弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

» 2012-07-21の日記

居酒屋デビュー?

 今日はお祭りがあったのだけれど、モタモタしているうちに行きそびれてしまいました。犬の散歩がてら街中まで足を伸ばしてみると案の定、お祭りが終わっておりました(笑)。せっかくなので帰りがけに以前行ったことのある焼鳥屋さんに顔を出し、テイクアウトをお願いしましたら40分かかる上に肝心の鶏串がないということなので、別なお店に行くことにしました。そんなお話。

別なお店とは…こぢんまりとした居酒屋なのだけれど小窓があって外から焼き鳥のテイクアウトができるところなのです。さっそくお願いしてベンチで待たせてもらおうと思ったら「せっかくだから中で待っててよ」と親父さん。「いえ、犬を連れているので外で待たせてもらいますよ」と答えたら「大丈夫、大丈夫。お客さんもういないから。中で待っててよ」と言うのです。

我が家の犬はまだ体重2.6kgのミニチュア・ダックスフンドなので抱き上げればコンパクトだとは言え、犬をお店の中に入れるのは抵抗があります。

すると妻が「私が犬と待ってるから、支払いついでに中で待ってれば?」。ということで私だけお店の中へ入っていったのでしたみる。

すると…お客さんがいないなんて嘘でした(笑)。確かに小上がりのお客さんは帰るところでしたが、カウンターにはおじさんとホステスのカップル(死語ですか?)が座っているではありませんか。私は促されるままカウンターに腰掛けると「ちょっと待っててくださいね」との声とともに麦茶をいただき待たせてもらうことになりました。

私しかいないことに気付いた居酒屋の親父さんは「ほらほら、気にしなくていいから犬を連れておいでよ」とまたもや言うのです。逆に気を遣わせるのもアレですし、店主が言うのですから外に出て犬を抱いた妻を呼んできました。

2人で麦茶をいただきながら、しばし待ちます。小上がりのテーブルを片付けている店員さんがそばを通るたびに犬がもぞもぞと動くのですが、基本的に大人しい犬なのでご迷惑にはならなかったと思います。て言うか、吠えたり暴れるなど迷惑をかけることが想定されるならば、そもそも断固としてお店には入らなかったですし。

焼き鳥ができあがって支払いを済ませ、いざ帰るという時に、隣に座ったおじさんとホステスが初めて我が家の犬に気付いたようです。それまでは2人の世界に浸っていたのだろうし、我が家の犬が大人しいので気付かなかったのでしょう。

ホステスのほうは「わーカワイイ。大人しいですね。全然気付かなかったー」と喜んでおります。おじさんのほうは「飼い主さんソックリですね」と言いました。妻は照れ笑いとしておりましたが、あとで「それって私の顔が犬みたく長いってことかしら?」と言っておりました(笑)。

そんなわけで、我が家の犬が居酒屋デビュー?した夜なのでした。


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