弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

10.6雪豹の夢再び…

自分の日記を見返すと…2010年11月に雪豹がネットブック「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」で動く夢をみたようです。あの時は10.6.3へのアップデートに難儀し途中で挫折したため途中で日記が終わっておりました。今回は詳細は書きませんけれども、こちら(http://naoki.sato.name/lab/archives/33)を参照させていただき10.6.2までアップデート。そこでとどめておきました。そんなお話。

まずはインストールDVDの中身をSDカードに復元し、ひと手間をかけてからSDカードのインストーラで起動し60GBのHDDに40GBのパーティションを用意しそこに雪豹をインストールしました。

ひと手間というのは、複製したインストールDVDに当てるパッチアプリ「NetbootBootMaker」を使うこと。Appleがサポート対象外のIntel PCで雪豹の夢をみるために必要な処理です。これのバージョンが以前試した時より新しくなっており、そのためかインストール時に参照したサイトの記述とは違う行程を踏むことになりました(例えば「OSInstall.pkg」のリネームが不要とか)。本当は後のために書き記しておきたいところですが、よく分からなくなってしまいました(笑)。

インストール時にカスタマイズせずそのまま処理すれば問題ないはずですが、私は不要なプリンタ・ドライバや他言語をインストールしたくないのでカスタマイズでチェックを外します。するとインストールは正常に行われず、私の環境では残り時間8分ほどで固まってしまいます。原因は謎ですが、そんな状態でもインストールは一応終わっているので電源を切って再度外部SDカードで起動します。インストール前と違って起動するディスクの選択画面になりますから、ここでインストールしたばかりのHDDのパーティションを選択。この後でSDカードなしでも起動できるように設定するため、起動したMacのターミナルでコマンドを入力したりします。その際に必須なのが「SnowLeoHPMini_101709.zip」というファイル。これを使って色々と作業します。

現在の私の夢環境では、10.6の状態ではできなかったスリープからの復旧が10.6.2にしたことで100%正常にスリープ復帰ができるようになりました。ただし、この時にSDカードやUSBメモリが一旦アンマウントされすぐに再マウントされてしまいます。

後はbuletoothが使えませんけれども、特に必要を感じていないので大丈夫です。これを解決できる方法があるにはあるのだけれど…他で不具合が出たら困るので試していません。


OS X Mountain Lion

 AppleのMacのOS「OS X」の最新版「10.8 Mountain Lion」のダウンロード販売が7月25日から始まりましたね。Mac App Storeを通じ「10.7 Lion」または「10.6 Snow Leopard」を対象に1700円でアップグレードできます。そんなお話。

「Moutatin Lion」では特にiCloudによるiOSとの親和性に重点をおきつつ、200を超える新機能を搭載するなどかなり力の入ったOSになっているようです。

Mountain Lionの新機能のうち、気になるものとしては、従来のiChatに代わる「メッセージ」アプリ。Mac間はもちろんのことiPhone、iPad、iPod touchともiMessageでやり取りができるというものです。すでに「メッセージ」アプリのβ版を使っておりますが、なかなか便利だと思います。

また、アプリの入手経路を制限できる「Gatekeeper」では設定の変更で段階的にセキュリティを高めることができますけれども、これはその分、自由度との引き替えになりますから既存のヘビーユーザーの中には手放しで喜べない人がいるかもしれませんね(笑)。

バージョンが6となったApple純正のブラウザ「Safar」は、今更感がありますけれどもアドレスバーと検索窓が統合されたようです。スワイプでページを切り替えられるのも良いですが、iOSで開いているタブをそのまみMacでも閲覧できる機能は便利だと思います。

個人的にどうだろう?と思うのは…FacebookやTwitter、Flickr、Vimeoなどの他社サービスの統合。便利かもしれないけれどそれらが使われなくなったら無用のものとなりそう。そこはかとなくAppleらしからぬ気がいたします。

そうそう。iOSよりの機能も目立っておりますね。音声入力だとかAirPlayミラーリングはiOSですでに実績のある機能です。私はてっきり「Siri」の搭載もあり得るのでは?と思っていたのですが…それはまだのよう(実装されるかどうかも分かりませんが)です。Macには昔からテキスト読み上げなどのために色々な合成音声が内包されているので、十分あり得るのではないかと私は推測しているのです。

あとは「通知センター」とか、リマインダーの共有とか。あ、メールアプリからメモ機能が独立したのはメモを多用している私には朗報です。Game Centerの対応で、iOS搭載機器と同じゲームがMacにあればマルチプレイなんかもできるようになるらしいです。なんだかより一層OS XとiOSが急速接近中ですね。まぁ、根本は同じものなのでいずれ元に戻る…ということなのかもしれませんけれども。

とは言え、MacのOSのアップデート時には何かとトラブルがあったりするもの。OSそのものとか、周辺機器とか、アプリケーションとか。私はMacBook(Early 2011)ユーザであり、OSは「10.7 Lion」を使っておりますが「10.8 Mountain Lion」の導入はもう少しだけ様子を見てからにしようかなと思っております。

妻が使っているiMac(Mid 2007)は現在「10.7 Lion」を入れておりますが、かなり動作が重たい印象があります。これが「10.8 Mountain Lion」によって改善されるのか、さらに重たくなるのか…この辺りも情報収集をしてからにするつもりです。


「Linux Mint 13 “Maya”」を使ってみる

先月リリースされた「Linux Mint」の最新版「Linux Mint 13 “Maya”」を試してみることにしました。「Ubuntu 12.04」の「Unity」にどうしても馴染めない感じがするからです。久々に「Linux Mint」の公式サイトをのぞいてみると…「13 “Maya”」がリリースされておりました。ところが、「Linux Mint 13 “Maya”」はデスクトップ環境が2つあるみたいです。そんなお話。

「Linux Mint 13」は「Ubuntu 12.04」を下地にしておりながら、GNOME 2をベースにした「MATE」をデスクトップ環境として採用しているため、”今まで通りの感覚”で使うことができます。これって結構、大切なことではないかと私は思うのですけれども、もうひとつ「Cinnamon」という新しいデスクトップ環境があるんです。

せっかくだから、両方試してみることにしまして、VirtualBox内に仮想マシンを2つ作成。「Linux Mint」の公式サイトから「Linux Mint 13」を2種類ダウンロードして早速インストールしてみました。

まずは「Linux Mint 13 MATE Edition」。「Linux Mint 12」と同じような感じです。スタートメニュー(?)を押した時に表示される「mintMenu(Applicationランチャーみたいなもの)も同じなので違和感がありません。ただ私はMac派なので、メニューバーはBottomではなくTopにし、ウィンドウの閉じるボタンなどは右ではなく左側にして使っております。

さて次は「Linux Mint 13 Cinnamon Edition」。先ほどの「MATE Edition」は32ビットOSをインストールしましたが「Cinnamon Edition」は64ビットにしました。理由は「何となく」です(笑)。で、「Cinnamon」はGnome3
をもとにした新しいデスクトップ環境。ただ3Dアクセラレーターを必要としており、MATEのように成熟して安定していないようで、私の環境ではメニューバーのカスタマイズ項目はあれど、変更しても反映されない状態でした。まだ発展途上のデスクトップ環境なのでしょうかね。

「Linux Mint 13」のディスプレイマネージャーは、どちらのエディションもGDM 2.20をベースにした「MDM(Multiseat Display Manager)」というもので、言語、ユーザの切り替えなどを視覚的に行うことができます。テーマは洗練されていて美しい「Mint-X」「Mint-Z」がデフォルトで選べます。

また、「Linux Mint」ではデフォルトの検索エンジンがYahoo!であるところも良いです。ほかにDuckDuckGoとAmazonが用意されています。

「MATE」「Cinnamon」の両エディションは、ベースと鳴っている「Ubuntu 12.04」と同様に2017年4月までのサポートされるLTS版となっています。

取りあえず安定している「MATE Edition」を使うことにします。色々と忙しいので環境構築にはまだまだ時間がかかりそうですが(笑)。


Virtual BoxにUbuntuを入れる…

私のMacBook Pro(Early2011)のVirtual BoxでUbuntu 10.04を長らく使っていたのだけれど、どういうわけか起動しなくなってしまいました。バックアップを取っていなかったので、新たに入れ直すことにしました。どうせなら最新版でいっとくか…と思いまして、Ubuntu 12.04の64Bit版をダウンロードしインストールを始めたのだけれど、なぜかキーボードのタイプ選択の画面から進まないんです(泣)。

原因が分からない上に、再度インストールをするのも面倒だったので初めてのことですが、Ubuntu Japanese Teamのサイトに行き、ダウンロードページ(http://www.ubuntulinux.jp/download/ja-remix-vhd)からVirtual Box用の仮想ハードディスクイメージ(VHD)を落としてみました。

選んだのは「Ubuntu 12.04」のVHD。やはり2017年4月までの長期サポートがありがたいですよね。現在は「Ubuntu 11.10」と「Ubuntu 10.04.3」のVHDファイルもダウンロードできるようになっておりましたけれども、ともにサポートは来春2013年4月までとなっておりましたので注意が必要です。

VHDファイルをVirtual Boxに追加するのは実に簡単でした。私はMac版Safariでダウンロードしたので、自動的zipファイルが解答され、VHDファイル「ubuntu-ja-12.04-desktop-i386.vhd」ができあがっておりました。設定によっては拡張子が表示されていない場合もあると思います。

VirtualBoxを起動してウィンドウ左上の「新規」を選択。仮想マシン作成ウィザードが開くので、ボタン「続ける」を押して、仮想マシン名とOSタイプの画面に移動します。

私は仮想マシンの名前を「Ubuntu 12.04」に、オペレーティング システムは「Linux」に、バージョンは「Ubuntu」にしました。

メモリはマシンの能力によって変わると思います。私は2048MBにしてみました。

次の「仮想ハードディスク」の項目が重要です。

ここで「既存のハードディスクを使用」を選択。ファイル選択ダイアログから先ほどダウンロードしたVHDファイルを選びます。

これで設定は完了。VirtualBoxのマネージャーウィンドウから仮想マシン「Ubuntu12.04」を選択すると起動します…が、このままではVHDファイルの置き場所がおかしなことになってしまいます。気にならない人は無視して良いのだけれど…ダウンロードまたは展開した場所から、VHDファイルが本来収まるべき場所に移動しておく必要があります。本来、VirtualBoxの仮想マシンに関するデータは、「users/ユーザ名/」内にある「VirtualBox VMs」というフォルダで管理されています。これはVirtual Boxで作成した仮想マシン関連のファイルが置かれる場所であり、仮想マシンごとにフォルダ分けされているのです。実際に「VirtualBox VMs」を開いてみますと、先ほど作成した仮想マシン「Ubuntu 12.04」のフォルダがあるはずです。ここにVHDファイルを移動すれば良いのだけれど…ここに大きな落とし穴があるなんて、この時の私は知らなかったのでした(笑)。

単純にVHDファイルをコピーして「Ubuntu12.04」を選択すると…「ハードディスクのオープンに失敗しました…」的なメッセージが出て起動しません(笑)。VHDファイル(つまりは仮想マシンのHDD)のパスが合っていないので起動しないのは当たり前ですね。

ただし、VirtualBoxのマネージャーウィンドウで、設定を変更しようとしてもダメでした。実は専用のコマンドをターミナル(端末)から打ち込まないと複製ができないようになっているんですね。

Macのフォルダ「Application/Utility」内にアプリ「ターミナル」があります。これを起動して開いた窓に「VBoxManage clonehd」というコマンドを入力することでVHDファイルが正しくコピーされます。

コマンドは以下の通りです。


VBoxManage clonehd [複製元パスとVSDファイル名] [複製先パスとVHDファイル名]

簡単な方法は、「VBoxManage clonehd」だけを打ち込み、複製元のVHDファイルをターミナルのウィンドウ内にドラッグ(パスとファイル名が自動で入ります)、その後、手動で移動先のディレクトリ内(users/ユーザ名/VirtualBox VMs/仮想マシン名)にファイルをコピーし、それをターミナルのウィンドウ内にドラッグ。手動でコピーしたファイルを削除してから、ターミナルのコマンドを実行します。

Windowsの場合でも、コマンドプロンプトで同様のコマンドを入力すれば複製できるらしいですよ。


複製が終わったことが確認できたら、複製元のVHDファイルは削除してもOKです。そしてVirtualBoxのマネージャーウィンドウで、VHDファイルの場所を変更します。方法は、「Ubuntu12.04」の設定項目の中から「ストレージ」を選択。すると、左側のリストSATAコントローラの下に赤いエクスクラメーションのアイコンが表示されていると思います。これはVHDファイル「ubuntu-ja-12.04-desktop-i386.vhd」のパスが合っていないために表示されているものなので、これを選択し、下にある割り当て除去のアイコンを押して、「ubuntu-ja-12.04-desktop-i386.vhd」の表示を消します。消さずに「仮想ハードディスクファイルの選択」をし直す方法をとると、ダイアログ表示のエラーでうまくいかないようです。一旦消したほうがラクです。

次に左側リストから「SATAコントローラ」を選択。すぐ横に表示された追加アイコン2つのうち、右側の「ハードディスクの追加」を押します。ダイアログ表示から「既存のディスクを選択」を選ぶとファイル選択ダイアログが表示されるので、先ほど移動した場所に置いたVHDファイルを選びましょう。私の場合は「users/ユーザ名/VirtualBox VMs/Ubuntu 12.04」の中の「ubuntu-ja-12.04-desktop-i386.vhd」を選びましたよ。

今度は無事に起動しました。これでひと安心ですね。


MacBook ProにRetina…

Appleが発表した新しいMacBook Proシリーズの中に、ついにRetinaディスプレイ搭載モデルが登場しましたね。標準モデルの解像度が1,440 × 900ピクセルなのに対し、Retinaディスプレイ搭載モデルの解像度は驚きの2,880 × 1,800ピクセル。「世界で最も解像度が高いノートブックのディスプレイ」というフレーズは伊達ではないようですね。そうそう。私のMacはオプションのディスプレイにカスタマイズした旧モデルのMacBook Pro(Early2011)の15インチモデルなので解像度は1,680×1,050ピクセルですが、その横解像度(1,680ピクセル)よりもRetinaディスプレイ搭載モデルの縦解像度(1,800ピクセル)のほうが大きな数値であることには本当に驚かされます。「これならばよりDTM(デスクトップ・ミュージック)でもより多くのトラック、小説を画面上に表示できるなぁ」なんて思ったりしますね。

新しいMacBook Proシリーズでは、それほど変わったようには見えない筐体も薄く(1.8cm)軽量化(2.02kg)されています。とりわけRetinaディスプレイ搭載モデルは、デフォルトでフラッシュストレージを採用していて動作も速そう。

Retinaディスプレイモデルは、2.3GHzクアッドコアIntel Core i7プロセッサ、8GBメモリ、256GBフラッシュストレージを搭載したモデル(184,800円)と、2.6GHzクアッドコアIntel Core i7プロセッサ、8GBメモリ、512GBフラッシュストレージを搭載したモデル(238,800円)の2種類あります。

私のMacBook Pro(Early2011)は、ディスプレイにカスタマイズしたほか、クアッドコアの2.2 Ghz Intel Core i7、8GBメモリ、AMD Radeon HD 6750M 1024MB
512GBのHDDを搭載して21万円くらいでした。だからRetinaディスプレイモデルがすごくうらやましい(笑)。

そうそう。現在、OS X Lion搭載のモデルを買うと、後日リリースされるOS X Mountain Lionが無償で入手できるようですね。とは言えMountain Lionは激安(1700円?)で販売されるらしいのだけれど(笑)。


固定ページ

最近の投稿

カテゴリー





カレンダー

2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

過去の日記はこちら

キーワードで検索