検索アプリのバージョンアップ…2
前回は「HSP(Hot Soup Processor)」で開発した簡易データベースの仕事で役立つアプリケーションを開発して使っております。今回は、テキストファイルによる簡易データベース作成アプリに関連した検索アプリのバージョンアップのお話第2弾。
現行のアプリのバージョンはβ14。今回はβ15として途中まで開発をしておりましたけれども、データベースの読み込みに関して思いついたことを試すため、途中からβ16として開発を進めることに。よってβ15はリリースされない幻のバージョンとなりました(笑)。
実は以前にもデータベースの読み込み方法を変えたことありました。かつて開発したβ2のバージョンは、起動前に全データベースを読み込む仕様でした。しかし、これだと検索するつもりのない古いデータベースまで読み込むため起動に時間がかかりすぎる欠点がありました。簡易データベースが増える(新しい年を迎える)たび、データの読み込みにさらに時間がかかるので、やむなく元に戻した経緯がありました。
今回のβ16では、起動時に過去2年分のデータベースを読み込むことで起動にかかる負荷を軽減させつつ、古いデータベースを検索対象にする際にそのつどロードする方式に変更。これによって若干検索前の待ち時間が増加するものの、検索時にロードする方法に比べてはるかに時間を節約できます。
参考までに、検索範囲を1年間にすると…低スペックのパソコンでも旧アプリの3秒ほどに対し新バージョンでは2秒ほどと150%ほど高速化しています。検索範囲を2001年から2013年まで広げてみると、旧アプリでは30秒ほどかかっていたのが18秒を切るくらいまで目に見えて高速化しています。
ただし弊害もあって、検索開始後にデータベースを読み込まない代わりに、検索範囲を変更した際にまだ読み込んでいないデータベースがあれば読み込むことになるので検索できるまでの間、少し待つことになります。それでもトータルしても以前よりは早いです。
現在は2人にテストをお願いしています。自分でも使ってみて、過去2年分のデータベースくらいは操作ウィンドウが出る前に読み込む仕様にすれば、さらに体感速度が速くなると思いました。起動時にデータベースの更新を行う仕様なのだけれど、そのついでにロードもしてしまおうと思います。そうするともっと体感速度がアップするはず。関連部署の会議が来週火曜日にあるので、それまでにβ17として開発を終えるつもりです。
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