弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

「Live-Android」を試す

 モバイル端末に新しい風を吹かせている「Android」を搭載したドコモのスマートフォン「Xperia (エクスペリア)」(ソニーエリクソン製)が話題沸騰の感じですが、iPhoneを使っている私にとってはAndroid自体が遠い国のお話のような気がしてなりません。しかし、「Android」をPCで動かすことのできるディストリビューション「Live-Android」があれば、「Android」を体験することができます。ですので試してみたのですが…。

Live-Androidの起動直後

Live-Androidの起動直後


 まずはネットブック「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」で動かしてみようと思い、Live-Androidのサイトから以下の2ファイルをダウンロードしました。

  • liveandroidv0.3.iso.001
  • liveandroidv0.3.iso.002

 Live-AndroidのLiveCDのisoイメージが2つに分割されておりましたので、これをisoイメージファイルを結合する必要があります。そこでターミナルで以下の一文を入力しisoを結合しました。

cat liveandroidv0.3.iso.001 liveandroidv0.3.iso.002 > liveandroidv0.3.iso

 それにしても…isoイメージの結合はFinderではできないのに、ターミナルではできてしまうのが不思議です(笑)。

Live-Androidのアプリケーション群

Live-Androidのアプリケーション群


 「Android」はもともとLinuxベースであり、そこに独自の拡張がされ、速度や容量にも気を使って作られているようです。それを再びPCでも動くようにしたのが「Live-Android」のようです。結合され完成したisoイメージが170MB程度だったのには驚きました。

 さて、手元に空きメディアがなかったので、Ubuntuベースの派生OS「Jolicloud」を入れておりました4GBのSDカードをやむなくフォーマット。このカードにLive-Androidのisoイメージを書き込むことにしました。 Mac純正のディスクユーティリティの「復元」を使おうと思ったのですが、ディスクユーティリティでは異なるメディアへの復元ができないようなので、ここからは「Ubuntu 9.10」で作業することに。頼みの綱の「Unetbootin」でSDカードに書き込み起動させることにしました。

 ところが「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」では起動途中で止まってしまいます。起動時の選択画面で画面の解像度を色々変えながら試しても、乱れたロゴらしきものがうっすら見えるところまで進むもやはりダメでした。

 氷翠さんにSDカードを渡して試してもらいましたら、VirtualBoxでは「Live-Android」が起動しました。後で自宅で試したところ、iMac(Mid2007)のVirtualBoxでは起動させることができました。日本語での表示も可能でしたが日本語入力はできませんでした。

このサイトを表示させてみました

このサイトを表示させてみました


 また、どこにもかけることのできない電話機能なども有していて「やはりこれはAndroidなのだなぁ」と思ってみたり(笑)。話題のモバイルOS「Android」の一端を垣間見た…とは言えないまでも、興味深い体験をすることができました。タッチパネル操作の可能なPCなどで試すともっと面白いのではないかと思われます。 余談ですが、「Android」のブラウザはWebキットベースのようですね。ユーザエージェントにLinux、Androidだけでなく、AppleWebkit、Safariなどの文字列が入っていたのには驚きました。


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