弐条海月の とはずがたり

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Ubuntu のWineでHSPを動かす

WineでHSP

WineでHSP

 ネットブック「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」に入れた「Ubuntu 10.04」にWindowsのアプリを動かすことのできる「Wine」をインストールしています。その「Wine」上でWindowsで動作するフリーのインタプリタ言語「HSP(HotSoup Processor)」を動かしてみました。なんかまどろっこしい書き方ですが、ようはUbuntuでHSPを使いたいのでやってみたということです(笑)。

 HSPの公式サイトhttp://hsp.tv/で用意した「HSP3.21」インストーラーは、残念ながら動作しませんでした。ですので、インストーラーをあらかじめWindowsで展開しておく必要があります。HSPの入ったフォルダをWineのC:Program Filesに入れておきます。そうすると…無事に起動しました。簡単ですね。

 ですが、フォントが汚いです(笑)。フォントを変更してみたり…試したのですが改善されないですね。まぁ取りあえず良しとしますけれども。

 そう言えば、UbuntuにはHSPと同じくインタプリタ言語のPythonが標準で入っておりますね。こちらはプラットフォームを問わずLinux、Mac、Windowsでも動作するので使い勝手が良いのでしょうが未習得です。これに対し基本はWindowsでしか動作しないHSPですが、何より使い慣れておりますからガリガリとプログラムが書けますし、それがLinux(Ubuntu)で動作するとなれば嬉しいことこの上無しです。

 さて、何を作ろうか…って言っても取り急ぎ作るものがありませんので、時間を見つけつつ既存のプログラムのバージョンアップでもしてみようと思います(笑)。


Ubuntuに「Mozc」(Google日本語入力)を導入しました。

 Windows版とMac版のみだった「Google日本語入力」がオープンソースとなり、Linux上で動作するようになっておりました。Linuxのオープンソース版は「Mozc(もずく)」という何とも美味しそうな名前(笑)。導入にはビルドしたりIBusへの登録など色々と大変そうだったのですが、ビルドしなおかつGUIの環境設定ファイルをセットにしてリポジトリを公開しているサイトがありましたので、そこから導入させていただくこととし、「Mozc」をUbuntu 10.04に入れてみました。

 私は標準のIBusに機能不足を感じておりましたので、それまでの標準だったSCIMを入れ直しその上でAnthyを使っておりました。ところが「Mozc」を使うためにはIBusでなければならないようなので、まずはインプットメソッドを今まで使っていたSCIMから標準のIBusに戻し、上記のサイトより「Mozc」のリポジトリを登録。端末から「Mozc」を追加し再ログインします。それから「システム/設定/IBusの設定画面」のインプットメソッドタブで「Mozc(Japanese Keyboard…)」を選択すれば「Mozc」が使えるようになりました。

 さっそく試してみて思ったことは、Googleがネット上から抽出した固有名詞の語彙データを非公開にしているため、他のOS版より機能が劣っているものの、IBus上のAnthyでは使えなかった予測変換もできるし何より変換精度が高いので、文字入力がサクサクできました。まだGUIの単語登録機能がないのですが、開発されている方がいらっしゃるということで、すでにコマンドラインでの単語登録は可能のようです。

 それと、Mozcの設定変更は「システム/設定/Mozcの設定」で行ないます。キーバインドのデフォルト設定にMacの「ことえり」があるのはありがたいです。ショートカットキーが「ことえり」のソレに変わりますのでとても便利です(笑)。

 単語登録のGUI化が完了すればとりあえずの問題点はなくなろうかと思います。今後、Linux標準のIMEに育っていく可能性が十分にあると思いました。

ちなみに「Mozc」のインストール直後は、インプットメソッドをオンにした時の言語バーに「Mozc(Japanese keyboard layout)」と表示されているため邪魔なのですが、「システム/設定/IBusの設定」で「言語バーにインプットメソッド名を表示する」という項目のチェックを外すと「Mozc(Japanese keyboard layout)」の文字が消えて「モ」のアイコンだけになるので見た目がスッキリしますよ(笑)。

「Mozc」などのリポジトリを公開しているサイト様「憩いの場」に詳しい情報が載っております。


メールアプリ「Evolution」の設定

 今日は「Ubuntu 10.04」のメールアプリ「Evolution」でメール設定を行ったのですが、レンタルサーバー「ロリポップ」で作成したメールアドレスを入力してもメール受信もメール送信もできずに難儀しました。

 メール送信については、メールアカウントがメールアドレス毎に違うということに気づいて事なきを得ましたが、どうやっても送信がうまくいきません。

 しばらく調べているうちに、セキュリティ対策としてプロバイダ以外の送信サーバ使用を認めていないケースがあることが分かりました。そして、問題解決のためにはメール送信のデフォルトポート番号「25」を「587」に変更する必要があることを知りました。

 これで解決か…と思いきや「Evolution」にはポート番号を変える設定が存在しないのです(苦笑)。

 もはや万事休すか…と思えば、Ubuntuのフォーラムに解決方法がありました(喜)。

 メール送信のsmtpサーバー(ロリポップではIMAPメールの場合送信も受信も同一サーバを使用)の後ろにコロンとポート番号「:587」を記述すればOKとのこと。試してみると今まで送信できなかったのが嘘のようにサックリ送信されました。

 無事解決とは言え…疲れました。


Moblinとか

 Moblinの日本語公式サイト内ダウンロードページから、ネットブック/ネットトップ向けの最新リリース「Moblin v2.1 NETBOOK/NETTOP 2.1-FINAL live image (img)」をダウンロード。早速先日使い始めた16GBのSDカードにインストールしてみました。

 以前のバージョンではネットワーク関連の設定がうまくいかなかったりしたのですが、今回はどうでしょう。やっぱり無線LANがダメですね。しかも、ライブCDでは動作するのに、インストールするとカーネルパニックを起こしてしまいます。何度試してもダメでした。原因が分からないだけに残念。

 仕方ないのでKbuntuのネットブック版を入れ直し、メインのUbuntu側からGRUBを再インストールして使える環境を構築するにとどまりました。


Ubuntu 10.04 でrootパスワードを設定

 「Ubuntu 10.04」を使い始めて、戸惑っていたのがrootのパスワードの設定方法。以前のOSではシステム設定の「ユーザとグループ」でrootパスワードを設定できていたのに、「Ubuntu 10.04」になってからその項目が姿を消していたのです。

 仕事仲間の氷翠さんにそのことを話したら、すぐに調べてくれました。「GUIがなければ端末があるじゃない」的な方法で、あっという間に解決しました(笑)。

sudo passwd root

と入力し、自分のパスワードを入力後、新しく設定したいrootのパスワードを2回入力するだけ。うん、簡単ですね(笑)。

 そして思い出したのが…夢の中でMac OS Xのインストール時にこのコマンドでrootパスワードを設定したことを思い出しました。あの時はインストールに必要な呪文だと思っていましたが、パスワードを設定するためのコマンドだったのですね。あっ、冷静になって見れば「passwd」って…パスワードの略語だったのか(笑)。


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