弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

GRUB逝く…

「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」に入れて使っております「Ubuntu 10.04 Netbook Remix」が起動しなくなりました。ブートローダーのGRUBを消してしまった…というのが正確ですが。知識がないので再インストールです。ただし、今までの環境は残したいと思います。

 まずは「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」の状況ですが…メインのHDは1.8インチの60GB。1,8インチ故に速度が遅い…と言われていますが、私は速度的には不満はないです。これを40GBくらいとその他に分けておりまして、40GBのほうにWindowsでもLinuxでもない夢のようなOSが入っています(笑)。

 HDの残りの容量に冒頭で書きました「Ubuntu 10.04 Netbook Remix」が入っていますが…ブートローダーのGRUBはこのHD内には入れていません。GRUBは本体横のスロットに常時差している8GBのMicroSDカードに入れているのです。起動時にSDカードを選ぶとGRUBが立ち上がるので、HDに入っているUbuntuを選択して起動させています。それから、8GBのMicroSDカードには、実験で試したいOSを入れて遊んでいます。

 唯一の悩みはメインのHDが60GBでは少々物足りないということですかね。OS間のファイル共有が手軽にできるよう、FAT32でフォーマットしたパーティションが欲しいのです。

 さて、ここからようやく本編です(笑)。GRUBをインストールするために用意したのは…「Kbuntu 10.04」。訳あってネットブック版ではなくデスクトップ版ですので、スペック的に厳しいかもしれませんが、GRUBを入れるのが第一の目的なので良しとします。SDカードへのインストールには時間がかかるのは仕様です(笑)。カードの性能が良くないのでしょうね、インストールに1時間くらいはかかってしまいます。GRUBが入ってOSの起動を確認したら今日の作業を終わりにしようと思います。あっ、確認するOSは今入れているKubuntuじゃなくて、起動しなくなったUbuntuのほうですが(爆)。


「Ubuntu 10.04」試す

ubuntu 10.04 デスクトップ版

ubuntu 10.04 デスクトップ版

 Ubuntuの最新版のリリースが待ち遠しい中、β版の「Ubuntu 10.04」を試してみることにしました。「Ubuntu」は、半年毎に最新版をリリースするなど活発に開発が続けられているディストリビューションです。また、2年毎に長期サポート版をリリースしていて、今回の「Ubuntu 10.04」は長期サポート版ですので殊更期待されているはずですしね。

 公式サイトでダウンロードしてきたのは「Ubuntu 10.04」のデスクトップ版とNetbook Remix。それと、Ubuntu派生OSでKDEを採用した「kbuntu」のデスクトップ版とNetbook Remix。デスクトップ版のほうは、iMac(Mid2007)のVirtualBoxに入れることにしました。写真は起動後のものです。ネットブック版についてもまずはVirtualBoxで試した際の画像を掲載しております。

kubuntu 10.04 デスクトップ版

kubuntu 10.04 デスクトップ版

 kbuntuのほうは、前のバージョンを知らないので何とも言えないのですが、美しいGUIを備えていて、ubuntuよりも見た目もアクションもお洒落な印象です。まぁKDEは昔からそうでしたけれども。ただ、不慣れな環境故にどのアプリケーションがどんな役割をするのかがよく分かっておりません。また、ガジェットを上部のパネルだけではなく、デスクトップに置くことができます。これはカスタマイズ次第でとても便利に使えるのではないかと思いました。

kubuntu 10.04 Netbook Remix

kubuntu 10.04 Netbook Remix

ubuntu 10.04 Netbook Remix

ubuntu 10.04 Netbook Remix

 ubuntuのほうは、茶・オレンジ系だったGUIが紫色を基調としたものに変更されていて、それだけで洗練された印象を与えてくれます。基本的には基本のメインテーマが変わったくらいで、デスクトップ版、ネットブック版ともに見た目に大きな変更はなさそうです。ただし、起動時間がより早くなっていたり、LiveCD(USB)から起動させた場合に、試用またはインストールのどちらを行うかを選びやすくなっていましたね。また、GNOME環境にTwitter、Facebookなどのソーシャルアプリが統合されているため、ログインしているユーザーがオンライン状態か退席しているかなどを示すアイコンも表示されていました。

 何より驚いたのは、Ubuntuのデフォルト検索エンジンがGoogleからYahooに変更されていたことです。どうもIT業界は巨頭VSそれ以外の図式が好きなようですね。かつてMicrosoftがそうであったように(笑)。AppleとGoogleとの決別も明確になってきている今…さて、今後はどうなりますことやら。


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