弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

「gedit」を強化する

Gnomeを採用しているUbuntu系Linuxにデフォルトで入っているエディタ「gedit」。その使いどころは軽量IDE「Geany」を使うまでもない、でもメモ帳互換のエディタはシンプルすぎて物足りない…そんな時ですね。たいていどちらかで用足りるのかもしれませんけれども。とは言えプラグインを追加していくと機能拡張を図ることもできますし、汎用性が高いのが「gedit」の特徴ですからね。私は、ちょっとしたメモ書きもhtmlやCSSを書く時も以前は「gedit」一本だったのですが、最近はメモ書きならば「LeafPad」というWindowsのメモ帳互換のような超軽量エディタを使うようになりました。htmlやCSSについては「Geany」を使おうと思うのですが、おかしな話、軽量IDEの「Geany」でさえ私には高機能過ぎる感じがするんですよね(笑)。それで、何を使うかまだハッキリとは決めかねている状態。ですので今日は「gedit」の高機能化について考えてみようと思います。

まずは以前から気になっていた文字コードの問題を解決しようと思い立ち調べてみることにしました。会社でテキストファイルを保管しているサーバにアクセスしてファイルを開くことがよくあるのですが、それらファイルの文字コードは全てSHIFT-JISなのです。geditのデフォルトの文字コードはUTF-8なのですが、SHIFT-JISをうまく判別してくれず文字化けが起こるのが気になっていたのです。

しばらく調べておりましたら、こちらのサイトにその方法が書かれておりました。

なるほど。「gedit」の設定メニューからは操作できない裏メニュー(?)があるのですね。早速試してみます。端末で「gconf-editor」と入力し「設定エディタ」を立ち上げます。「設定エディタ」はWindowsで言うところのレジストリエディタみたいなものですね。

設定エディタで「apps/gedit-2/preferences/encodings]をツリーを辿っていき「auto_detected」をダブルクリック。すると文字コードのリストが表示されます。
私の環境では値の欄が上から

UTF-8
CURRENT
ISO-8859-15
UTF-16

となっておりました。 日本語関連の文字コードがないじゃないか…これだもの自動判別がされないわけだ(笑)。

そこで、SHIFT-JIS、EUC-JPに加え、念のためメールなどで使われる文字コードISO-2022-JPも追加しておきました。また、リストの順位が上にあるものほど自動判別の優先度が高くなるらしいので、順番は以下のようにしておきました。

UTF-8
CURRENT
SHIFT-JIS
EUC-JP
ISO-2022-JP
UTF-16

それと「設定エディタ(gconf-editor)」の項目「shown_in_menu」の中身は、「gedit」のメニュー「ファイル/別名で保存」のダイアログ内で表示される文字エンコーディングの種類になります。これについては「設定エディタ」内じゃなくても設定できます。「gedit」にてテキストファイルを編集し「ファイル/別名で保存」のダイアログで「現在のロケール」と書かれたコンボボックスをクリック、「追加と削除」を選択して「SHIFT-JIS」と「EUC-JP」をリストに加えておきますと、文字エンコーディングを変更しての保存も可能になりました。


テキストエディタ

テキストエディタ。それは文章を入力するのに用いる最低限の機能を備えたアプリケーションです。Windowsには標準のテキストエディタ「メモ帳」があり、Macには「テキストエディタ」があります。Linuxにも当然の如くテキストエディタがあるのですけれども、ちょっと不思議なことにディストリビューションやデスクトップ・マネージャの違いによって標準のテキストエディタが異なるんです。今日はそのお話。

「Ubuntu」には「gedit」というテキストエディタが標準で入っております。これはカスタマイズ項目が豊富であり、かなり高機能なエディタです。テキストエディタにしては起動に時間がかかるのが残念ですが…それは私の環境のせいかもしれませんし、何よりワープロソフトなどに比べると起動は凄く早いから問題ないかもしれません。

「Kbuntu」には「Kwrite」というエディタが入っております。エディタなのにGUIも美しい(笑)。こちらもgeditのようにカスタマイズができるエディタになっております。

「Lubuntu」には「Leafpad」というエディタが入っております。これは最もWindowsの「メモ帳」に近いアプリです。とにかく軽い。機能はないけれど軽快に動作します。日記の下書きを書くとか…ちょっとした文章を入力するのには最適なエディタだと思います。

「Xubuntu」には「Mousepad」というエディタが入っております。これも「メモ帳」と同じ機能を持ったアプリですが…「Lubuntu」の「Leafpad」にもそっくり。て言うか、中身は実は同じで名前を変えただけのアプリのようです。個人的には「Mousepad」という名前が気に入らないですので、それを削除し代わりに「LeafPad」を入れて愛用しております(笑)。ファイルの保存先を「DropBox」にしてあるので、ファイル共有も簡単。便利なことこの上なしです。

余談ですが…「Xubuntu」の次期バージョンである「Xubuntu 11.10」では、デフォルトのテキストエディタが「Leafpad」に変更になるのだとか。「Mousepad」よ…ありがとう、そしてさようならだ(笑)。


WordPressのバックドア…

仕事仲間のpnyoさんが教えてくれたのだけれど、このサイト『弐条海月の「とはずがたり」』で使っているWordPressのプラグインに悪質なコード(バックドア)が隠されていたということです。ニュースサイトで見つけて私のサイトのことを気にかけてくれたそう。感謝です。

問題となっているのは「AddThis」「WPtouch」「W3 Total Cache」というプラグイン。pnyoさん曰く「この中にお使いのものがあればすぐに使用停止にすることをお勧めします」。ズバリこの中にひとつ、私が使っているプラグインがあったのでした。

それは…サイトを自動でスマートフォン対応に変換してくれるプラグイン「WPtouch」を使っております。iPhoneユーザなので私には必須のプラグイン。ですが、バックドアがあるということなのでプラグインを停止せざるを得ない…。何か別のプラグインを探す必要がありますね。

それと「WordPressにログインするためのパスワードも変更しておいたほうがいいですよ」とpnyoさん。さっそくパスワードも変えましたが、長く親しんできたパスワードだったし予期しなかった変更なので忘れてしまいそうです(笑)。


OS X用「VirtualBox」4.0.8は64ビットで動作OKでした

MacBook Pro (Early 2011)のデフォルトカーネルは64ビットなのですが、OSのエミュレーターアプリである「VirtualBox」が対応しておらず、これまで「VirtualBox」を使う時は32ビットで起動させておりました。今日気づいたのですが、私が使っていた「VirtualBox」のバージョン4.0.4から4.0.8にアップデートしたところ、64ビットモードでも動作しました。良かったです。

以前は64ビットで「VirtualBox」を動作させると、あり得ないくらい遅くて重たくて使い物になりませんでした。そこでMacBook Pro (Early 2011)をデフォルトで32ビットで起動するように設定して使っておりました。最近は64ビットで起動することが多く、「VirtualBox」を使う時だけ32ビット起動させている感じでした。

「VirtualBox」上では主にUbuntuを動かしておりますが、Firefoxでのネットサーフィンは、MacのSafariで行うそれと速度的にほとんど変わらないんですよね。エミュレーター上での動作なのに…MacBook Pro (Early 2011)が凄いのかMac OS X 10.6 SnowLeopardが凄いのか、「VirtualBox」が凄いのかUbuntuが凄いのか、よく分かりませんけれども(笑)。

 

「VirtualBox」はオラクルがフリーで提供しているエミュレーターアプリです。

公式サイトのダウンロードページはこちら(http://www.virtualbox.org/wiki/Downloads)です。


エディタのお話「Mi」

今日はMacで動作するフリーのテキストエディタ「Mi」のお話。前回紹介したMac&Win環境で使えるエディタ「LightwayText」以外で私がよく使うのはこの「Mi」なんです。かゆいところに手が届くエディタということで古くは「ミミカキエディット」の名称が付いておりましたもので、私はMac OS8のころから愛用してきました。

「Mi」にはプログラムを書くのに便利な機能が満載。自分が使いやすいようにできるカスタマイズ項目も豊富で、「モード」によって様々な言語・設定を切り替えることが可能。マクロなどを駆使して新しい機能を追加することもでき、自分専用の機能を特盛りにした「俺エディタ」が作れちゃいます(笑)。

また「Mi」はFTP機能を有しているので、サーバにあるファイルを直接編集することができるほか、エイリアス機能によって、ダブルクリックでFTP経由でサーバのファイルを直接開いて編集・保存をかけることもできます。

私はこの「Mi」をHTMLやCSSをいじるのにも使っております。いちいち統合開発環境であるAptanaを立ち上げるのも面倒なので、ついついこのエディタで済ませてしまうことが多いです。逆に言えば、統合開発環境に頼らなくともMiがあればかなりのことがそれだけでできてしまうと言うことの表れでもあります。とにかく手軽なので、ついついこれを使ってしまいます。

最近は日記を書くのも「Mi」で済ませてしまいます。思いついたことをメモしたり、何かのアドレスをコピペしたりということも、まずはこれで。その後、内容を整理してEvernoteに保存するとか、ファイルにしてDropBoxに入れておくとか…そんなふうに使っております。だから私のMacBook Pro(Early 2011)は電源をオンにすると自動でMiが立ち上がるようにしてあるくらいなのです。

ただし、「耳かき」を模したアイコンが美しくないので、これだけは納得がいきません。納得がいきませんので私は のカスタムアイコンを使っております。アプリケーションのアイコンの変更は簡単。アプリの右クリックで「情報を見る」のダイアログを開き、左上のアイコンはコピペで変更します。

書類のアイコンはアプリケーションの右クリックから「パッケージの内容を表示」から開いたウィンドウ内のディレクトリを「Contents>Resources」と辿り、中のファイル「document.icns」の拡張子を.bakに変更。変更したいアイコンの名前を「document.icns」にして入れるだけ。これで洗練されたデザインのアイコンになり気分も良い感じです。

ただし、私が使っているこのカスタムアイコンは、以前Miの公式サイトで紹介されていた「K2HP」というサイトでダウンロードさせていただいたものです。残念ながら現在はこのサイト自体がなくなっているようでアイコンを入手できないようです。

「Mi」の最新バージョンは「2.1.11r1」。動作環境はMac OS X 10.3.9以降です。「Mi」の公式サイトはこちらです(http://www.mimikaki.net/)。


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