「Xubuntu 12.10」のキーマップ変更
「Xubuntu 12.10」を最低限のカスタマイズで使いやすくしようと思います。新規でLinuxをインストールし使い始めるときに、私が必ずする作業。それはキーマップの変更です。「Ubuntu」ならばGUIでキーマップの変更ができるので簡単なのだけれど、今回インストールした「Xubuntu 12.10」は、昔ながらのxmodmapを使ったキーマップの変更を行う必要があります。今回はそんなお話。
私は長く親しんでいたキーボードの操作に慣れすぎてしまっていて、「A」キーの左隣に「caps lock」キーが必要です。ただ定番となっている「caps lock」と「左Ctrl」の入れ替えではなく、「caps lock」キーを使わないので左Ctrlはそのまま。しかも「Alt」キーと「Windows」を入れ替え、あまつさえ入れ替えた「Windows」キーに「Ctrl」キーを割り当てているので、左側3ヶ所に「Ctrl」キーがあるという「わがまま仕様」なのです(笑)。
それを実現するのには、xmodmapを変更すればよいです。
私の場合はテキストエディタを開いて以下の文を入力しました。
! .xmodmap_list ! Windowsキー(Super-L)133をAlt-Lキー64に keycode 133 = Alt_L clear mod4 ! Caps lockキー66とAlt-Lキー64をControl_Lキー37に keycode 66 = Control_L keycode 64 = Control_L clear Lock clear mod1 add Control = Control_L
文中の!はコメント行です。やっていることは、前述の「わがまま仕様」を実現させるための命令を記述しているだけです。これに適当な名前を付けてユーザーディレクトリのホームに保存します。あ、ファイル名を付けるのにひとつだけお約束がありました。ファイル名の頭に「.(ピリオド)」を付けます。私の場合は文中の最初の行にある「.xmodmap_list」というファイル名で保存しました。ファイル名の頭に「.(ピリオド)」を付けると、通常の操作では閲覧できない隠しファイルになります。
あとは、このファイルをターミナルからコマンド打ちで読み込ませればOK。
xmodmap ファイル名
私の場合は以下のように入力しました。
xmodmap .xmodmap_list
以上ですぐにキーマップが変更されるのだけれど、このままでは再起動(再ログイン)のたびにxmodmapを読み込ませる必要があります。
そこで設定のためにgconf-editor(設定エディター)を開いて設定しようと思ったら、Xubuntuにはデフォルトでgconf-editorが入っていない模様。そこでターミナルから「sudo apt-get install gconf-editor」を打ち込みインストール。するとターミナルから「gconf-editor」で起動できるほか、メニューに「システム>設定エディター」が追加されているのでこちらからを起動できます。
「設定エディター」のウィンドウが開いたら「セッションと起動」を選択。タブ「自動開始アプリケーション」を開いてボタン「追加」を押し、適当な名前を付けてコマンドに「xmodmap .ファイル名」を入力してOKを押します。これで毎回xmodmapのファイルを自動で読み込んでくれるようになります。