弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

» 2008-07-29の日記

グルメな猫?

 世の中の猫はカツオ節が大好き。我が家の猫はメロンが大好き。両方同時にあげたらどうなるのか…我が家の猫で実験してみました。

 この実験の発案者は妻。
妻「だって、おもしろそうじゃない?」
私「とは言え、うちの猫だって、普通にカツオ節も好きだろう?…きっと」
妻「そんなこと言って…でも、興味あるでしょう?」
私「まぁ。ないと言えば嘘になるが…」
妻「はい、じゃぁ決まり。さっそく始めるわよ!」

 実験の材料は次の2つです。
 まずは富良野メロン「キングルビー」。大玉赤肉でネットも美しくおいしいメロンです。柔らかい夕張メロンに比べると、引き締まった肉質が特徴です。

 それから、ちょうど切らしておりました「カツオ節」の代用として「マグロ節」。本来はダシを取るのに購入したはずのものですが、我が家では猫のおやつと化しています。妻によると、大きなものは猫に、小さなかけらを人間用にしているそうです。それって逆なのでは…。しかも、猫はこれをとても気に入っておりまして、食べる様子は池の鯉さながら、まさに「よく食べるスイミー」状態になります(笑)。

 さて、いよいよ実験開始です。小皿を2つ用意して片方にメロンを、もう一方にマグロ節を入れました。待ちきれない様子の我が家の猫は、両方の小皿の匂いをかいだ後、少し迷ったような感じを見せつつも…「マグロ節」を食べ始めました。

私「当然の反応だ。やっぱり、普通の猫だったというわけだな」
妻「おかしいわね。メロンから食べると思っていたのに…」
私「最初に迷ったことのほうが意外なくらいさ」
妻「ピョン様(猫)は甘党なのに」
私「いや普通、そっちの方がおかしいだろう」
妻「この前なんて私がお団子を食べていたら突然近づいてきて、あんこをペロッとなめて逃げて行ったんだから」
私「ありえない…」

 いずれにしても、予想とは違った結果に対し、妻は残念そうな表情を浮かべています。

私「そう落胆するなよ。これが普通の反応だって」

 そう慰めようとするや否や、私たちは信じられない光景を目にしたのです。我が家の猫は、マグロ節を2口ほど食べた後、マグロ節を残した状態で今度はメロンの部に移ったのです。

 言葉をなくしただ見守る私たちをよそ目に、猫はメロン、マグロ節、メロン、マグロ節…とまるで意図的にやっているのではないかと疑うばかりのタイミングで交互に食べているではないですか!

 もう気の向くまま、マグロ節の皿とメロンの皿を行ったり来たり…という感じです。

私「まるで、好物を前にどっちから食べていいのか分からなくなった子どものようだな」
妻「どっちがご飯で、どっちがおかずなの?」
私「それは分からんが、いずれにせよ…まさに飽食の時代の猫という言葉がしっくりくるな」
妻「とても有意義な実験だったわ。今度は夕張メロンとカツオ節でやろうっと」
私「またやるのか?」
妻「もちろん」

 お後がよろしいようで。


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