のMacBook Pro(Early 2011)もネットワークが不調になることがあったからです。


OS X Lion

250を超える新機能を引っさげたAppleのMac用新OS「OS X Lion」がいよいよリリースされました。これまでのMacのOSで一番安い2600円という価格で、しかもMac App Storeからのダウンロード販売という新しい形でのリリース。さっそく購入したのですが、混雑しているためかダウンロード(3.49GB)には時間がかかりました。OS X Lionの私なりのファースト・レビューです。

新しいOSにはいつもワクワクしますから、OS X Lionの登場には諸手を上げて歓迎…なのですが…。冷静に判断しながら使ってみますと…私が持っている従来の古いデスクトップのしがらみから抜け出すのは容易ではないと思いました。

インストールが終わって、再起動後のログイン画面が変更されておりますね。なんとも形容しがたいですが、ちょっとおしゃれな感じ。iOSっぽい?かもしれません。従来よりもさらに洗練された印象です。スクリーンショットが取れないので写真を撮ってみました。暗いですがこんな感じです。

 

ログインして、いよいよLionが起動しました。パッと見た感じではデスクトップ上はほとんど変化を感じられない…と思いきや見たことのないアイコンが2つ、Dockに追加されています。「LunchPad」と「Mission Control」ですね。

取りあえず、時間がないのでちょっと使った雑感だけ記しておきます。

マルチタッチ

例えば…トラックパッドによるマルチタッチがそう。あまりその恩恵には預かれていない気がします。スクロールの方向が変わったのが一番大きいですね。下にスクロールさせたいときは上に動かすという従来のスクロール方式をあっさりと捨て、指を動かす方向にコンテンツが移動する方式に変わりました。確かに、初めてパソコン(OS X Lion)を触る人には指の方向にコンテンツが追従するので極めて直感的だと思います。ですが、今までの常識とは逆方向の動きをするので、戸惑う人がたくさん出ることは必至ではないでしょうか。

私の場合は…仕事でWindowsを使います。会社ではMacも使いますが、OS X Lionが動作する環境ではないので、スクロールは従来のままです。Ubuntuも使いますが、やはりスクロール方式が従来のままですから、これでは自宅でも会社でもスクロールに違和感を感じながら使わねばなりません。

OS X Lionのスクロールの方向は「システム環境設定」の「トラックパッド」内のタブ「スクロールとズーム」で変更できます。ただ、恐らく(きっと)iOS 5もスクロールをLionと同じように変更してくると思うので、今から慣れておいたほうが良いのかもしれませんけれども。

LanchPad

iOSのようにアプリケーションを選ぶことができるLanchPadは、Dockにあったアプリケーションフォルダの全画面版といった印象。アプリの並び替えも可能ですが、アプリケーションフォルダに入っている純然たるアプリケーション以外のもの(インストーラーとか)も表示されます。iOSと同様にアプリケーションを並べ替えたり、フォルダに入れて管理すれば使い勝手は良くなるかもしれませんが、よく使うアプリケーションはDockにいれておけば良いので、たまに使うアプリケーションが従来より呼び出しやすくなった程度の印象しかないです。

うーん、否定的なことを書くつもりはまったくなのですが…ちょっと触ってみた感想はそんなところですかね。時間がないので、レビューの続きはまた後ほど。


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