弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

「キノピラ」と「キノソテ」

 夕方、仕事仲間達と話をしていると私の携帯電話に着信が…妻からでした。電話に出るや否や「今日はキノピラだけどいい?」との声が…。「キノピラ?」と聞き返した私の声を聞き、仕事仲間達が「ププッ」と吹き出しておりました(笑)。

 話を聞いているうちに「キノピラ」とはキノコピラフのことであると分かりました。妻は、今日の晩ご飯はキノコピラフで良いか?と聞いていたのです。「変な風に略すなよ」と私がたしなめるのも聞かず「キノピラが嫌ならキノソテもできるよ」と妻。「キノソテ?」またも聞き返す私の声に反応する仕事仲間達。恥ずかしいったらありゃしない(爆)。

 そんな私の気も知らず、電話越しの妻は「そう。キノソテとは、キノコのソテーのことさ。お前はそんなことも知らんのか?」と私の口調を真似してきます(苦笑)。完全に後手に回ってしまった私は(笑)、「普通に言えばいいだろう」くらいしか返す言葉がありませんでした。

 結局、今日の晩ご飯は「キノピラ」になったのですが…「それしかなかったら嫌だなぁ」と思いつつ帰路に着くと、そうではありませんでした。家に帰ってテーブルを見ると、キノピラ(笑)だけではなく、ロールキャベツがどっさりとありました(笑)。

私「キノピラ、キノピラって言うから、それしかないと思ったら、ロールキャベツがあったのか…」
妻「そう…ローキャベ(笑)」
私「だから、何でも略すなって。しかもローキャベのことは電話で言ってなかったろう?」
妻「あれっ?そうだったけ? まぁ…今日はローキャベがメインで、ご飯はキノピラにするか、ガーリックライスにしてキノコはキノソテにするか…それを聞こうと思って電話したんだけど」
私「じゃあ、その通りに言えば良かっただろう? だったらキノソテにしてほしかったし。キノピラにしたことで、一品減ったわけだ」
妻「あっ、そう言えばそうね(笑)。でも…おいしいから食べてみてよ」
私「ああ。それじゃ、いただきます」
一堂「いただきまーす」

 「キノピラ」(笑)の中には…シイタケ、エリンギ、シメジが入っておりました。バターの風味も良くて…「おっ、ウマイな、これ」と言おうかと思いましたら、バターの風味が感じられるところと、極端に味のしないところがあります。

私「味のしないところがあるぞ」
妻「本当なら、最初にバターで具を炒めるんだけど…今日はバターを入れ忘れたことに後で気がついて、ピラフを炊く一歩手前で慌ててバターを端に入れたから…かな?」
私「しかも、炊きあがってからまんべんなく混ぜなかったろう?」
妻「味のあるところとないところ、メリハリがあって良いでしょ?」
私「それにしたって限度がある」
妻「それは心外ね。混ぜなかったのには理由があるの。おこげを皆に分けるために、下から大きくかき混ぜるわけにはいかなかったのよ。好きでしょ?おこげ」
私「…まぁな」

 「キノピラ」(笑)と「ローキャベ」(笑)の写真を撮ろう思ったのですが、妻が恥ずかしがったので今回は辞めておきます。妻曰く「次回はもっと頑張るわ」だそうです(爆)


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