ネットブックにインストールした「Linux Mint 12」の日本語入力環境を「憩いの場」さんによるモデファイ版「Mozc」の「Modified Mozc」に変更しました。せっかくなのでその実力を試してみることにします。私が以下に示す例が一般的かどうかはさておき、日本語入力環境の優劣を知るのにある意味役に立つのではないかと思って、いちおう書いておくことにします(笑)。
ですが「Modified Mozc」ならば、そんなことは問題にしません。「とあるまじゅつのいんでっくす」と入力すれば「とある魔術の禁書目録」と正しく変換できます。ていうか…実は「とあるまじゅ」まで入力すればサジェストに「とある魔術の禁書目録」と出てくるのでした(爆)。これで「Linux Mint 12」または「Ubuntu 11.10」での日本語入力に死角なし…といった感じですね。
やっぱり「Modified Mozc」だね
前回までに「Linux Mint 12」で使う日本語入力環境をデフォルトの「Anthy」から「Mozc」へと変更しました。変換効率が大きく上がったのを確認したのだけれど、やっぱり物足りない…。それもそのはず。「Mozc」はあくまで「Google日本語入力」のオープンソース版であり、Googleの資産である豊富な語彙の辞書を有してはいないのです。そこで「憩いの場」さんというサイト(http://linux.ikoinoba.net/)で公開されている辞書を強化した「Modified Mozc」を使うことにしました。以前も同様の記事を書いているのだけれど、改めて書いてみることにします。なお「Ubuntu 11.10」でも同様の方法で「Modified Mozc」を導入することができます。
「Linux Mint 12」のリリース時期(2011年11月26日)から時間が経っている場合、新規インストールした直後にアップデートがかかることがあります。アップデートがある場合は、メニューバー上に表示されている盾のような「アップデートマネージャ」の通知アイコンが変化しますので、これをクリックします。
「Linux Mint 12」を手持ちのネットブックにインストールしましたけれども、私の環境(HP Mini 1000 VIVIENNE TAM Editon)では、インストール直後は無線LANが使えません。ですので有線LANにてインターネットに接続せざるを得ませんでした。まずはその解決方法について。
「Linux Mint 12」を始めて起動すると、上部メニューバーに基盤のようなアイコンが表示されることがあります。これはハードウェアに対応したドライバーが「プロプライエタリなドライバー(開発者がドライバーの仕様を独占的に保持し情報公開していないため、Linux Mint側が管理・修正できない)」であることから、デフォルトでインストールされず、あとからインターネット経由で追加せねばならないためです。