弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

エゾシカ肉を使用、犬のおやつ…Petken bowwow(ペッケン・バウワウ)

20120922-220200.jpg網走にある「engine」という会社が販売しているエゾシカ肉を使った犬用のおやつ「Petken bowwow(ペッケン・バウワウ)」。世界自然遺産「知床」の天然エゾシカ100%の、安心・安全な犬のおやつということなので…我が家の犬にあげてみたところ、とても喜んでおりました。今日は「Petken bowwow(ペッケン・バウワウ)」のお話。

かつて食物連鎖によって均衡が保たれていた北海道のオオカミとエゾシカ。開拓により人が増え山里が減少したことで縄張りが狭くなったオオカミは家畜を襲い始め、駆除する人の手によってやがて絶滅しました。オオカミという天敵がいなくなったことで食物連鎖の均衡が崩れ、エゾシカが増えると、山里の樹木が食い荒らされるばかりか農作物の被害も出ている…そんな北海道でエゾシカの駆除と食肉としての活用方法を模索する動きがあります。そんな中で、安全・安心な犬用のおやつというコンセプトで生まれた「Petken bowwow(ペッケン・バウワウ)」はとても素晴らしいと思います。

 網走の会社「engine」の代表の方が、東京農業大学オホーツク実学センターの技術協力を受け、斜里にある知床エゾシカファームに製造を依頼して完成した「Petken bowwow(ペッケン・バウワウ)」。天然素材(エゾシカ)のみを使っていて、香料・人工着色料・酸化防止剤・抗生物などの保存料は使われていないそうです。

20120922-220327.jpg

「Petken bowwow(ペッケン・バウワウ)」の犬のおやつは、5種類。「パラパラ(肉)」、「ジャーキー(内蔵)」、「アキレス腱」「皮」そして「角」です。鹿肉は高タンパク質、低脂肪、高鉄分なのが特徴ですが、ジャーキーに使われている肝臓や、アキレス腱、皮も肉と同様に栄養価が高いのだそう。しかも犬のおやつとして意外に思う「角」ですが、骨と同様にカルシウムと鉄分が豊富ということなんです。これら5種類がセットになって1500円です。素材と内容を考えるとお得だと思います。

ちなみに、可愛らしいバッグは800円。これは散歩にも使えそうですね。私なんかは先日、会社におにぎりを持っていくのに手頃なバッグがなくてこのバッグに入れて行きました(笑)。そんな感じで使っても良いですよね。ちなみにおやつとバッグのセットは2,300円です。おやつのバラ売りも検討しているらしいですよ。

販売先は、網走市呼人の天都山にある「abashiri天都山アンテナカフェ」。北見市内の「穏寛喫茶 番外地」でも取り扱いを始めたそうです。

とにかく「Petken bowwow(ペッケン・バウワウ)」を購入すると付いてくるリーフレットのお話が、まさに北海道開拓の歴史と食物連鎖を絡めたもので素晴らしいんです。イラストレーションも秀逸なんですよね。リーフレットについてはこちらで紹介されているのでリンクを貼っておきます。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

固定ページ

最近の投稿

カテゴリー





カレンダー

2012年9月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

過去の日記はこちら

キーワードで検索