弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

テレビのアナログ放送が明日で終わる…

明日でテレビのアナログ放送が終わりますね。我が家にはアナログテレビが2台ありますけれども、1台はずいぶん前から使っておらず、業者に有料で引き取ってもらう機会を探っている状態でした(笑)。もう1台のテレビは主に子ども達がテレビを観るのに使っておりましたけれども、明日の正午で単なるゲーム用モニターになります。今日はテレビのお話。

この機会に地デジのテレビを買うことも検討しましたが、私がテレビをほとんど観ないせいか、妻も以前よりテレビを観なくなり、子ども達ですら余り観ることが少なくなっているので、新たにテレビを買うことはせず、地デジチューナーを購入したほうが良いかな…とも思ったりしました。ですが、現在は駆け込み需要で地デジチューナーが品薄の様子。もともと、テレビが観られなくなることに何の焦りもないので、そのうち、どうしても子ども達がテレビを観たい…と言ったら買うことにしましょうかね(笑)。

思えば、かつて情報収集の手段であった音声のみ提供のラジオから、映像をも提供するテレビへと移り変わるも、現在もラジオがなくならないのは、非常時の情報収集の手段としても極めて有効であるからでしょうね。大画面でなければ情報を得にくいテレビでは、その役目を担うのは難しいことを誰もが知っているのです。ワンセグ放送もありますけれども、小さな画面の映像を観るより音声を聞いたほうが良い。音声だけを聞くならテレビよりラジオのほうが良い…ということなのでしょうね。つまりは、テレビの一番の目的はあくまで娯楽のためのもの。そのことは、かつてスポーツ観戦のためにテレビが急速に普及した歴史的背景を考えると十分に理解できるのではなかろうかと思います。

そうした中で、インターネットは文字と画像の情報のみならず、必要とあらば音声、映像も交えた情報を伝える手段であるばかりか、情報の収集・発信が同時にできるメディアであります。2011年3月11日に東日本を襲った大震災時にも、現地の情報がTwitterなどを通じ被災した人々によって発信されたり、各地からの励ましのツイートがネット上を飛び交い、多いに役立ったのは記憶に新しいところです。

もちろん、誤った情報が流れ問題になったこともありましたけれども、ネットでは真実の情報が流れているのにも関わらず、テレビでは報道各社横並びで「真実を正しく伝えない」状態を何度も目にしました。そういったことも踏まえてか、私の知る限りでは「この機会にテレビとサヨナラする」という人もチラホラおりますね。私もその一人かもしれません。無論、子ども達や妻に強制はしないですけれども、テレビのメリット・デメリットは、そしてインターネットのメリット・デメリットは話しております。あとはそこから何を選択して何を学び取るのか…それは個々の判断だと思っております。

それにしても、1年以上前から地デジ化の波が徐々に押し寄せておりましたけれども、最近はテレビの画面の左下に表示されるアナログ放送終了のテロップがうるさかったですよね。でもCMの時にはあのテロップは非表示になるんですよね(笑)。オーナーには配慮して視聴者には配慮しない、上から目線でくだらない情報を一方的に垂れ流す番組には、私はうんざり。お仕着せの、お涙頂戴のチャリティー番組も然り。アナログからデジタルに生まれ変わるのだから、質の悪い「番組」にも生まれ変わりを求めたいという人も多いのではないでしょうかね。私をそれを強く思いますけれども。作り手は何を考えているのでしょうかね。

いずれにしても、明日の正午でひとつの歴史が終わります。アナログ放送の終了とともに、アナログテレビでは新番組が放送されるらしいので、それを観てみたいと思っています。そうそう、タイトルは「砂の嵐」だそうですよ(爆)。


“テレビのアナログ放送が明日で終わる…” への2件のフィードバック

  1. SQUMAQ より:

    弐条さま

    ウチも地デジ難民です。ではなく、この際NH○と縁をきるつもりです。

    契約を解除したら、NH○とは関係ないスカパーを導入しようかと考えています。勿論、チューナーの無いディスプレイを使用して。

    弐条さんの家庭とは違い、家族の抵抗に勝てるか分かりませんが頑張ろうと考える次第です。

    弐条さんとは根本的な考えは違いますが、テレビのデジタル化を見送るというブログを見て嬉しくなってコメントさせて頂きました。

  2. 弐条 海月 より:

    SQUMAQ さん >

    N○Kと縁を切る…ご決断ですね。
    大きな声では言えませんが、私は最初から縁を持たずに過ごしてきました(笑)。
    放送法を盾に、番組を見ようが見まいが「テレビがあるなら金を出せ」という考え方がおかしい。
    もし、国営の魚屋さんがあったと仮定して、民間のスーパーで魚を買って魚を焼いていても「魚を焼くグリルがあるなら金を出せ」と言っているのに等しい。
    とんでもないことです。あまつさえ、テレビが映るならケータイも対象だとか。あきれてしまいます。

    話が横道にそれました(笑)。
    子どもの頃は私にとってテレビが情報収集の全てであり、テレビを観ていないと友達との会話に付いていくこともできなかったことを思い出します。
    話を聞く限りでは、最近の子ども達はそうでもないようです。情報収集の手段が多様化していて、テレビが選択肢のひとつになったことの現れだと思います。

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