Appleが先日リリースした「OS X Lion 10.7.3」のアップデートをインストールすると、すべてのアプリケーションがエラーメッセージを出してクラッシュするという現象が起きていたようですね。実は私も「OS X Lion 10.7.3」のアップデートを導入済なのだけれど、普段スリープ状態で使っていて電源を落とすことがないので、実はまだアップデート後の再起動をしていないんですよね。
問題のクラッシュは再起動後に起きるらしいので、スリープ状態で再起動をしていない今のところは問題なしです。そもそも、アップデートしたすべてのマシンで問題が起きるわけでもないらしく、私と同時期に購入したLIFEさんのMacBook Pro 13インチモデルは、何の問題も起きなかったそうです。再起動をすべきか、やめておくべきか…それが問題です(笑)。
こういった問題が起こるので、アップデートを安易にしないほうが良いですよね。「OS X Lion」にしてから動作しなくなったアプリケーションもあることだし…。新しいものに安易に飛びつくのは考えものかもしれませんよね。
ただし…よく調べてみますと、上記のような問題が起きる可能性があるのは2月1日にリリースされた「OS X Lion 10.7.3」アップデートのようで、私が導入した「統合アップデート」では大丈夫のようです。これならば安心して再起動できますね。
250を超える新機能を引っさげたAppleのMac用新OS「OS X Lion」がいよいよリリースされました。これまでのMacのOSで一番安い2600円という価格で、しかもMac App Storeからのダウンロード販売という新しい形でのリリース。さっそく購入したのですが、混雑しているためかダウンロード(3.49GB)には時間がかかりました。OS X Lionの私なりのファースト・レビューです。
新しいOSにはいつもワクワクしますから、OS X Lionの登場には諸手を上げて歓迎…なのですが…。冷静に判断しながら使ってみますと…私が持っている従来の古いデスクトップのしがらみから抜け出すのは容易ではないと思いました。
例えば…トラックパッドによるマルチタッチがそう。あまりその恩恵には預かれていない気がします。スクロールの方向が変わったのが一番大きいですね。下にスクロールさせたいときは上に動かすという従来のスクロール方式をあっさりと捨て、指を動かす方向にコンテンツが移動する方式に変わりました。確かに、初めてパソコン(OS X Lion)を触る人には指の方向にコンテンツが追従するので極めて直感的だと思います。ですが、今までの常識とは逆方向の動きをするので、戸惑う人がたくさん出ることは必至ではないでしょうか。
私の場合は…仕事でWindowsを使います。会社ではMacも使いますが、OS X Lionが動作する環境ではないので、スクロールは従来のままです。Ubuntuも使いますが、やはりスクロール方式が従来のままですから、これでは自宅でも会社でもスクロールに違和感を感じながら使わねばなりません。
OS X Lionのスクロールの方向は「システム環境設定」の「トラックパッド」内のタブ「スクロールとズーム」で変更できます。ただ、恐らく(きっと)iOS 5もスクロールをLionと同じように変更してくると思うので、今から慣れておいたほうが良いのかもしれませんけれども。