弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

「Ubuntu 10.04」でrootパスワードを変更…

ネットブックのメインOSを「Ubuntu 10.04」に戻したのだけれど…root(ルート)ユーザーのパスワード設定の方法をド忘れして困りました。私の記憶が確かならば、以前のバージョンでは「システム設定 > ユーザの管理」あたりでroot(ルート)ユーザのパスワードを設定できたはずですが…「Ubuntu 10.04」ではできなくなっていたんですよね。そこで、root(ルート)ユーザのパスワードを端末(ターミナル)から設定する方法を備忘録として書いておきます。

パスワードを設定するコマンド

passwd

まずは端末(ターミナル)を起動し、以下のコマンドを入力します。

sudo passwd root
//パスワードを聞かれるので現在のユーザのパスワードを入力

//root のパスワードを入力します。

//確認のため、もう一度 root のパスワードを入力します。

実際のターミナルの画像はこんな感じ

以上でroot のパスワード設定は完了です。


「Modified Mozc」の実力…

ネットブックにインストールした「Linux Mint 12」の日本語入力環境を「憩いの場」さんによるモデファイ版「Mozc」の「Modified Mozc」に変更しました。せっかくなのでその実力を試してみることにします。私が以下に示す例が一般的かどうかはさておき、日本語入力環境の優劣を知るのにある意味役に立つのではないかと思って、いちおう書いておくことにします(笑)。

変換したい語句「初音ミク」の場合

×「Anshy」…当たり前のように「初値ミク」を候補に表示。
○「Mozc」…サジェストに「初音ミク」と正しく表示。
◎「Modified Mozc」…サジェストに「初音ミク」「初音みっくす」「初音ミクの消失」まで表示。

もうこれだけでお分かりではないでしょうか(笑)。付け加えるならば、「Mozc」ではサジェストにも表示されないボカロことVocaloid「初音ミク」の姉妹である「鏡音リン・レン」「巡音ルカ」も表示します。

変換したい語句「とある魔術の禁書目録」の場合

また「とある魔術の禁書目録」という文字を入力したかったとして、「とあるまじゅつのいんでっくす」とまずは入力。変換すると「Mozc」でもサジェスト表示はできず普通に変換しても「とある魔術のインデックス」ここまでが限界。どう考えても普通は「いんでっくす」を「禁書目録」とは変換できないですよね。これは辞書登録でもしない限り難しいのが現状でしょう。

ですが「Modified Mozc」ならば、そんなことは問題にしません。「とあるまじゅつのいんでっくす」と入力すれば「とある魔術の禁書目録」と正しく変換できます。ていうか…実は「とあるまじゅ」まで入力すればサジェストに「とある魔術の禁書目録」と出てくるのでした(爆)。これで「Linux Mint 12」または「Ubuntu 11.10」での日本語入力に死角なし…といった感じですね。


やっぱり「Modified Mozc」だね

前回までに「Linux Mint 12」で使う日本語入力環境をデフォルトの「Anthy」から「Mozc」へと変更しました。変換効率が大きく上がったのを確認したのだけれど、やっぱり物足りない…。それもそのはず。「Mozc」はあくまで「Google日本語入力」のオープンソース版であり、Googleの資産である豊富な語彙の辞書を有してはいないのです。そこで「憩いの場」さんというサイト(http://linux.ikoinoba.net/)で公開されている辞書を強化した「Modified Mozc」を使うことにしました。以前も同様の記事を書いているのだけれど、改めて書いてみることにします。なお「Ubuntu 11.10」でも同様の方法で「Modified Mozc」を導入することができます。

「憩いの場」さんが提供している「Modified Mozc」を入手するのに、以前は直接3つの「Mozc」を動作させるのに必要な3つの関連ファイルをダウンロードし、手動でインストールしておりました。今回は「憩いの場」さんが公開しているリポジトリを追加して「ソフトウェアの管理(Ubuntuではソフトウェアセンター)」から「Modified Mozc」を追加することにします。

リポジトリの追加は「ターミナル(端末)」にて以下のコマンドを入力すればOKです。

sudo add-apt-repository ppa:ikoinoba/ppa

リポジトリは追加した後で有効化しなければなりません。そのためにデスクトップのメニュー上にある盾の形をしたアイコンをクリック、パスワードを入力して「アップデートマネージャ」を開きます。

「アップデートマネージャ」が開いたら、更新ボタンを押してしばらく待ちます。追加されたリポジトリが有効になると、いくつかのファイルがダウンロード、インストールされます。

続いて「ソフトウェアの管理(Ubuntuではソフトウェアセンター)」で「Modified Mozc」を追加します。「ソフトウェアの管理(Ubuntuではソフトウェアセンター)」の検索窓に「mozc」と入力します。あらかじめ通常版の「mozc」をインストール済みであれば、検索結果の一覧の中にチェックのついたアイコンが3つあるはずです(ibus-mozc、mozc-server、mozc-utils-gui)。

このうち「mozc-server」を削除し、その代わりに「mozc-server+dict」を選択、インストールします。再度「mozc」で検索結果の一覧を表示し、チェックのついたアイコンが画像と同じ状態(ibus-mozc、mozc-server+dict、mozc-utils-guiの3つ)になっていればOK。「ソフトウェアの管理(Ubuntuではソフトウェアセンター)」を閉じましょう。


無事に「Modified Mozc」のインストールが終わったならば「ibus」を再起動しましょう。あらかじめ「mozc」を追加してあったならば、「ibus」の再起動だけで使えるようになっているはずです。


もし新規で「mozc」を追加したのであれば、デスクトップのメニュー上のキーボードのようなアイコンZ(ibusのアイコンです)をクリックし「設定」を選択します。


ウィンドウ「IBusの設定」が立ち上がったら、タブ「インプッドメソッド」に切り替え「インプッドメソッドの選択 > 日本語 >Mozc」を選択します。


「Mozc」を選択したら右側のボタン「追加」を押します。するとインプッドメソッドのリスト一覧に「Mozc」が追加されるはずです。


この状態では「Anthy」が優先になっているので、「Mozc」をリストの最上位に上げます。「Mozc」しか使わないのであれば「Anthy」を選択してボタン「削除」を押すのもアリです。お使いのパソコンから消えてしまうわけではないので、使いたくなったら「追加」すれば良いのです。設定が終わったらウィンドウを閉じましょう。


「Linux Mint 12」のアップデート…

「Linux Mint 12」のリリース時期(2011年11月26日)から時間が経っている場合、新規インストールした直後にアップデートがかかることがあります。アップデートがある場合は、メニューバー上に表示されている盾のような「アップデートマネージャ」の通知アイコンが変化しますので、これをクリックします。

パスワードを求められるので入力するとウィンドウが開きます。「アップデートをインストール」でインストールが開始されます。アップデートファイルの数や接続しているインターネットの速度によって所要時間に大きな差があります。インストールが完了するまでしばらく待ちましょう。

私の環境では不思議なことにトラックパッドを突如認識しなくなりました。原因が分からないのだけれど、とりあえずUSBマウスを接続して乗り切りました(笑)。トラックパッドをハードウェア的に認識していない状況です。これは再起動後に治りました。

いずれにしてもアップデート後は再起動します。それが賢明ですね。

次回こそ、不完全な日本語環境をなんとかします。日本語入力できないと使い物になりませんので(笑)。


「Linux Mint 12」に無線LANドライバを入れる

「Linux Mint 12」を手持ちのネットブックにインストールしましたけれども、私の環境(HP Mini 1000 VIVIENNE TAM Editon)では、インストール直後は無線LANが使えません。ですので有線LANにてインターネットに接続せざるを得ませんでした。まずはその解決方法について。

「Linux Mint 12」を始めて起動すると、上部メニューバーに基盤のようなアイコンが表示されることがあります。これはハードウェアに対応したドライバーが「プロプライエタリなドライバー(開発者がドライバーの仕様を独占的に保持し情報公開していないため、Linux Mint側が管理・修正できない)」であることから、デフォルトでインストールされず、あとからインターネット経由で追加せねばならないためです。

この基盤のようなアイコンをクリックすると「Additional Drivers(ドライバーの追加)」のウィンドウが表示されます(私はスクリーンショットを後から撮り直したので、初期状態の表示と若干違うかもしれません)。そこにインストールが必要なドライバーがリスト表示されているので、右下のほうにあるボタン「Activate(有効にする)」を押してしばらく待ちます。インストールが完了したら、右下のボタン「Close(閉じる)」を押します。実際にインストールしたドライバーは再起動後に有効になります。

余談ですが…ドライバの追加の際にパスワードを求められます。そのダイアログがカッコいいです。


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