弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

Mac OS X Lion がらみのアップデート

新 iPad や iOS 5.1 の発表によってそれらの話題で持ち切りの感がありますけれども、それらのアップデートにともなって Mac やそのOSである Mac OS X Lion、そして各アプリケーションのアップデートもあったようです。そんなお話。

「MacBook Pro EFI ファームウェア・アップデート 2.7」

まず気になったのが「MacBook Pro EFI ファームウェア・アップデート」。対象は私が使っているMacはMacBook Pro(Early 2011)と、MacBook Pro(Late 2011)。このアップデートでは、ネットワーク起動の信頼性が向上し、再起動後の HDCP 認証を妨げる問題が解決され、USB 記憶装置がホットプラグされているときの起動装置の選択の問題が解決されるのだそう。

ネットワーク起動は使わないですし…うーん、よく分かりませんが、安定性の改善のためのアップデートであり、全ユーザに推奨されるものだそうです。

この他のアップデートとその内容は以下の通りです。

「iPhoto アップデート」

このアップデートは iPhoto ’11 のすべてのユーザに推奨されます。

バージョン 9.2.2 で追加された修正

  • フォトストリームから写真を削除できるようになりました

これはつい先ほど、iPhoto を使っていた時に思ったことなのだけれど… iOS 5.1 にアップデートした iPhone 4S のフォトストリームで写真が削除できるようになったことを試し、Mac の iPhoto ではどうかなーと思ったら消せない。iPhoto がアップデートした訳じゃないので消せるわけもないのですが…じゃあ、Mac版の iPhoto がアップデートしているのでは?と思って確認したら色々なアップデートがあるじゃないですか。あ、じゃあこれを日記のネタにしよう…というのが今の状況なのです(笑)。

バージョン 9.2 での修正

  • iCloud および iOS 5 との互換性が解決されます
  • 1 枚表示モード時に左右のスワイプジェスチャを使って写真間を移動できるようになりました
  • 以前に読み込んだ写真が読み込みウインドウの別セクションに表示されるようになりました
  • ブック/カレンダーのテーマとカードのカテゴリが、回転表示の画面でポップアップメニューから選択できるようになりました
  • ブックの一部のページが正しくプリントされない問題が解決されます
  • ライブラリを再構築したときに保存済みのスライドショーとブックが正しく保持されるようになりました

「GarageBand アップデート」

  • iOS プロジェクトの GarageBand との互換性をアップデートします
  • GarageBand Lesson プレビュービデオの再生の問題を解決します
  • 一部のソフトウェア音源で音符が正しくないまたは動かなくなる問題を修正します

音楽制作が趣味の私には GarageBand は神アプリです。アップデートで便利になるのは本当に嬉しいことです。Logic より手軽に使えるのでつい GarageBand に頼り切ってしまう(笑)。もっぱら最近は時間がなくて音楽制作なんてできておりませんけれども。

「iTunes アップデート」

iTunes 10.6 では、1080p の高解像度(HD)の映画やテレビ番組を iTunes Store から再生する機能が追加されています。

このリリースでは、以下のような多数の iTunes Match の機能向上にも対応しています

  • 曲のマッチング機能の向上
  • アルバムアートワークの処理、ダウンロード、および表示の改善
  • iCloud からの再生時に曲がスキップされる問題を解決

「OS X Mountain Lion」に思うこと

2012年夏に登場する新しいMacのOS「OS X Mountain Lion」の仕様が先週発表されました。昨年夏に「OS X Lion」を格安でダウンロード販売し話題をさらったばかり…そんな気もしますが、今度の「OS X Mountain Lion」はどうでしょうかね。Appleのサイトを熟読すると…iPadの「iOS 5」で培った機能やGUIオペレーションをフィードバックしているようです。もともと「Mac OS X」から派生した「iOS」が本家の進化を促し、そして「OS X」が「iOS」に近づいておりますね。いつか統合する日が来るのではないか…そんなふうにも感じられました。私が個人的に気になっている機能について書こうと思います。

まずは「OS X」 の「iChat」が進化した「メッセージ」ですね。これは「iOS」の「iMessage」とメッセージのやり取りができる点にも注目です。

そして「リマインダー」。私は以前、Macの「iCal」を使ってリマインダーっぽいことをやっておりましたが、「iPhone 3GS」を使っていたころにToDoリスト系のアプリに出会ってからはそちらを使っておりました。で、「iPhone 4S」と「iPad2」では「iOS 5」から「リマインダー」が登場。「iCloud」によって同期されるのが便利過ぎて、Macの「iCal」でリマインダーが同期されていることに気づかないでおりました(笑)。「OS X Mountain Lion」で「リマインダー」が使えるようになれば、さらに便利になりますよね。楽しみです。

次は「メモ」。こちらも「iOS」ではよく使っているアプリのひとつ。「iCloud」と連係できるのでiPhoneとiPadで同じ内容をいつでも参照・編集できるて役立っております。現在、「OS X Lion」では「メール」アプリにて「メモ」の内容を共有することができておりますが、あくまで「メール」アプリなだけに、ちょっと違和感がありますね。専用の「メモ」アプリが登場することで、より使い勝手が良くなると思います。しかも、重要なメモはデスクトップに表示することも可能。ダッシュボードに追いやられた「スティッキーズ」より、ずっと便利なはず。余談ですが…「OS X Mountain Lion」では通知機能も充実するようですし、「ダッシュボード」は不要になるのではないかと思いますね。

そして「Gatekeeper」。これは悪質なソフトウェアを気づかないうちにダウンロードしたりインストールするのを防ぐためのもの。安全のためとは言え、自由度が失われるのは困ります…そんな人のために3つのセキュリティオプションが設定できるそうです。「今まで通り」「Mac App StoreとデベロッパID付きに限定」「Mac App Storeのみ」がそう。「今まで通り」だと自由度は高いですがリスクもありますね。ですが文字通り「今まで通り」なわけで、言わばこのオプションを選択する場合、「Gatekeeper」の存在意義が失われることを意味しますね(笑)。

ほかにもメール、Twitter、アラートなどの新しい情報を一元管理できて便利な「通知センター」。リンク、写真、ビデオなどを簡単に共有できる「共有シート」。様々アプリケーションから直接ツイートできる「Twitter」。ゲームのスコアや友達のおすすめゲームなどを知ることのできる「Game Center」などもありますね。MacのOSが今後どのような形で進化し、iOSとの関係はどうなって行くのか…「OS X Mountain Lion」を体験することで、その方向性が見えてくるのではないかと思うんです。今夏のリリースが待ち遠しいですね。


「OS X Lion 10.7.3」

Appleが先日リリースした「OS X Lion 10.7.3」のアップデートをインストールすると、すべてのアプリケーションがエラーメッセージを出してクラッシュするという現象が起きていたようですね。実は私も「OS X Lion 10.7.3」のアップデートを導入済なのだけれど、普段スリープ状態で使っていて電源を落とすことがないので、実はまだアップデート後の再起動をしていないんですよね。

問題のクラッシュは再起動後に起きるらしいので、スリープ状態で再起動をしていない今のところは問題なしです。そもそも、アップデートしたすべてのマシンで問題が起きるわけでもないらしく、私と同時期に購入したLIFEさんのMacBook Pro 13インチモデルは、何の問題も起きなかったそうです。再起動をすべきか、やめておくべきか…それが問題です(笑)。

こういった問題が起こるので、アップデートを安易にしないほうが良いですよね。「OS X Lion」にしてから動作しなくなったアプリケーションもあることだし…。新しいものに安易に飛びつくのは考えものかもしれませんよね。

ただし…よく調べてみますと、上記のような問題が起きる可能性があるのは2月1日にリリースされた「OS X Lion 10.7.3」アップデートのようで、私が導入した「統合アップデート」では大丈夫のようです。これならば安心して再起動できますね。

それではさっそく再起動…あ、無事に起動しました(笑)。取りあえずはひと安心ですね。

「OS X Lion 10.7.3」の改善点とか

「OS X Lion 10.7.3」での改善点の主なものを以下に挙げてみます。

  • 多言語サポートの強化
  • スマートカードを使ってOS Xにログインする際の問題を解決
  • Windowsファイル共有に関する互換性問題を解決
  • マークアップを使用したMicrosoft Word文書の印刷に関する問題を解決
  • スリープからの復帰時のWi-Fi接続の問題を解消
  • ワイヤレスネットワークへの接続前のSafari起動に関する問題を解決
  • ディレクトリサービスにおける認証の問題を解決
  • デジタルカメラRAWサポートの拡張(「デジタルカメラ RAW 互換性アップデート 3.9」に相当)

などです。

このうち「スリープからの復帰時のWi-Fi接続の問題」は、私も前から気になっていたものです。妻のiMac(Mid 2007)がスリープからの復帰後に無線LANネットワークを見失うことがあったり、私のMacBook Pro(Early 2011)もネットワークが不調になることがあったからです。


MacのHome内フォルダ名を英語化

MacBook Pro(Early2011)にてMac OS Lion 10.7を使っております。Homeフォルダ名(ユーザアカウント名)が英語なのにも関わらず、Home内の各フォルダ名が日本語表記になっていることに以前から疑問を感じていた私です。今日はそれを解消するお話。

思えばその昔、Mac OS Xが登場したてのころは、Home内フォルダの名前は営業表記でした。私はそのままMac OS 10.4 Tigerまでアップデートしていったので、そのままHome内のフォルダ名が英語表記で、それが当たり前だと思っておりました。ところが、OSが不調になったためMac OS X 10.4 Tigerを新規でインストールするとHome内のフォルダが日本語表記になってしまい閉口したことがありました。

そうそう。ネットブック「HP Mini 1000 VIVIENNE TAM Edition」で使っているUbuntuでも、Home内のフォルダ名は必ず英語に変更して使っておりますね。特にUbuntuの場合は端末でHome内にアクセスする機会が多く、フォルダが日本語では入力がとても面倒になるため当然のごとく英語表記にする…そんな意味合いが強いかもしれませんけれども。

やはり、ここはMacでも英語表記にしたい。というわけでローカライズファイルをいじってみます。

まずは端末を起動します。Mac OS Xではフォルダ「アプリケーション」内のフォルダ「ユーティリティ」の中に「ターミナル」の名称で入っております。

これを起動して以下のコマンドを入力します。

cd /System/Library/CoreServices/SystemFolderLocalizations/

上記のコマンドでは、ローカライズファイルが置いてある場所に移動しています。

次に以下のコマンドを入力します。

sudo mv Japanese.lproj Japanese.lproj.bak

管理者権限を持って、ファイル名を変更するコマンドを実行します(パスワードの入力が必要です)。ファイルの拡張子の後ろに.bakを付けることで、日本語ローカライズファイルをバックアップしています。

そして最後の命令。以下のコマンドを入力します。

sudo cp -pr en.lproj Japanese.lproj

管理者権限にて、英語のローカライズファイルをコピーします(パスワードの入力が必要です)。その際、日本語のローカライズファイルの名前を付けてコピーすることで、日本語版でありながら英語版のローカライズファイルを読み込むことになるので、フォルダ名が英語になります。ただし変更を反映させるには再ログインが必要です。はい、これで完成です。

元に戻す場合は、ローカライズファイルが置いてあるディレクトリに移動し、中身が英語版のJapanese.lprojを削除し、ファイル名を変更してバックアップしていた日本語版ローカライズを元に戻せばOKです。その際は以下のコマンドを入力してください。

cd /System/Library/CoreServices/SystemFolderLocalizations/
sudo rm -rf Japanese.lproj
sudo mv Japanese.lproj.bak Japanese.lproj

ちなみに上記のrm命令がファイル削除なのですが、ローカライズファイル.lprojというのは実はフォルダなので、フォルダを中身ごと削除するためのパラメータをオプションで付ける必要があります。それが「-rf」です。ちなみに中身が空と分かっているフォルダを削除する場合のパラメータは「-r」です。


iCloudでブックマーク共有とか

私はメインマシンであるMacBook Pro(Early20111)で、Apple純正の「Safari」をメインブラウザとして使っております。「iOS 5」を搭載しているiPhone 4SやiPad2でも「Safari」を使っておりますが、これまでiCloudでのブックマーク共有はしてきませんでした。ですが、ブックマークが統一されていないと色々と不便なので、思い切って共有してみたのです。そのお話。

20120106-083740.jpgiOS5の場合は設定アプリ内にあるiCloudの項目でブックマークの設定をオンにするだけ。Macの場合でもシステム環境設定のiCloudの項目でブックマークの設定をオンにするだけです。

これでMacBook ProとiPhone 4S、iPad2のSafariのブックマークがすべて統一されました。あとは…ブックマークそのものがぐちゃぐちゃなので整理しないとだめですね(笑)。

ついでにiCloudを使ったアドレス共有の設定も行いました。本当に便利なので、もっと早くやれば良かったのだけれど…以前、MacとiPhoneの共有でデータをダメにしたことがあったので失敗をおそれておりました。以前はアドレス帳をどちらかに統合する方法で共有されていたので、誤って空っぽのアドレス帳を選択してしまって、空っぽのままで共有されてしまったんですよね(笑)。

今回のiCloudでの共有では、ブックマークもアドレス帳もすべてのデータを統合するスタイルでの共有になります。ですのでだぶってしまった項目も存在しておりますが、消えてしまうよりずっといいです。これからじっくり整理して、使いこなしていきたいと思っております。


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