三味線、糸の道…
三味線を学んでいるT女史が、お師匠さんに「弦を押さえる人差し指の爪を平らに切るように」と言われたのだそうです。今風に言えば「スクエアカット」ってやつですね。お師匠さんには「人差し指の爪をくれ…と言わんばかりに頼まれた」のだとか(笑)。
誤解なきよう先に書きますと…あくまで三味線の弦を押さえるため「三味線のために、人差し指の爪をくれ…」ということですよー(笑)。まぁ、ギターなど弦を押さえる楽器を弾く人にとっては、爪を短くするのは当たり前のことなのですけれども。
ただ、他の生徒さんには「そこまで頼んではいない」とのことです。聞けば生徒は高齢の方ばかりで、若いと言えばほんの子どもだったり。所謂(いわゆる)真ん中の世代の生徒がいないそうなので、それだけに期待されているのではないでしょうか。
私はと言えば…三味線それに琴などの和楽器には、子どもの頃から親しんできました。琴は家にありましたし、三味線は祖母の家に行った時、ちょくちょく弾かせてもらいました。和楽器の独特な楽譜も少しなら読めます。本格的にやったわけではないので我流ですが…。
数ヶ月前にも弾きましたが、その時はちょうど「けいおん!」の影響でギターやベースに触れていた時期でもありましたので、ピックを使いたくてたまりませんでした(笑)。三味線のバチはピックより遠くで弦を弾くため、ダイレクトな演奏感がなくなってしまうような気がするのです。あっ、もちろん三味線がダイレクトな演奏感を味わう楽器ではないことくらいは私とて知っておりますが(爆)。
平らに切った爪で弦を押さえて弾いていれば、その部分の爪が削れて「糸の道」ができます。それは正しく弦を押さえていること、何より稽古に励んでいることの証明になりますからね。
余談ですが…もし、練習する時間はないが「糸の道」が欲しい…そんな時は、確かな技術と笑顔のサービスが自慢のGM商会がありましたね(笑)。彼ならばプラモ用の丸くて細いヤスリを持っていますから、きっと「糸の道」を作ってくれr(自粛)。