弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

Ubuntuに「Mozc」(Google日本語入力)を導入しました。

 Windows版とMac版のみだった「Google日本語入力」がオープンソースとなり、Linux上で動作するようになっておりました。Linuxのオープンソース版は「Mozc(もずく)」という何とも美味しそうな名前(笑)。導入にはビルドしたりIBusへの登録など色々と大変そうだったのですが、ビルドしなおかつGUIの環境設定ファイルをセットにしてリポジトリを公開しているサイトがありましたので、そこから導入させていただくこととし、「Mozc」をUbuntu 10.04に入れてみました。

 私は標準のIBusに機能不足を感じておりましたので、それまでの標準だったSCIMを入れ直しその上でAnthyを使っておりました。ところが「Mozc」を使うためにはIBusでなければならないようなので、まずはインプットメソッドを今まで使っていたSCIMから標準のIBusに戻し、上記のサイトより「Mozc」のリポジトリを登録。端末から「Mozc」を追加し再ログインします。それから「システム/設定/IBusの設定画面」のインプットメソッドタブで「Mozc(Japanese Keyboard…)」を選択すれば「Mozc」が使えるようになりました。

 さっそく試してみて思ったことは、Googleがネット上から抽出した固有名詞の語彙データを非公開にしているため、他のOS版より機能が劣っているものの、IBus上のAnthyでは使えなかった予測変換もできるし何より変換精度が高いので、文字入力がサクサクできました。まだGUIの単語登録機能がないのですが、開発されている方がいらっしゃるということで、すでにコマンドラインでの単語登録は可能のようです。

 それと、Mozcの設定変更は「システム/設定/Mozcの設定」で行ないます。キーバインドのデフォルト設定にMacの「ことえり」があるのはありがたいです。ショートカットキーが「ことえり」のソレに変わりますのでとても便利です(笑)。

 単語登録のGUI化が完了すればとりあえずの問題点はなくなろうかと思います。今後、Linux標準のIMEに育っていく可能性が十分にあると思いました。

ちなみに「Mozc」のインストール直後は、インプットメソッドをオンにした時の言語バーに「Mozc(Japanese keyboard layout)」と表示されているため邪魔なのですが、「システム/設定/IBusの設定」で「言語バーにインプットメソッド名を表示する」という項目のチェックを外すと「Mozc(Japanese keyboard layout)」の文字が消えて「モ」のアイコンだけになるので見た目がスッキリしますよ(笑)。

「Mozc」などのリポジトリを公開しているサイト様「憩いの場」に詳しい情報が載っております。


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