弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

封書のこと…(中)

 前回書きました「封書のこと…(上)」の続きです。仕事上で封書やはがきを受け取る機会がありまして色々と見ておりますと、些細なことかもしれませんがマナーを守るということ、つまりは受け取る相手を思いやる気持ちの有無を考えさせられることがあります。今日はそれに関するお話です。

 私が受け取った封書の中に、このようなものがありました。その封書は、字は綺麗ではなくとも読みづらいということはなく、丁寧に書かれています。ただ、その文字の大きさや配置のバランスなどから、人とのコミュニケーションを取るのがあまり得意ではない方のような印象を持ちました。同時に書かれている住所・宛名に2箇所の誤字があるにも関わらず修正されず誤字に気づいた様子もないことから、物事を深く考察したり疑うことをあまりしない性格、おっとりとした性格の持ち主ではないかというように感じました。

 もちろん、これは私の身勝手な考察でしかなく、もし違っていて私の考察が相手に迷惑を与えるようなことがあったとしたならば平身低頭謝らねばならないところです。もちろん、私は誰にも口外しておりませんから迷惑をかけてはいないはずですけれども(笑)。つまりは、前回書きました「封書のこと…(上)」にあるとおり「手書きの文字には表情がある」と考え、書かれた文字から勝手に人物像を、私が私の頭中に描き出していたということでしかないのですから。

 さて、話を戻して…。その封書の差し出し主に、取り急ぎ尋ねたいことがあったのですが、肝心の電話番号が書かれておりませんでした。もともと早急に連絡を取らねばならないことがあるために、電話番号は必ず書き添えていただけるようあらかじめお願いしてあるにも関わらずです。幸いにして、その方から封書が届いたのは今回が初めてではなく、初回時には電話番号があったことを思い出したことから封書の束を引っ張り出し、その方の電話番号を調べて連絡を取ることができました。もちろん、その際に「次回からか・な・ら・ず連絡先を明記するよう」お願いしておいたことは言うまでもありません(笑)。

 それ以後も数回、その方から封書をいただくのですが、最近の2回ほどは電話番号はおろか差出人の住所も名前すらも書かれておりませんでした。「もう何度も送っているから分かるだろう」と思っているのかどうかは分かりかねますが、わざわざ本人に連絡を取ろうとは思いません。調べて連絡をするのが面倒である、というよりも、受けると相手の気持ちを考えていない封書に対し私が取れる最大の手段が「差出人不明のためが分からないので対処のしようがない」ということだからです。いや、もしかしたら私が単にいじわるだからかもしれないのですが(笑)


封書のこと…(上)

 仕事上で封書やはがきを受け取る機会がありますので良く目にします。出社すると机の上に何通か届いているのですが、手にとって読んでみますと、そこに書かれた文字から相手の思いや表情が見えてくるような気がしてきます。今日はそれに関するお話です。

 幸いにして私が受け取る封書やはがきのほとんどがクレームではなく好意的なものであり、それは大変ありがたいことなのです。ですが、それでも草書体じゃあるまいし判読できないような達筆の続け字で書かれているものであったり、何かの暗号文のようなぐちゃぐちゃのなぐり書きだったりするものは、正直破り捨てたくなるような気持ちになります。私の研究(笑)によりますと…前者の草書体(偽)は年配の方に多く見受けられ、後者のナンチャッテ暗号文は若い方に多い書体のようです(笑)。

 一方、例え字が上手くなくとも、丁寧にゆっくり書かれているものは見ればすぐに分かりますし、書き手の気持ちがきちんと読み手に伝わるものです。

 タイポグラフィ(活字)に頼らぬ直筆の手紙には、直筆であるからこその「重み」があるもの。その「重み」こそが、顔も見えず声も聞こえない手紙から伝わる相手の「想い」であることは言わずもがな。ましてやEメールと違って可読性の高いフォントが使われているのではなく、相手の顔が見えない代わりにその人の書く文字には「顔」がありますから、直筆の手紙には文字を通じて相手の表情までが読みとれるはず…。

 そう考えてみると直筆の手紙の重さが改めて実感できるとともに、手紙を書くという行為を決して軽んじてはならないと思えてならないのです。


「Google 日本語入力」を試す

私は日本語入力環境にはおかしなこだわりを持っておりまして、便利すぎるのはどうだろう?とさえ思っております。ですので、私はメイン使いのiMac(Mid2007)には敢えて便利と言われる「Google日本語入力」を入れてはおりません。ちょっと手のかかる「ことえり」を調教しながら使うことに喜びを感じているのですが、その一方で新しもの好きでもあるため鳴り物入りで登場した「Google 日本語入力」のデビュー時にはその実力を試したこともあります。そして今回「Google 日本語入力」がバージョンアップしたので再度試してみることにしました。
実際には常日頃「Google 日本語入力」を全く使っていない…ということではなくて、「Google 日本語入力」のオープンソース版「Mozc」ならばネットブックに入れた「Ubuntu 10.10」にて使っております。ただし「Mozc」では豊富な語彙を誇るGoogleの辞書は使えないので、「Google 日本語入力」としての100%の性能は体感できないのです。
さて話を本題に戻します。新しい「Google 日本語入力」を試す環境は、ネットブック「hp mini 1000 VIVIENNE TAM Editoin」に入れた夢Mac OS 10.5.8です(笑)。インストール後、実際に文字入力を試してみると2ちゃんねるなどで知られる顔文字や、中華料理や麻雀に関する用語も変換されるようです。試しに「ちんじゃおろーす」と入力したら「青椒肉絲」、「ほいこーろー」と入力したら「回鍋肉」と表示されました。また、「ほんいつ」で「混一色」「りゅーいーそー」で「緑一色」などと変換されました。これは凄いですね。一般論としてこれらが日常的に使う言葉であるかどうかは別にしても(笑)。
ところが、ちょっと気になりましたので我らが「ことえり」でも試してみたのですが…なんと「青椒肉絲」「回鍋肉」は普通に変換できるではないですか! やればできる子なんですね「ことえり」は。まさに「ことえりかわいいよことえり」といった感じです(笑)。さすがに麻雀用語はダメでしたが(笑)。大丈夫です。普段使わない言葉ばかりですから。
で…しばらく「Google 日本語入力」を試してみての結論。私の環境下であるネットブック「hp mini 1000 VIVIENNE TAM Editoin」に入れた夢Mac OS 10.5.8では、JISキーボードにも関わらず、Google 日本語入力時には英語キーボードとして認識されてしまうことが分かりました(驚)。「ことえり」では問題なくJISキーボードとして認識されているというのに。やはり無理に運用している夢Mac OSの環境が良くないのだと思います。
そう言えば…ネットワークも今イチ不調ですし…思い切って10.6の夢でも見ようかと考えている今日この頃です。根本的な解決方法としてはかなり間違っているとは思いますが…時間があれば試したいです。もう一度夢を!(爆)

Google 日本語入力のアップデート

Googleが無料で提供している日本語入力環境「Google 日本語入力」がアップデートされてさらに使いやすくなっているらしいです。変換機能の向上、語彙の追加、スペルチェック機能(日本語もOK)の導入など。語彙の追加では顔文字辞書も強化されているようですね。
Mac版では、設定ダイアログ、辞書ツールが別アプリケーション化されました。これはLinux版のMozcではすでにそうなっているので取り立てるほどのことではないです。別アプリ化されたということで、Finder上で「アプリケーション」内の「Google 日本語入力」から起動できるようになっています。
また、日本語キーボードで’「¥」キーをバックスラッシュとして扱えるようになったそうです。これは設定ダイアログで変更するば良いみたいです。
一方、Windows版ではXP 環境での安定性と互換性が大幅に改善互換性の改善や高速化も行われているようなのですが、Mac版に比べますとまだ多くの問題点を抱えているようです。実際のところ私にはあまり関係ありませんけれども(笑)。まぁVirtualBoxに入れたWindowsでは恩恵に預かることにはなるのですが、初音ミクは使ってもWindowsで文章を扱うことがほとんどありませんので(笑)。

Mozcのプロパティと辞書ツール

 ネットブック「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」にUbuntu10.10を入れて使い始めました。日本語入力には純正のiBUS + Anthyの組み合わせではなく、SCIM + Mozcの組み合わせで使い始めたのですが…すぐに問題が発生しました。その問題とは…。

 問題とは、SCIMの設定画面上でMozcの設定が変更できないですし辞書ツールも見つからない…というもの。日本語入力時に表示されるSCIMのツールバー上にもMozc関連のプロパティ表示と辞書ツールが見つからない…。Ubuntu9.04の時は使えていたのに…。おかしいと思い「Ubuntuソフトウェアセンター」でMozc関連のアプリケーションを検索
しますと…出てきたのが「GUI utilities of the Mozc input method」。見た瞬間「嗚呼、これだ」と思いました(笑)。すぐにインストールして念のため再ログインすると…ビンゴです(笑)。設定も辞書ツールも使えるようになりまし
た。ただし…SCIMのせいなのか画面のGUIが古くさい(笑)。まるで往年のJavaアプリのようなGUIなんです。「これはないだろう…」

写真は…参考のために言語サポートのウィンドウと並べて表示してみました。

Mozcのプロパティも辞書ツールも頻繁に使うものではないのですが…やはり気になる。ということで、iBusに対応したMozc「Mozc engine for IBus」をインストールして確認してみることにしました。

IBusの設定画面でインプッドメソッドにMozcを追加。優先順位をAnthyよりも上位にしましたがすぐに使えるようにはなりませんでした。やはり再ログインが必要でしたよ。

再ログイン後はiBusでMozcが使えるようになりましたが…やはり残念ながらプロパティも辞書ツールもGUIが古くさいままでした(笑)。ガッカリ。

従来はSCIMとAnthyの組み合わせが最強だと思っておりましたが、SCIMとMozcの組み合わせではSCIMの優位性が薄い気がします。だったらSCIMにこだわらずiBusでいいのでは…と思い直し、iBusメインで使っていくことにしました。
SCIMは…放置しておいても良いのですが一応Ubuntuソフトウェアセンターから削除しておきました。自動で「Mozc for SCIM」も削除されました。IBusのAnthy自体も不要になるので、ここでAnthy辞書エディタも削除しておきます。Anthy自体はIBusの設定画面で削除します。

改めて思うこと…。とにかくMozcは優秀。使い安いことこの上なしです。日本語入力に対してなんの不安もなくなることは多大なストレス軽減になります。あとは入力する文章の内容にさえ注力すれば良いことになるのですから。


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