検索アプリのバージョンアップ…
Windowsで動作するインタプリタ型プログラム言語「HSP(Hot Soup Processor)」にて仕事で役立つアプリケーションを開発して使っております。今日は、先日更新したテキストファイルによる簡易データベース作成アプリに関連した、検索アプリのバージョンアップのお話。
仕事で生成される1日に数十のテキストファイルを1ファイル1行に変換、1年ごとに1つのテキストファイルにまとめ、簡易データベースとして保存しているのだけれど、それを対象にテキストの全文検索ができるアプリを作って使っております。自画自賛ですが便利なアプリで、関連部署にも使ってもらっており、今やそれがなくては仕事が成り立たないほどです。
今回のバージョンアップは1年半ぶりになりますね。ずっとβ版としてリリースしておりますけれども、過去2回のバージョンアップはUbuntuに対応させるためのOS判別やらバグ修正にとどまるので、アプリの根幹である検索まわりの変更はデータベースの仕様を変更した2009年以降では初めてのことになります。
アップデートに至る経緯は先日、すでに1年前にサポートを打ち切った古いテキスト検索システム用の簡易データベースをサーバー上から削除したのだけれど、その後社内の2人から「テキスト検索アプリが動かない…」という声を聞いたからです。聞けばデータベース変更前の古いテキスト検索アプリを使っていたことが判明。現行版のβ14を渡すもエラーが出て動作せず。「私も同じものを使っているし、OSは違っても自動で判別する機能があるので大丈夫なはず」と自分のマシンで確かめてみると…あれ?自分の環境下でもエラーが出てる(笑)。
調べてみると…サーバー上の古いデータベースを削除した際に、動作を確認するためにサーバー上に残してある設定ファイルまでも削除してしまっていたことが判明。どうせなら…とソースを見直してバージョンアップすることにしたのでした。
バージョンアップの主な内容は、サードパーティー製の外部プラグインを用いず標準のプラグインのみでソースを書き直したこと。そのほかにも細かい内部処理は見直しましたけれども、β13になった際に動作速度がかなりアップしていたので、さらなる速度アップにはいたりませんでした。さらに検索速度をアップさせることはできないだろうか…と考えていると、ふとひらめいたのが検索開始時のデータベースの扱い方を変更する方法。次回はそのことについて書こうと思います。
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