弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

AnthyからMozcへ…

日本語化を済ませた「Linux Mint 12」ですが、デフォルトでは文字入力に必要なインプットメソッド・フレームワーク「ibus」と、日本語変換用のインプッド・メソッド「Anthy」を組み合わせて日本語入力を行う仕組みになっております。残念なことに「Anthy」はあまり変換精度がよくありません。「Anthy」を使って文字入力をしていて「悩まされている…」と変換したかったのに「悩まされテイル…」と変換された時には「それはないだろう!」と思いました。「悩まされテイル=苦悩する尻尾」思わず笑ってしまいましたけれども。その時私は「やはり日本語入力環境は賢くなければダメだ」と思い、別のインプットメソッドを使うことに決めたのです(笑)。それはあの「Google日本語入力」のオープンソース版であるインプッド・メソッド「Mozc」。これを「Linux Mint 12」にインストールします。その手順です。

「Mozc」の追加は、「Mint Menu」の左側にある十字の星形のアイコン「ソフトウェアの管理」で行います。「ソフトウェアの管理」の検索窓に「Mozc」と入力。検索結果のリストにある「ibus-mozc」をクリックし、ボタン「インストール」を押しパスワードを入力して導入します。以前にも書いたのだけれど、私の環境ではインストールの進捗状況を正しく表示できないようです。

しばらく待ってから、ウィンドウ上部のボタン「カテゴリ」を押して「ソフトウェアの管理」のトップぺージに戻り、再度「mozc」で検索…検索結果表示の「mozc」のアイコンに、インストール済みを示す緑色のチェックが入っていれば、インストールは完了しています。ちょっと面倒だけれど現状はこの方法をとるしかないです。

「mozc」の追加が終わったら、デスクトップ上部のメニューバーにあるキーボードのようなアイコンをクリック、「設定」を選びます。

ウィンドウ「iBusの設定」が開いたら、タブ「インプッドメソッド」を開き、「インプッドメソッドの追加 > 日本語 >Mozc」を選択、右の追加ボタンを押して一覧に追加します。現状では「日本語 – Anthy」が太字になっておりますが、「日本語 – Mozc」が一番上にくるようにしたら、ウィンドウ「iBusの設定」を閉じてください。

ちなみにウィンドウ「iBusの設定」のタブ「一般」にて、項目「フォントとスタイル」の「言語パネルの表示」は、デフォルトの「メニューに組み込む」より「アクティブであるとき」にしておいたほうが使いやすいと思います。言語パネルが表示されていると、日本語入力環境のプロパティであるとか、辞書登録などのメニューが選択できるようになるので。

実際に「Anthy」から「Mozc」に切り替えるためには、「ibus」を再起動すると良いです。


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