「Linux Mint 13 “Maya”」を使ってみる
2012年6月20日(水曜日)
先月リリースされた「Linux Mint」の最新版「Linux Mint 13 “Maya”」を試してみることにしました。「Ubuntu 12.04」の「Unity」にどうしても馴染めない感じがするからです。久々に「Linux Mint」の公式サイトをのぞいてみると…「13 “Maya”」がリリースされておりました。ところが、「Linux Mint 13 “Maya”」はデスクトップ環境が2つあるみたいです。そんなお話。
「Linux Mint 13」は「Ubuntu 12.04」を下地にしておりながら、GNOME 2をベースにした「MATE」をデスクトップ環境として採用しているため、”今まで通りの感覚”で使うことができます。これって結構、大切なことではないかと私は思うのですけれども、もうひとつ「Cinnamon」という新しいデスクトップ環境があるんです。
せっかくだから、両方試してみることにしまして、VirtualBox内に仮想マシンを2つ作成。「Linux Mint」の公式サイトから「Linux Mint 13」を2種類ダウンロードして早速インストールしてみました。
まずは「Linux Mint 13 MATE Edition」。「Linux Mint 12」と同じような感じです。スタートメニュー(?)を押した時に表示される「mintMenu(Applicationランチャーみたいなもの)も同じなので違和感がありません。ただ私はMac派なので、メニューバーはBottomではなくTopにし、ウィンドウの閉じるボタンなどは右ではなく左側にして使っております。
さて次は「Linux Mint 13 Cinnamon Edition」。先ほどの「MATE Edition」は32ビットOSをインストールしましたが「Cinnamon Edition」は64ビットにしました。理由は「何となく」です(笑)。で、「Cinnamon」はGnome3
をもとにした新しいデスクトップ環境。ただ3Dアクセラレーターを必要としており、MATEのように成熟して安定していないようで、私の環境ではメニューバーのカスタマイズ項目はあれど、変更しても反映されない状態でした。まだ発展途上のデスクトップ環境なのでしょうかね。
「Linux Mint 13」のディスプレイマネージャーは、どちらのエディションもGDM 2.20をベースにした「MDM(Multiseat Display Manager)」というもので、言語、ユーザの切り替えなどを視覚的に行うことができます。テーマは洗練されていて美しい「Mint-X」「Mint-Z」がデフォルトで選べます。
また、「Linux Mint」ではデフォルトの検索エンジンがYahoo!であるところも良いです。ほかにDuckDuckGoとAmazonが用意されています。
「MATE」「Cinnamon」の両エディションは、ベースと鳴っている「Ubuntu 12.04」と同様に2017年4月までのサポートされるLTS版となっています。
取りあえず安定している「MATE Edition」を使うことにします。色々と忙しいので環境構築にはまだまだ時間がかかりそうですが(笑)。
Virtual BoxにUbuntuを入れる…
2012年6月19日(火曜日)
私のMacBook Pro(Early2011)のVirtual BoxでUbuntu 10.04を長らく使っていたのだけれど、どういうわけか起動しなくなってしまいました。バックアップを取っていなかったので、新たに入れ直すことにしました。どうせなら最新版でいっとくか…と思いまして、Ubuntu 12.04の64Bit版をダウンロードしインストールを始めたのだけれど、なぜかキーボードのタイプ選択の画面から進まないんです(泣)。
原因が分からない上に、再度インストールをするのも面倒だったので初めてのことですが、Ubuntu Japanese Teamのサイトに行き、ダウンロードページ(http://www.ubuntulinux.jp/download/ja-remix-vhd) からVirtual Box用の仮想ハードディスクイメージ(VHD)を落としてみました。
選んだのは「Ubuntu 12.04」のVHD。やはり2017年4月までの長期サポートがありがたいですよね。現在は「Ubuntu 11.10」と「Ubuntu 10.04.3」のVHDファイルもダウンロードできるようになっておりましたけれども、ともにサポートは来春2013年4月までとなっておりましたので注意が必要です。
VHDファイルをVirtual Boxに追加するのは実に簡単でした。私はMac版Safariでダウンロードしたので、自動的zipファイルが解答され、VHDファイル「ubuntu-ja-12.04-desktop-i386.vhd」ができあがっておりました。設定によっては拡張子が表示されていない場合もあると思います。
VirtualBoxを起動してウィンドウ左上の「新規」を選択。仮想マシン作成ウィザードが開くので、ボタン「続ける」を押して、仮想マシン名とOSタイプの画面に移動します。
私は仮想マシンの名前を「Ubuntu 12.04」に、オペレーティング システムは「Linux」に、バージョンは「Ubuntu」にしました。
メモリはマシンの能力によって変わると思います。私は2048MBにしてみました。
次の「仮想ハードディスク」の項目が重要です。
ここで「既存のハードディスクを使用」を選択。ファイル選択ダイアログから先ほどダウンロードしたVHDファイルを選びます。
これで設定は完了。VirtualBoxのマネージャーウィンドウから仮想マシン「Ubuntu12.04」を選択すると起動します…が、このままではVHDファイルの置き場所がおかしなことになってしまいます。気にならない人は無視して良いのだけれど…ダウンロードまたは展開した場所から、VHDファイルが本来収まるべき場所に移動しておく必要があります。本来、VirtualBoxの仮想マシンに関するデータは、「users/ユーザ名/」内にある「VirtualBox VMs」というフォルダで管理されています。これはVirtual Boxで作成した仮想マシン関連のファイルが置かれる場所であり、仮想マシンごとにフォルダ分けされているのです。実際に「VirtualBox VMs」を開いてみますと、先ほど作成した仮想マシン「Ubuntu 12.04」のフォルダがあるはずです。ここにVHDファイルを移動すれば良いのだけれど…ここに大きな落とし穴があるなんて、この時の私は知らなかったのでした(笑)。
単純にVHDファイルをコピーして「Ubuntu12.04」を選択すると…「ハードディスクのオープンに失敗しました…」的なメッセージが出て起動しません(笑)。VHDファイル(つまりは仮想マシンのHDD)のパスが合っていないので起動しないのは当たり前ですね。
ただし、VirtualBoxのマネージャーウィンドウで、設定を変更しようとしてもダメでした。実は専用のコマンドをターミナル(端末)から打ち込まないと複製ができないようになっているんですね。
Macのフォルダ「Application/Utility」内にアプリ「ターミナル」があります。これを起動して開いた窓に「VBoxManage clonehd」というコマンドを入力することでVHDファイルが正しくコピーされます。
コマンドは以下の通りです。
VBoxManage clonehd [複製元パスとVSDファイル名] [複製先パスとVHDファイル名]
簡単な方法は、「VBoxManage clonehd」だけを打ち込み、複製元のVHDファイルをターミナルのウィンドウ内にドラッグ(パスとファイル名が自動で入ります)、その後、手動で移動先のディレクトリ内(users/ユーザ名/VirtualBox VMs/仮想マシン名)にファイルをコピーし、それをターミナルのウィンドウ内にドラッグ。手動でコピーしたファイルを削除してから、ターミナルのコマンドを実行します。
Windowsの場合でも、コマンドプロンプトで同様のコマンドを入力すれば複製できるらしいですよ。
複製が終わったことが確認できたら、複製元のVHDファイルは削除してもOKです。そしてVirtualBoxのマネージャーウィンドウで、VHDファイルの場所を変更します。方法は、「Ubuntu12.04」の設定項目の中から「ストレージ」を選択。すると、左側のリストSATAコントローラの下に赤いエクスクラメーションのアイコンが表示されていると思います。これはVHDファイル「ubuntu-ja-12.04-desktop-i386.vhd」のパスが合っていないために表示されているものなので、これを選択し、下にある割り当て除去のアイコンを押して、「ubuntu-ja-12.04-desktop-i386.vhd」の表示を消します。消さずに「仮想ハードディスクファイルの選択」をし直す方法をとると、ダイアログ表示のエラーでうまくいかないようです。一旦消したほうがラクです。
次に左側リストから「SATAコントローラ」を選択。すぐ横に表示された追加アイコン2つのうち、右側の「ハードディスクの追加」を押します。ダイアログ表示から「既存のディスクを選択」を選ぶとファイル選択ダイアログが表示されるので、先ほど移動した場所に置いたVHDファイルを選びましょう。私の場合は「users/ユーザ名/VirtualBox VMs/Ubuntu 12.04」の中の「ubuntu-ja-12.04-desktop-i386.vhd」を選びましたよ。
今度は無事に起動しました。これでひと安心ですね。
「薄塩羊羹」食べました。
2012年6月18日(月曜日)
「父の日」ということで先日、実家に顔を出してきたのだけれど、その時に柳月の「薄塩羊羹」をもらってきました。そんなお話。
柳月さんは帯広のお菓子屋さん。「薄塩羊羹」はコク味を出すために焼き塩を加えているそうで、普通の羊羹よりもみずみずしい、つるんとした食感が持ち味。
わずかに感じる塩加減は、甘過ぎることなく小豆の美味しさを上品に伝えるのに大きな役割を果たしているように感じます。実に美味でした(喜)。
水ようかん以上、羊羹未満のしっかり感かな? 本当に美味しかったので、ちびちび食べようと思っております(笑)。
2012-06-17のツイート…
2012年6月17日(日曜日)
自転車に乗って…
2012年6月17日(日曜日)
今日は朝から午後までとある行事の予定があったのだけれど、諸般の事情で来週に延期となったので思いっきり時間ができました。朝から自転車で河川敷に行こうと思っておりましたら、一緒に行きたそうにこちらを見ている我が家の犬と目が合いました(笑)。ということで妻も誘って河川敷の途中にある公園へ行くことに。妻の自転車210にドッペル純正のバッグを取り付け、中にふっくらしたタオルを敷いて犬をイン(笑)。ゆるゆると出発しましたよー。そんなお話。
犬はまるで抱っこされているかのようにおとなしくしていてくれました。怖がっている様子もありません。特に河川敷に入ると堤防のサイクリングロードは段差も少なく走りやすいので、犬は箱乗り状態でご機嫌です(笑)。
出かけた時は曇り空で肌寒いくらいだったのだけれど、公園に着く頃には晴れ間が広がりむしろ快晴になりました。とても気分爽快でした。
公園に到着。東屋でひと休みです。犬は初めて来た公園に興味津々のご様子。
犬の視界ってこんな感じでしょうか? ミニチュアダックスなので視点が低い。シャコタンですね(笑)。
散歩の途中で3匹の犬と交流しました。写真を撮り忘れてしまったのは残念。最初の2匹は大きかったですが、とても優しそうなおとなしい犬。我が家の犬は、鼻をくっつけて挨拶はするものの、その後は尻尾を巻いて後ずさりしちゃうんですよね。人見知りならぬ犬見知りが激しいようで(笑)。
3匹目は同族のミニチュアダックス。毛色はブラック&タンで3歳のオスでした。体重は5kgほどあるそうです。残念ながらブラック&タンの犬は尻尾を振りつつも吠えているので、我が家の犬は怖がって近づくこともできませんでした(笑)。
そんな時は必ず抱っこをせがみ妻の膝の上に移動する犬。一番安心できる場所のようです。