「初音ミク」とか「さっぽろ雪まつり」に思うこと
「さっぽろ雪まつり」のメイン会場である大通公園に展示されていたボーカロイド「初音ミク」の雪像「Snow Miku 2012(雪ミク 2012)」が倒れてけが人が出ましたけれども、その雪像が安全を確保した上で再度製作・展示されることになったようです。あ、写真は初音ミクの北国仕様「雪ミク」。まぁ単なる色違いですけれども、人気らしいです。今日は「初音ミク」とか「さっぽろ雪まつり」に思うこと…そんなお話。
ニュースで知ったのは、3月上旬並みの気温やバランスの悪さが影響するなどして初音ミクの雪像が倒壊し、60代の女性が腰の骨にひびが入る重傷を負ったというもの。
一夜明けた翌日、今度はボーカロイド「初音ミク」の雪像「Snow Miku 2012(雪ミク 2012)」が安全な場所で再展示されるというニュースを目にしました。雪まつり最終日前日の11日に完成予定で、全身の立体像ではなく雪の壁を削って前半分を立体化することで強度を確保するそう。進捗状況はサイト上で随時発表されるらしいです。
ボーカロイド「初音ミク」の発売元である「クリプトン・フューチャー・メディア」が札幌の企業であることから、札幌発祥のバーチャル・アイドルとしてのPRに力が入っているのは分かりますけれども、JR札幌駅や千歳空港までもが「初音ミク」一色になっているそう。あ、この時期限定の「雪ミク」一色になっているんですね。音楽製作が趣味でもっと若い時にボーカロイドが世に出ていたらなぁ…なんて思うボカロファンの私ですが、ちょっとやりすぎな感じもしますね。まぁ、たくさんのVOCALOIDの音源ライブラリがある中、最も名の知られた存在が「初音ミク」なので、当然と言えば当然なのかもしれませんけれども。
私とてここ数年、初音ミクが「さっぽろ雪まつり」で展示されるようになってから…ちょっと観に行きたい衝動にかられることがあります(笑)。「さっぽろ雪まつり」と言えば…通学途中やバイトの行き返りに素通りしつつ横目で見ていたものでした。当時の私にとっては年に1度の当たり前の風景。この時期は人込みであふれ返るのが嫌だなぁくらいに思っておりましたが、よく考えたらそれは当たり前のものではなくて、その時、その瞬間にしか観ることのできないかけがえのないものだったのだなぁ…そんなふうに考えると、懐かしいような切ないような複雑な気持ちになりました。「写真とか、たくさん撮っておけば良かった…」「もっと、ちゃんと観ておくんだった…」そんなふうに、そこはかとない後悔の念を覚えたりもするのです。
2012年2月8日のGoogleロゴ…
本日2012年2月8日のGoogleロゴは、江戸時代中期の画家・伊藤若冲の生誕296年にちなんだものでした。モチーフになった作品は、静岡県立美術館に所蔵されている「樹花鳥獣図屏風」かと思えば、プライス・コレクション所蔵の「鳥獣花木図屏風」のほうでした。ネットのニュースを見ると「樹花鳥獣図屏風」がモチーフと間違って書かれているサイトがいくつか見受けられました。以下に私が「鳥獣花木図屏風」がモチーフであると思った理由について書こうと思います。
静岡県立美術館に所蔵されている「樹花鳥獣図屏風」(画像は静岡県立美術館のリンクでご確認ください)も、プライス・コレクション所蔵の「鳥獣花木図屏風」(画像は「若冲と江戸絵画」展 公式ブログフォトライフのリンクからご確認ください)も、確かにどちらもよく似た構図の作品であり、美しい色彩と「桝目描き」という独自の技法で描かれております。
これらは学者の方々によって「弟子による工房作である」「模倣作である」などと真贋のほどが取り沙汰されるところではあるのですが、それはまた別のお話。少なくとも今回のGoogleロゴは、アメリカ・カリフォルニアの「プライスコレクション」が所蔵する「鳥獣花木図屏風」のほうがモチーフであることは間違いないでしょう。理由は他国のGoogleのページにも同じロゴが採用されていること…もありますが、最も大きな決め手は、Googleロゴに描かれた白像の背に「敷物」が敷かれていること。この敷物は…静岡県立美術館に所蔵されている「樹花鳥獣図屏風」の白象にはなく、プライス・コレクション所蔵の「鳥獣花木図屏風」の白象にはあるんです。それが一番の決め手。
話を戻して、伊藤若冲本人についてふれておこうと思います。
Wikipediaの記事によると…
伊藤若冲は正徳6年2月8日(1716年3月1日)に生まれ寛政12年9月10日(1800年10月27日)に没した絵師。京にて活躍し、写実と想像を巧みに融合させた「奇想の画家」として知られています。
23歳のとき、父の死去に伴い、家業の青物問屋を継ぐも商売に熱心でなく、絵を描くこと以外に興味を持たなかったそう。家業が裕福であったことから、潤沢な時間と当時の最高品質の画材を使用して描かれた作品群は、200年以上経過した今も保存状態が良く、褪色も少ないと言われているそうです。そして40歳で隠居してからも数多くの作品を残したそうです。
伊藤若冲の代表作は、何と言っても身近な動植物を描いた「動植綵絵」シリーズ。完成に10年をかけたという全30幅の大作には動物、植物、昆虫などが驚くほどに写実的でありながら時にユーモラスに、いきいきと描かれております。また、鹿苑寺(金閣寺)の「大書院障壁画」も有名。中には対談にも釈迦を大根に見立て、その周囲をぐるりと様々な野菜が取り囲む「野菜涅槃図」という異色の作品も残しています。いずれにせよ、大変「遊び心」のある人物であったことは想像に難くないです。
話は変わって…「新聞記者の無知がジャーナリズムの崩壊を招いている…」というニュアンスの記事を読みましたけれども、まったくその通りであると思いました。Twitterやブログなどで誰もが情報を発信できる時代。つい先日もTwitterにて有名人が「ユーロ崩壊」の誤報を流したりしましたけれども、影響力のない一般人であっても記事を書く際には書き手の責任がついて回ることを十分理解しておかねばなりません。改めて再認識しました。
ていうか、Googleロゴの記事は夜に書くものではありませんね。時間的にも朝書かないと記事としての価値があまりないような気がします(笑)。
WordPressのデータベース最適化について
このサイト『「弐条海月のとはずがたり」』も運営開始からずいぶん経ちました。現在はWordPressを利用しているのだけれど、データベースの容量も増えた昨今、そこはかとなくアクセス速度が遅くなってきたような気がしております。ですので、この機会にデータベースの最適化なるものを試してみることにしました。そんなお話。
データベース最適化の前に、確実にデータベースのバックアップをとる必要があります。あらかじめ「WP-DBManager」などのデータベース操作系プラグインを導入しておきましょう。データベースの最適化に特化したプラグインもあったりするのだけれど、私はすでに「WP-DBManager」が導入済であることから、データベースの最適化も「WP-DBManager」を使うことにします。
データベースの最適化を図るのに、前述のプラグイン「WP-DBManager」を使います。WordPressのダッシュボード左側メニューより「データベース > DB最適化」を選択。画面が表示されたら一番下にある最適化ボタンを押すだけ。最適化自体は一瞬で終わります。データベースの
最適化は毎月行うのが推奨されているみたいです。実際にどのくらいの効果があるのか…それは分かりません。サイト表示の速度を計測しておけば良かった…そんなふうに後悔しました(笑)。